【映画館でオペラを】ロイヤル・オペラ『ドン・パスクワーレ』1月10日(金)公開!喜劇の名作は海外ドラマのよう⁉引く手あまたの演出家ミキエレットのセンスが光る「歳の差婚」をユニークに描いた現代的なテーマ

東宝東和株式会社のプレスリリース

バレエ、オペラともに世界最高の名門歌劇場、英国ロイヤル・オペラ・ハウスの人気公演の舞台映像を『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2019/20』として、東宝東和株式会社配給により、TOHOシネマズ系列を中心とした全国の映画館で今年も順次上映中!

 主人公である70歳の資産家ドン・パスクワーレが、若い娘と結婚しようとするも甥のエルネストや主治医のマラテスタの策略にはまり痛い目にあってしまうという喜劇の名作『ドン・パスクワーレ』。1843年にパリで初演されて以来、いつの時代も身近に感じるストーリーとドニゼッティ作曲の美しい音楽は、時代を超えて世界中で愛され続けている。
 

 今回『ドン・パスクワーレ』を演出したのは、世界中の歌劇場で引っ張りだこのイタリア人演出家、ダミエーレ・ミキエレット。ミキエレットは演出にあたり「舞台に自分の人生やイマジネーションを重ね、現実世界に結び付けるのは自然なこと」と語るように、舞台を現代に移した本作には車やスマホが登場するなど現実世界とリンクするようなアレンジが加えられている。さらに、ドン・パスクワーレが住む家が母親と暮らしていたときのままになっているなど70歳なのに中身は子供のままという主人公のキャラクター設定は『ドン・パスクワーレ』というストーリーに現代的な強い説得力を与えている、と石川氏は注目。主人公はもちろんのこと、母親との思い出をぶち壊しにする若い娘のノリーナや、彼女の恋人で悪知恵を働かせるドン・パスクワーレの甥エルネストなど個性豊かで愉快なキャラクターが大集結!石川氏は「「こんな人たち、現実にいるよね」と呟いてしまう登場人物たちは結構リアルで、まるで海外ドラマを観ているかのよう。ラストまで目が離せない」と本作の魅力について明かす。
 

 また、ウェールズ出身のバス・バリトンでドン・パスクワーレ役のブリン・ターフェル、ロシア出身の美人ソプラノでノリーナ役のオルガ・ペレチャッコ、オーストリア出身のイケメンバリトンでマラテスタ役を演じるマルクス・ウェルバ、1990年ルーマニア生まれの若手テノールでエルネスト役のイオアン・ホテアなど、さまざまな国籍の人気歌手たちの声の饗宴も本作の見どころのひとつ!石川氏は「今回はイタリア人もいないためイタリア的ベルカントのカラーはあまり感じられないかもしれないが、このようなオペラ・ブッファを映画館で鑑賞するポイントとして、彼らの表情のアップや演技、汗の一粒一粒にも注目して観ると楽しさが倍増する」と解説するように、圧巻の歌唱力とともに喜劇ならではのコロコロと変わる表情の演技は必見!映画館ならではの圧巻のサウンドと大スクリーンで是非お楽しみいただきたい。
 

 

 

 

  • ▼石川了(音楽・舞踊プロデューサー)『ドン・パスクワーレ』解説全文はコチラ

http://tohotowa.co.jp/roh/news/2019/12/27/kaisetsu_donpasquale/
 

 

  • 【あらすじ】

資産家で独り身のドン・パスクワーレは、甥のエルネストに財産を譲るつもりが、エルネストが若い未亡人にうつつを抜かしドン・パスクワーレの薦める良家の子女との結婚を断固として断るのに腹をたて、いっそのこと自分が若い娘と結婚してしまおうと決心。しかしドン・パスクワーレの主治医ながら実はエルネストの親友でもあるマラテスタが知恵を働かせ、エルネストの愛するノリーナを自分の妹ソフロニアであると偽り、ドン・パスクワーレの花嫁として差し出す。ドン・パスクワーレは天にも昇る気持ちで有頂天になるが、結婚の契約を交わした途端、この花嫁は悪魔のような悪妻に変身、年老いたドン・パスクワーレを翻弄し始め・・・。

 

【作曲】 ガエターノ・ドニゼッティ

【演出】 ダミアーノ・ミキエレット

【指揮】 エヴェリーノ・ピド

【出演】 ドン・パスクワーレ:ブリン・ターフェル、ノリーナ:オルガ・ペレチャッコ、エルネスト:イオアン・ホテア、マラテスタ:マルクス・ヴェルバ

(c) 2019 photograph by Clive Barda

1月10日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか、全国公開!!

■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/    

■配給:東宝東和

 

 

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