NEWS加藤シゲアキ本人出演!新作小説『オルタネート』のスペシャルPVを配信。映像制作は気鋭のクリエイティブレーベルPERIMETRON!!

株式会社新潮社のプレスリリース

「生徒」だった頃の光景が薄れないうちに書かなければと思っていました。
創作なのに、これは間違いなく僕の物語です。――加藤シゲアキ

11月19日(木)にNEWS加藤シゲアキ、約3年ぶりとなる新作長編『オルタネート』が新潮社より刊行!発売に先立ち、加藤本人も出演するプロモーション映像の公開が決定した。

(C)PERIMETRON
©PERIMETRON

映像制作はKing Gnuのアートワーク全てを手掛けるクリエイティブレーベルPERIMETRONが担当!業界では類を見ない、スペシャルなコラボの実現となった。

『オルタネート』は加藤が初めて文芸誌に連載した長編小説だ。第1回が掲載された『小説新潮』2020年1月号には発売前から予約が殺到。ネット書店を中心に売切れ店が続出し、発売4日目となる1月24日(火)には5,000部の緊急重版が決定した。1947(昭和22)年9月創刊の『小説新潮』では、記録の残るこの60年余で「初の重版」となった。そして、刊行にあたり『オルタネート』の作品世界を表現したプロモーションムービーを制作。小説という枠組みを超えて幅広い人に訴えかける、そして同時に、小説を読むことの楽しみをより多くの人に知ってもらうための、従来のPVとは一線を画した、作品としての完成度を高めたプロモーションムービーを制作する――。加藤の発案にPERIMETRON所属の映像作家、OSRIN監督が共鳴し、今回、奇跡のコラボレーションが実現した。
 

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内容はマッチングアプリ・オルタネートを中心におこる様々な群像劇を瑞々しくエモーショナルな映像で幅広い読者に通じるストーリーとして展開。小説内に記述された様々なモチーフを登場させることで『オルタネート』読了後にも様々な解釈を楽しむことが出来るつくりとなっている。

「生徒」役として、佐藤緋美、渡部蓮、山田愛奈、葉月ひとみ、円井わんらが名を連ねたほか、作品の「筆者」役として加藤本人も出演を果たした。

また、劇中の曲は小林うてな、Julia Shortreedとのグループ・Black Boboiや、常田大希による音楽集団・millennium paradeなど、さまざまなフィールドで活躍する音楽家のermhoiが担当。小説内の登場する「イチジクの木」という詩にインスパイアされたオリジナル楽曲という、こちらもスペシャルな内容に仕上がっている。

(C)PERIMETRON
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PVは新潮社youtubeチャンネル内にて公開されるほか、順次、一部の書店店頭で動画の〈ショートバージョン〉が展開される。

加藤シゲアキ コメント

オルタネートの実在する世界を、どうにか映像で表現することはできませんか。実写化ではなく、この小説世界に寄り添うような物語を。
私から新潮社の担当編集者にそう提案させてもらったところが、この企画のスタートでした。
小説刊行のために映像作品を制作するのは、読者の想像の幅を狭めてしまう可能性もありますが、今作の場合は、むしろ想像の幅を広げてくれるように感じたのです。
ご快諾頂いた新潮社の皆様には大変感謝しております。
器量の広さとチャレンジングな姿勢に、歴史ある出版社の一端を見た気がします。
制作をPERIMETRONにお願いしたのは、私個人が彼らの作品のファンであったこともありますが、現実と非現実の交錯する自分のプランを、必ずや期待を越えた形で作品にしてくれると確信したからです。その予想は最後まで裏切られることはありませんでした。
体育館で跳ねるバスケットボールの音。生徒が駆けていく廊下。こぼれ落ちる花びら。重なる手。そしてアプリ、オルタネート。
小説から飛び出してきた描写の数々とそこに生きる人間たちに、胸に迫る痛みと柔らかなぬくもりを同時に感じました。
自分で生み出した世界のはずなのに、これほど胸を打たれるとは思ってもいませんでした。
改めてディレクターのOSRINさん、そして関わってくれたチームのみんなに感謝を申し上げたいと思います。
特にOSRINさんの作品に向かう姿勢には、大変刺激を受けました。
オルタネートという小説を愛してくれたことも、重ねてお礼申し上げます。
深く読み込み、感じ、物語を越えて想像するOSRINさんは、頼もしく、そしてチャーミングでした。
深夜に数回行ったオンライン打ち合わせは、僕の大切な思い出のひとつです。

OSRIN コメント

オルタネートという小説を読み終わったとき
これは小さな世界の大きな現象なんだと感じました。
シゲさんとの打ち合わせは子供の作戦会議みたいで、
創造と想像、お互いの見えてくる景色を共有し合いました。
オルタネートの独特なのだが、広くいろんな人の過去や今に入り込むであろう空気感をどうやったら映像に落とし込めるか考えることは
簡単ではなかったですが、とにかく楽しかった。
シゲさんが描く
丁寧な登場人物の設計
群像劇の構造
世界を分厚くする細かい描写は心地よかった。
この作品に携わったことによって今後自分が作るものに確実に影響がでる
めずらしく貴重な出会いだったと思います。
 

(C)新潮社
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著者プロフィール

加藤シゲアキ(かとう しげあき) 1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWSのメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降『閃光スクランブル』、『Burn.-バーン-』、『傘をもたない蟻たちは』『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』 とヒット作を生み出し続け、今年3月には初のエッセイ集『出来ることならスティードで』を刊行。アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。

 PERIMETRON(ペリメトロン)鬼才音楽家・常田大希、プロデューサー/デザイナー・佐々木集、 映像作家・OSRINを中心に2016年より本格的にクリエイティブレーベルとしての活動を開始。3Dヴィジュアルエディターらを含むクリエイター陣が集い、様々なアーティストのMVからブランドCMやファッションフィルムを制作。映像ディレクションの他、ジャケットアートワーク、プロダクトデザイン、スペースデザイン、雑誌でのグラフィック連載など ジャンルに縛られない多方面な創作活動をおこない、現在東京で最も刺激的でカッティングエッジなクリエーションを生み出す存在として、急速に注目を集めている。

OSRIN(オスリン)PERIMETRON所属。「白日」(MTV VMAJ 2019「Best Video of the Year」受賞)、「どろん」(MTV VMAJ 2020「Best Rock Video」受賞)、「三文小説」などKing GnuのMVを多数手がけるほか、ファッションブランドのコレクションムービーから雑誌のカバーアートのディレクションまで幅広く手がける。

「オルタネート」あらすじ

11月19日発売
11月19日発売

誰しもが恋い焦がれた青春の普遍を、真っ向から描ききる。
加藤シゲアキ、これが新たな代表作。
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。

全国配信の料理コンテストで巻き起こった〈悲劇〉の後遺症に思い悩む蓉(いるる)。母との軋轢により、〈絶対真実の愛〉を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津(なづ)。高校を中退し、〈亡霊の街〉から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志(なおし)。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋がる”とは何か。デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体――。
“あの頃”の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。

書誌情報

発売予定日:11月19日(木)/予定頁:384頁/判型:四六版ハードカバー

プロモーションムービー

(C)PERIMETRON
©PERIMETRON

https://youtu.be/ZU40ECVOTG4

特設サイト・SNS

「オルタネート」特設サイト:
https://www.shinchosha.co.jp/alternate/

公式ツイッターアカウント:
@alt_Shinchosha

『オルタネート』推薦コメント

著者と読者が、この先、何度も立ち返る里程標のような作品になるだろう。 恩田 陸(作家)

青春をアプリと五感で鮮やかに表現した。それがこの作品の独創である。 岩井俊二

本作において「運命」という言葉は、「運命」という考え方を否定するために使われる。「運命の相手」なんてものは、いない。君でいいんだ。君がいいんだ! 文芸シーンの最前線へと躍り出る、完全なる最高傑作。 吉田大助(書評家)

自分を晒し、晒される今の10代の苦しさとたくましさに胸をえぐられる。一作ごとに成長する著者の新たな境地。 瀧井朝世(ライター)

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