継続支援型(月額)クラウドファンディング・プラットフォーム「BASIC by MOTION GALLERY」サービス開始!“民間によるベーシック・インカム”を目指す

株式会社MotionGalleryのプレスリリース

 クラウドファンディング・プラットフォームを運営する株式会社MotionGallery(本社:東京都港区/代表取締役:大高健志)は、共感の輪をつなぎ、クリエィティブな活動の基盤をつくる継続支援型のクラウドファンディング・プラットフォーム”BASIC by MOTION GALLERY”(以下、BASIC)を12月1日(火)よりサービス開始いたします。これにより、文化施設・クリエイターは、資金を毎月継続的に受け取ることで 日々の活動の基盤を充実させることができ、メンバーは、クリエィティブな活動のプロセスやコミュニティに参加することができます。
 「民間による文化助成金」とも言える購入型クラウドファンディング、MOTION GALELRYを10年にわたり運営してきた経験を生かし、次なるチャレンジとして、BASICを始動させ、「民間によるベーシック・インカム」を目指していきます。この仕組みを通して、文化的なエコシステムを基盤から支え、クリエィティブでサスティナブルな社会づくりにさらにコミットしてまいります。

 

BASIC by MOTION GALLERY webイメージBASIC by MOTION GALLERY webイメージ

  • サービス立ち上げの経緯

 2020年2月以降、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、外出や営業、イベントの自粛が要請され、4月には緊急事態宣言が発令されました。様々な事業者が廃業の危機にさらされ、中には実際に廃業に追い込まれた事業者もいます。MOTION GALLERYでは、そうした状況を受け、「ミニシアター・エイド基金https://bit.ly/3nPbBRU)」や「山小屋エイド基金https://bit.ly/2KGd9PU)」など、新型コロナウイルスの影響で中止・延期となったイベントや施設を支援するクラウドファンディングプログラムを実施してきました。7月からはそれらを「AIDファンディング・プログラムhttps://bit.ly/3fybl6X)」としてアップデートし、文化表現活動およびソーシャルグッドな活動における「新しい日常(New Normal)」の実現をサポートしています。

 感染拡大防止と社会・経済活動の両立を目指し、皆が「New Normal」を模索する今、活動や産業をとりまくエコシステムとその基盤となるコミュニティがよりいっそう重要になっています。そうしたエコシステムの循環を絶やさないために、継続的な資金が求められています。

 また、以前から、クリエイティブな活動の企画には時間がかかるにもかかわらず、その間を支えるものが乏しいということが言われてきました。「プロジェクト」として芽生える前の探索を可能にし、クリエィティビティの土壌を豊かにしていくためには、クリエイターのベーシック・インカムのような仕組みが必要だと考えます。
 

  • BASIC by MOTION GALLERYのしくみ

BASIC by MOTION GALLERY ロゴBASIC by MOTION GALLERY ロゴ

クラウドファンディング(英語:crowd funding)は、群衆(crowd)から資金を調達する(funding)ことのできる画期的な仕組みです。BASICでは、月額での資金を募り、劇場などの文化施設やクリエイターに毎月継続的に資金を調達、クリエィティブな活動の基盤を支えます

▼コミュニティ
文化施設やクリエイター集団と応援するメンバーからなる場です。ここで、日々の活動や制作過程を共有したり交流したりすることができます。

 ▼メンバー
メンバーは、毎月定額を支援することで、クリエイターや文化施設の活動を継続的に応援することができます。オンラインセッションへの参加、制作中の作品の閲覧など、お返しを受け取ることができます。
 

  • BASIC by MOTION GALLERYでできること

【映画館・書店・劇場などの「場所」】
あなたの運営する場所や文化施設をとりまくエコシステムをオンライン上にも展開することに繋がります。それによって「新しい日常(New Normal)」への対応と、エコシステムの維持の両立を図ることができます。

【集団・ファンコミュニティ・サークルなどの「クリエイター」への応援】
毎月インカムがあることで、創作活動やリサーチ・ディベロップメントに注力しやすくなります。
また、日々の試行錯誤の様子を報告したり、次回作に向けて資料をもとに皆でディスカッションをしたりなど、日々の活動や制作プロセスをメンバーと共有することができます。

どちらにおいても、
・投資や融資ではないため、フラットな関係を築くことができます。また、公共的な価値観のプラットフォームなので、内向きになりすぎず、既にあるオフラインのつながりも尊重することができます。
・短期間で“現象”を作り新しい共感者と目標を成し遂げるクラウドファンディングと比べ、既存のファンとの継続的なコミュニケーションから関係性を深め、一緒に目標をつくる場所にもなるでしょう。
・BASICでの交流や日々の活動から企画が立ち上がり、資金を調達したい時は、MOTION GALLERYへのプロジェクト投稿をスムーズに行うことができます。
 

  • 民間によるベーシック・インカムを目指して

映画館・政府保障などの優先順位が高くなりづらい、文化芸術活動・公共活動における目下の課題は、コロナ禍で負うダメージを軽減し、「New Normal」に適応しつつクリエィションを止めないために必要な資金を継続的に確保することです。

コロナ禍以前からクリエィティブな活動は資金的に不安定な状況に置かれがちでしたが、皆が先を見通せない状況になり、どのような活動においても基盤を保障することの必要性が浮き彫りになりました。「ベーシック・インカム」のような仕組みが求められる世の中になったとも言えるでしょう。

ベーシック・インカムとは、すべての人に無条件で一定額のお金を給付する制度です。BASICは、ベーシック・インカムの定義通りではないものの、文化助成が乏しい日本においても文化施設の灯を絶やさぬよう、また、クリエイターが月々安心して暮らし活動に没頭できるよう、クリエィティブの基盤を支える仕組みです。
 

  • 株式会社MotionGallery代表・大高健志よりコメント

クラウドファンディングは資金を集めるだけでなく、 周囲の人たち、ひいては社会と関係を築き、より創造的な社会を一緒に実現するためのツールです。 私たちはそうしたクラウドファンディングを通して、 文化的なエコシステムを基盤から支え、創造的で持続的な社会づくりに さらにコミットしていきます。
 

  • Vision:MOTION GALLERY が大切にしていること

それは、現代芸術家ヨーゼフ・ボイスが提唱したビジョンである 『社会彫刻』の概念の実現です。
MOTION GALLERY はクラウドファンディング黎明期であった 2011 年に誕生し、これまで映画、音楽、舞台をはじめとするアートから、まちづくりや場所づくりなど地域に向けた活動まで、様々なプロジェクトを応援してきました。

ひとりが勇気を持って立ち上げたプロジェクトに、誰かが共感し、支援する。クラウドファンディングに集まる支援は、単なる消費活動の結果ではありません。今より創造的な社会を一緒に実現するために託した想いであり、応援される人も応援する人もみな等しく、これからの未来をつくる“クリエイター”なのだと言うことができます。

クラウドファンディングを立ち上げることは、とても勇気のいることです。私たちはこれからも、プロジェクトひとつひとつが秘めている可能性を丁寧にすくい上げ、実現に向けて並走し、形にしていきます。何よりも、ひとりの思いや活動が社会をより良い場所へ変えていくことを、MOTION GALLERY は信じています。

みんなの思いや活動を形にし、創造的な社会を作り上げる活動全てがアートであるという芸術家ヨーゼフ・ボイスのビジョン「人間は誰でも芸術家である。」を具体化する場所。それが MOTION GALLERY です。

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一般のお問合せ:contact@motion-gallery.net
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MOTION GALLERYは、みんなの共感をパワーに、社会に新しい体験・価値観をもたらす創造的なプロジェクトを実現するクラウドファンディング・プラットフォームです。https://motion-gallery.net// 

▼Podcast https://propo.fm/motiongallerycrossing

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