「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチームのプレスリリース
この度、杉良太郎特別防犯対策監が、特殊詐欺被害防止の啓発活動として京都府警察本部を訪問しました。京都府は杉対策監が初舞台を踏み、長い時間を過ごしたゆかりの地でもあります。京都府の特殊詐欺被害は、昨年に比べて件数・被害額共に減少していますが、依然として高水準で推移しており、特に警察官や銀行職員を装いキャッシュカードを狙う手口が全体の7割以上を占めています。
これに対し、杉対策監は「電話で知らない人からお金の話が出たら、まずは電話を切ることを徹底してください。」と注意を呼びかけました。
- 訪問先レポート
■『SOS47のメンバーは、警察の一員として奮闘しています』
記者からこれまでのSOS47の活動について聞かれると、杉対策監は「SOS47のメンバーは特殊詐欺についての勉強会をしたり、警察の一員として本格的にこの問題に取り組んでいます。そして、全国の都道府県警察本部を訪問して現場の捜査員の意見を聞き、対策に取り入れるようにしています。」と説明をしました。
これからの活動について聞かれると、「今年はコロナ禍の影響で、国民の皆さんの前で大規模なイベントを行うことは難しかったので、ポスターや動画の製作に力を入れました。今後は、年々巧妙になってきている騙しの手口についての新しい動画の製作をしていきたいと思っています。」と回答しました。
更に、「特殊詐欺に騙されないようにするには、犯人と電話で話さないことが重要です。最近は、警告機能や録音機能の付いた電話機が出ているので、これを普及させたいと思っています。」と今後の対策についても、積極的に取り組んでいく想いを伝えました。
■ 『家族や地域の絆を深めて特殊詐欺と戦いましょう』
京都府の詐欺被害の現状について聞かれると、杉対策監は「京都は地域の絆が強いイメージですが、特殊詐欺の被害が高水準で推移していることから、家族・地域の絆が希薄になっているのではないかと心配です。コミュニケーションを取ることが有効な対策になるので、是非家族・地域の絆を深めていってほしいです。」と話しました。
また、「コロナ禍が収束してきたら、小中高の学校をSOS47のメンバーが訪問し、孫世代に向けて特殊詐欺について話す機会を作ろうと思っています。メディアで発信しているだけでは、どうしても他人事だと思い、自分のことだと認識してくれない高齢者が多いのが現状です。しかし、子や孫から直接“気を付けてね”と言われると説得力があると思います。家族全体で高齢者を支えて特殊詐欺と戦っていきましょう。」と、周りが支える事で、被害が防止へと繋がることを、熱い想いを持って伝えました。
- 実施概要
■催事名:京都府警察本部における広報啓発
■実施日:2020年11月25日(水)
■実施会場:京都府警察本部
■実施者:
「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(SOS47)
特別防犯対策監 杉 良太郎 氏