パインプレーリー合同会社のプレスリリース
初ステージとなった新体制・紗音都の岩村柚希(左)と湊菜津子(右)
この秋、2人組として再出発を図った同ユニットは、川崎・セルビアンナイトで行われたライブイベント「アイドルギークVol.146-紗音都新体制お披露目SP-」へ登場。その後、同会場の「PUELLAE SOLEMNE新衣装お披露目主催」にも出演し、メンバーの岩村柚希と湊菜津子は、客席にいたファンたちの心をつかんだ。
■地中海の風をただよわせるリズムと共に4曲を披露した初ステージ
紗音都は、バルカン地方の民族音楽をベースにスカ・レゲエ・ヒップホップなど多彩な音楽を融合させて、特徴的な音とリズムを奏でる開放系ボーカルユニット。地中海の青や緑をイメージした爽快感と、バルカン地方の悲哀を表現するアイドルとして活動の幅を広げている。
2020年1月に3人組としてデビューを飾った同ユニットは、コロナ禍の影響を受けて一時期は活動を縮小。6月から新メンバー募集オーディションを開始し、9月にレギュラーのラジオ番組「紗音都のしゃねしゃねするぞ!」(渋谷クロスFM)で、候補生である湊と岩村の合格を発表していた。
そして、発表から約2ヶ月。川崎・セルビアンナイトでのステージデビューを飾った2人。緊張した面持ちながら、地中海の風を思わせるようなオープニングSEを受けて登場した岩村と湊を、客席は温かな拍手で迎え入れていた。
彼女たちの初めてのパフォーマンスとなったこの日の1曲目は「Heave-ho!」で、アップテンポなビートに合わせてステージの幅を目一杯に使い、軽快な歌声とフォーメーションの妙でみせた。続く2曲目に披露した「Volim te」では、空気が一変。客席の後方へ向かいまっすぐに視線を向けた2人は切なげなハーモニーを奏で、クールな一面をかもし出していた。
その後、この日初めてのMCで自己紹介をした岩村と湊。岩村は「バルカン民族音楽を取り入れたユニットで、独特のリズムと音色が特徴です」と挨拶。さらに、「先輩たちが作ってきてくれた紗音都を受け継ぎつつ、この2人で新たにユニットとして成長していきます」と決意を示し、2人そろって「応援よろしくお願いします」とアピールした。
緊張した面持ちで自己紹介する岩村柚希
湊菜津子は真剣な表情で抱負を語った
ふたたびパフォーマンスへと戻り、軽快なイントロと共にスタートしたのは、序盤から終盤にかけて加速していくような展開が記憶に焼き付く「God Soul」。カラフルな照明を受けて歌い上げた「やっパッパのパラダイス」では、彼女たちの振り付けに客席も食らいつき、ふたたびのMCを挟み、岩村と湊の2人はステージを跡にした。
■経歴はそれぞれ違えどたがいにステージを目指した岩村と湊
初ステージを終えた直後、インタビューに応じてくれた2人。緊張がやや溶けた面持ちで、それぞれアイドルを目指した理由を明かしてくれた。
元々、ライブや握手会へ足を運ぶほどのアイドルファンだったと話す岩村は「小学生時代から有名になりたいと漠然と考えていたけど行動に移すことはなくて、でも、大学生になり将来の進路を考えている中でステージへ懸けてみようと思いました」と吐露。一方の湊は、小学校から高校生にかけて地元の合唱団へ所属していた経験もあり「ステージに立てる仕事はないかと様々なオーディションを受け続ける中で、ようやくたどり着いたのが紗音都でした」と、加入までの経緯を語った。
レッスンを重ねてようやく迎えた本番について「私が目線を誰か一人に合わせたら、その人が驚くような表情をしてくれたのが楽しかったです」と話したのは岩村。湊は「スポットライトを浴びながら、客席よりも少し高いステージで歌える環境が好きだと改めて実感しました」と、素直な感想を述べた。
ただ、彼女たちの活動はスタートしたばかり。岩村は「バルカン音楽を取り入れているユニットは私たちだけなので、日本で唯一といわれるほどのアーティストになりたい」と決意。湊は「紗音都を通して、バルカン音楽が思い浮かぶほどの影響力を持てるユニットになれれば」と、近い未来を見据えた。
おなじみの曲を二人でアレンジし自分たちの曲とした
その後、この日の2ステージ目となった「PUELLAE SOLEMNE新衣装お披露目主催」では、「Volim te」「God Soul」「やっパッパのパラダイス」の3曲を披露。記念すべき初めてのパフォーマンスを終えて、彼女たちは本格的な一歩を踏み出した。
「やっパッパのパラダイス」では独特の手の振付を披露
文・カネコシュウヘイ 写真・カネコシュウヘイ、パインマツ
<紗音都公式サイト>
https://www.shanet.info/
<ライブ情報>
https://www.shanet.info/live