CTIレーベルの傑作を(世界初)SA-CD HYBRID化シリーズがスタート! TOWER RECORDS presents CTI SA-CD HYBRID SELECTION

タワーレコード株式会社のプレスリリース

タワーレコードでは、株式会社キングインターナショナルの協力の下、60年代後半に名プロデューサー、クリード・テイラーによって設立され、70年代~80年代のクロスオーバー/フュージョンの数々の傑作を世に送り出した名レーベルCTIレコードの名盤を世界初SA-CD HYBRID化するシリーズ「TOWER RECORDS presents CTI SA-CD HYBRID SELECTION」がスタートします。

その第一弾として、12月9日(水)ジム・ホール、ビル・エヴァンス、チェット・ベイカー、ポール・デスモンドの作品をタワーレコード限定で発売します。

オリジナル・レコーディングのエンジニアはジャズ・レコーディングの巨匠として知られたルディ・ヴァン・ゲルダー(RVG)が担当。マスタリング・SACD化監修含むシリーズ総監修は和田博巳氏が務め完全生産限定盤となります。

「TOWER RECORDS presents CTI SA-CD HYBRID SELECTION」
第1弾 ラインナップ 2020年12月9日(水)発売(上段左より)
①    ジム・ホール/アランフェス協奏曲
②    ビル・エヴァンス/モントルーII
③    チェット・ベイカー/枯葉
④    ポール・デスモンド/ ピュア・デスモンド

【シリーズ監修者、ライナー執筆者紹介】
総監修、解説…和田博巳氏(オーディオ評論家)
アルバム解説…馬場雅之(タワーレコード)

■TOWER RECORDS presents CTI SA-CD HYBRID SELECTION概要

【本リリース最大の特徴】
・タワーレコード・オリジナル企画盤。完全生産限定盤。世界初SA-CD HYBRID化
・RVGスタジオのオリジナルマスターテープからコピーした極上のコンディションのマスターをDSDにダイレクト変換し、同DSDデータをそのままSACD化。オリジナルアナログ音源のサウンドを限りなく忠実に再現したSACD
・CD層も新たにDSDデータからPCM化したものを使用
・盤印刷面: 緑色コーティング(音匠仕様)
・マスタリング・SACD化監修含むシリーズ総監修は和田博巳氏
*使用音源とマスタリング:
・キングレコードに厳重保管された極めて良好なコンディションのマスターテープ(オリジナル・マスターからのコピー。RVGスタジオのマスターテープと比較しても音の劣化が少ないと思われる高音質なマスター)を使用
・マスタリング・エンジニア:辻裕行氏
キングレコード関口台スタジオで2020年10月にマスタリング

■第1弾商品詳細
SA-CD HYBRID仕様 各¥3,500(税抜)
■企画・販売: タワーレコード株式会社
■制作・発売: 株式会社キングインターナショナル

https://tower.jp/article/feature_item/2020/11/16/0101

①    ジム・ホール/アランフェス協奏曲 Jim Hall ‎/ Concierto(1975)

「ヴァン・ゲルダーによるレーベルカラーにあわせた自在な音作りの手腕が確信できる傑作」- 和田博巳

マイルス・デイヴィスの『スケッチ・オブ・スペイン』同様、スペインの作曲家ロドリーゴの名曲をジャズ・カヴァーした名盤であり、70年代のジム・ホールの代表作。メンバーはポール・デスモンド、チェット・ベイカー、ローランド・ハナ、ロン・カーターら実力派ジャズメン揃いの中、ドラムスは当時NYの一流セッションマンであったスティーヴ・ガッドが参加。ローランド・ハナの素晴らしいピアノの音色で伺える、録音を担当したルディ・ヴァン・ゲルダーのレーベルカラーに合わせた自在な音作りの手腕が確信できる傑作になっている。

 
②    ビル・エヴァンス/モントルーII Bill Evans/ Montreux II(1970)

「ライヴ録音らしいストレートで生々しい音。“動”のエヴァンスが堪能できる一枚」 - 和田博巳

ビル・エヴァンスが生涯3作リリースしたモントルー・ジャズ・フェスでのライヴ・アルバムの2作目、1970年の6月のパフォーマンス。ベースはエディ・ゴメス、ドラムスはマーティ・モレルという、エヴァンス・トリオとしては最長の6年間の活動期間を誇ったトリオでの演奏。演目の“ヴェリー・アーリー”、“34スキドゥー”、“ペリズ・スコープ”といったお馴染みのオリジナル曲から、アール・ジンダース作曲“ハウ・マイ・ハート・シングス”、バカラック作曲の“アルフィー”まで、スタジオ録音での演奏よりアグレッシヴなアプローチで聴かせる“ライヴ”なエヴァンスの姿が魅力。

③    チェット・ベイカー/枯葉 Chet Baker / She Was Too Good To Me(1974)

「エレクトリック・ピアノを配し、50年代~60年代的な古色を纏わない実に清新なサウンド」- 和田博巳

チェット・ベイカーが60年代後半はドラッグによる不遇の時代を経て、70年代に入ってからの“復帰作”と位置付けられた意欲作。選曲はほぼスタンダードがメインで、極めてジャズ寄りな内容でありながら、ピアノに関しては、すべてボブ・ジェームスが弾くフェンダー・ローズ・エレクトリック・ピアノでの演奏ゆえ、50年代~60年代的なジャズの音に終始していない清新なサウンドを演出。ドラマーはスティーヴ・ガッドとジャック・ディジョネットというスタイルもスタンスも違う2人のドラマーが参加。3曲のヴォーカル・チューンではドン・セベスキーのストリングス・アレンジとの抜群のマッチングで魅了する。

 
④    ポール・デスモンド/ ピュア・デスモンド Paul Desmond / Pure Desmond(1975)

「とろけるような甘美なアルトサックスの音色とクリーンなトーンのギターを見事にハーモニーさせたジャズ・サウンド」 - 和田博巳

デイヴ・ブルーベック・カルテットでの活動や名曲“テイク・ファイヴ”の作曲者で知られるアルトサックス奏者のポール・デスモンドが生前に残したスタジオ録音による最後のリーダー・アルバム。ポール・デスモンドのアルトサックスの特徴は1音鳴っただけでその場の空気を変えてしまう、そのフワッとしたソフトなトーン。その音色を生かすべく、60年代の一連のジム・ホールとのピアノレスのギター入りワン・ホーン・カルテットによるリーダー作同様、カナダ人ギタリストのエド・ビッカートをフィーチャーした同編成でのストレートなジャズ作。

 

CTIレーベル(CTI Records)
1967年音楽プロデューサーのクリード・テイラーによって創設されたレコードレーベル。
クロスオーバー、フュージョンのフィールドで、その黎明期から隆盛期まで、数々の傑作をリリースし後世に残すに至っている。
主要タイトルのレコーディングをジャズの名エンジニア、ルディ・ヴァン・ゲルダーが手掛けており、そのサウンドのクオリティの高さには定評がある。
時代の空気感をつたえるアートワークも魅力。

SACD(スーパーオーディオCD)とは
2.8MHz DSDを採用した高音質メディアとして1999年に登場したCDと同じ12cm光ディスク。Direct Stream Digital(DSD)方式は従来のPCM方式とは全く異なる音声信号の大小を1ビットのデジタルパルスの密度(濃淡)で表現する方式です。SACDはCDの約7倍の4.7GBの容量を持っています。この容量を生かし、アーティストや制作者側が意図したオリジナル・マスターに極めて近い高音質で、音楽をお楽しみいただけます。尚、ハイブリッドディスクの場合は、通常のCDプレーヤーで再生が可能です。

 CTI SA-CD HYBRID セレクション今後のリリース
1月上旬発売発売予定
KCTCD 1005 春の祭典 / ヒューバート・ロウズ
KCTCD 1006 ラプソディー・イン・ブルー / デオダート
KCTCD 1007 グッドバイ / ミルト・ジャクソン

2月上旬or 3月上旬発売発売予定
KCTCD 1008 ボルチモア / ニーナ・シモン
KCTCD 1009 ジルベルト・ウィズ・タレンタイン / アストラッド・ジルベルト
KCTCD 1010 ストーン・フラワー / アントニオ・カルロス・ジョビン

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