ヤマハ株式会社のプレスリリース
株式会社ヤマハミュージックジャパン(東京都港区)は、Steinberg Media Technologies GmbH(ドイツ ハンブルク、以下、スタインバーグ社)が開発した、音楽制作用デジタル・オーディオ・ワークステーション(以下DAW)・ソフトウェア『Cubase Pro 11(キューベース プロ 11)』と、その機能を厳選して搭載したミッドレンジグレード『Cubase Artist 11(キューベース アーティスト 11)』、エントリーグレード『Cubase Elements 11(キューベース エレメンツ11)』を11月12日(木)に発売します。
スタインバーグ ソフトウェア 『Cubase 11』
『Cubase 11』は、作曲、アレンジ、レコーディング、波形編集、ミキシングなどをサポートする総合音楽制作ソフトウェアの最新バージョンです。今回のバージョンアップでは、ワンクリックでのスライス機能などが追加されたサンプラートラックや、キーエディターへのスケール表示機能の搭載に加え、ダイナミックEQ(『Cubase Pro』のみ)などのさまざまな機能やプラグインが追加されています。また、『Cubase Artist』にもピッチ補正機能「VariAudio3」を搭載し、すべてのグレードにおいて利便性が大幅に向上しました。
用途と価格で選べる3種類のグレードを用意しており、プロフェッショナルなニーズにも応える『Cubase Pro 11』、音楽制作機能を厳選して搭載したミッドレンジグレードの『Cubase Artist 11』、エントリーグレードの『Cubase Elements 11』と、いずれもクリエイター/アーティスト/ミュージシャン/エンジニア/プロデューサーの創造力を加速させる最高のパートナーとなります。
品名
スタインバーグソフトウェア『Cubase Pro 11』
品番/価格/発売日
CUBASE PRO /R(通常版)/オープンプライス/11月12日
CUBASE PRO /E(アカデミック版)/オープンプライス/11月12日
CUBASE PRO CG(クロスグレード版)/ オープンプライス/11月12日
品名
スタインバーグソフトウェア『Cubase Artist 11』
品番/価格/発売日
CUBASE ART /R(通常版)/オープンプライス/11月12日
CUBASE ART /E(アカデミック版)/オープンプライス/11月12日
品名
スタインバーグソフトウェア『Cubase Elements 11』
品番/価格/発売日
CUBASE EL /R(通常版)/オープンプライス/11月12日
CUBASE EL /E(アカデミック版)/オープンプライス/11月12日
※アカデミック版は、学生、学校教員の皆様向けの優待販売版です。ご購入の際には、学生証、教員証等のコピーが必要となります。
◎アップデート・アップグレードについて
『Cubase 11』へのアップデート・アップグレードは、Steinberg Online Shopにてお買い求めいただけます。詳しくは、Steinberg Online Shopをご参照ください。
https://www.steinberg.net/jp/shop/
◎特別優待期間(Grace Period:グレースピリオド)について 2020年10月14日以降に「Cubase Pro」「Cubase Artist」「Cubase Elements」をご購入されライセンスのアクティベートをされたお客様は、MySteinbergを通じて無償で『Cubase 11』のライセンスを入手いただけます。無償バージョンアップ対象かどうかの確認や詳細につきましては、右記を参照ください。https://japan.steinberg.net/jp/support/grace_period.html
◎スタインバーグ サイト https://japan.steinberg.net
<『Cubase 11』の主な新機能>
1.サンプラートラック機能の向上
従来のサンプラートラックに加えて、スライス機能が追加され、サンプリングしたオーディオをワンクリックでスライスできるようになりました。また、2つのLFOが搭載され、ピッチ、フィルター、ボリューム、パンへの適用が可能となるなど、サンプラーとしての利便性が大幅に向上しています。
2.グローバルトラック(『Cubase Pro』)
キーエディター上に、以下の8つのトラックが表示できるようになりました。
●テンポトラック・拍子トラック・コードトラック・ルーラートラック・アレンジャートラック
●ビデオトラック・マーカートラック・移調トラック
3.スケールアシスタント
キーエディター上で打ち込みを行う際、エディター全体で単一のスケール、もしくはコードトラックに沿ったスケールの表示が可能となりました。スケールアシスタント内の設定で、スケール内の音のみを選択できる状態にしたり、MIDI キーなどで、どの鍵盤を弾いてもスケールに沿った音のみが鳴る状態にすることなどが可能です。また、コード構成音やスケール上にある音、スケールアウトした音で、それぞれ色分けすることが出来ます。
4.ピッチベンド, MIDI CC エディット機能の向上
ピッチベンド、CC においてオートメーションと同様にラインやカーブでのエディットが可能になりました。 ピッチベンドでは半音ごとにグリッドを表示させて、グリッドに合わせてスナップすることも可能です。
5.Frequency2 ダイナミックモード(『Cubase Pro』)
Frequency2にダイナミックEQの機能が追加されました。それぞれにサイドチェインを適用させることも可能です。
6.Imager(『Cubase Pro』『Cubase Artist』)
マルチバンドで、それぞれ指定したサウンドの定位をコントロールすることができるプラグインです。指定した帯域のボリューム、パン、ステレオ感をエディットでき、GUI 内のディスプレイで帯域ごとの位相も確認することも可能です。
7.Squasher
さまざまな音作りが可能なマルチバンドコンプです。ドライブ、ゲートを搭載し、帯域ごとに全く違った音作りができます。また、指定した帯域ごとに、それぞれサイドチェインを適用することが可能です。
8.Supervision(『Cubase Pro』『Cubase Artist』)
レベルメーターやラウドネスメーター、スペクトラムカーブや位相スコープなど計18のモジュールをUI内に最大9種類表示できるプラグインです。UI内のモジュールの構成は、自由にレイアウトすることが可能です。
9.オーディオミックスダウン機能の向上(『Cubase Pro』)
オーディオミックスダウン書出しの際に、複数の設定での同時書出しが可能になりました。これにより、異なるフォーマットのステムファイルの書き出しを一括で行う際の時間を短縮できます。
10.6種類の新しいサンプルセット
ボーカル系、シネマ系、リズム系など、さまざまなタイプのサンプルセットが6種類追加されました。
11.SpectraLayers One(『Cubase Pro』『Cubase Artist』)
オーディオファイルをスペクトラル表示して、エディットできるソフトウェア「SpectraLayers」の機能制限版が『Cubase 11』に搭載されました。簡単なエディットの他に、2MIXからボーカルだけを抜き出す機能も使用することができます。
12.サイドチェイン機能の強化
1つのプラグインに対して複数のサイドチェインが適用できるようになりました。『Cubase 11』リリース段階では、Frequency2(『Cubase Pro』のみ)とSquasherが対応しています。
13.スコア機能の向上(『Cubase Pro』)
キーエディターを操作するような感覚でオーバーレイに音符の長さやベロシティを調節できるようになりました。また、楽譜作成ソフトウェア「Dorico」で対応しているフォント「Bravura」と「Petaluma」に対応しました。
14.Cubase ArtistにVariAudio3を搭載、ARA2 に対応(『Cubase Artist』)
これまで『Cubase Pro』にのみ搭載されていた「VariAudio3」が『Cubase Artist』にも搭載され、ARA2にも対応しました。Pro/Artistでの機能の差はなく、すべての機能を使用することが可能です。
スタインバーグ 製品サイト
https://japan.steinberg.net/jp/products.html
ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/
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