SILKROAD JAPANのプレスリリース
一般社団法人SILKROAD JAPAN(https://silkroadjapan.org/about/)は、2020年12月21日(月)冬至の宵、紀尾井小ホールにて「re-connectするシルクロード(Reconnecting Silk Road Musical Journey)」を開催いたします。
第一部では、洋の東西を問わず存在する「五大元素(地水火風空)」の宇宙観を元にした小編成でのアンサンブルを、また第二部では、今回の公演のために特別に胡弓奏者・作曲家の木場大輔氏によって書き下ろされた楽曲を中心にした出演者9名全員でのシルクロード・アンサンブルと、昨年亡くなられた雅楽演奏家・芝祐靖氏の楽曲等、今回の特別編成ならではの響きをお届けいたします。
「かつてのシルクロードの終着点と言われる日本から西へ、音楽を通した新たな繋がりを描く」をコンセプトに2018年に始まったシルクロードプロジェクトの一つの集大成になります。
新たな時代の幕開けに、異なるアイデンティティーを持つ個人と文化が出会うことで生まれる新たな価値を感じていただけましたら幸いです。
尚、当コンサートは新型コロナウィルス感染拡大防止のガイドラインに準じた対策を講じて開催いたします。
【公演情報】*公演詳細:https://silkroadjapan.org/reconnecting-silkroad/
♦タイトル:re-connect:リコネクトするシルクロード(英文名:Reconnecting Silk Road Musical Journey)
♦公演日時:2020年12月21日(月)18:00開場 19:00開演
♦開場:紀尾井小ホール(東京都千代田区紀尾井町6−5)
♦ご予約:チケットぴあ(Pコード:189494)にて絶賛受付中
♦チケット情報:(全席指定・税込)5500円
♦出演者:
小山豊(津軽三味線)、木場大輔(作曲・胡弓)、中村香奈子(雅楽 龍笛・排)
山野安珠美(箏)、大塚惇平(雅楽・笙)、常味裕司(アラブ音楽・ウード)
寺原太郎(北インド古典音楽・バーンスリー)、立岩潤三(パーカッション)
岩崎和音(ペルシャ音楽・サントゥール)、田中紗樹(舞台美術)
♦演奏予定曲:
【第一部】
・空:五常楽序 龍笛独奏
・地:イラン・ペルシア古典音楽「Moj」、小山豊作曲「Karma」
・水:一ノ瀬響作曲「Weaving and Shining」
・火:「八千代獅子」、「Longha Bouselik」、「Samaii Darij Hijaz」
・風:横笛とバーンスリーによる即興演奏
【第二部】
・シルクロード組曲より~瑠璃・唐草・玻璃~(胡弓奏者・木場大輔作曲)
・曹娘褌脱(雅楽演奏家・芝祐靖作曲)
*やむをえず、出演者・曲目が変更になる場合がございます。
*新型コロナウィルスの感染拡散防止への対応策として、収容定員の半分以下の座席を販売致しますが、状況に応じて座席の追加販売および停止を行う可能性がございます。
*チケットご購入の前に、当法人ウェブサイト内関連公演情報欄に掲載の注意事項を必ずお読みの上ご来場下さい。
♦主催/お問合せ:一般社団法人SILKROAD JAPAN
Tel:050-1001-6933/silkroadjapan2020@gmail.com
【団体概要】
名称:一般社団法人SILKROAD JAPAN
所在地:東京都大田区南千束1-23-15
電話番号:050-1011‐6933
URL: https://silkroadjapan.org/
メール:info@silkroadjapan.org
Facebook: fb.me/silkroadjapan2020
Instagram: https://www.instagram.com/silkroad_japan/
【出演者プロフィール】
●岩崎和音(イラン・ペルシア古典音楽 サントゥール)
大阪音楽大学作曲学科音楽学専攻卒業、イラン国立テヘラン大学大学院芸術学部音楽学科イラン伝統音楽演奏コース(サントゥール)修士課程修了。伝統的な音楽理論を、国内外で教鞭を執るDariush Talaei氏、サントゥール演奏法を、西欧でも活躍するKamkar兄弟に師事。テヘラン大学より最優秀国際学生賞受賞。日・イラン国交樹立90周年記念式典にて演奏。現在まで、テヘランや日本国内各地で演奏活動を行う。サントゥールレッスン教室「パルディースPardis」主宰。最近では、原摩利彦氏によるCD『PASSION』(2020)への参加、BSキャンパスon『中東の政治』(2020)へのテレビ出演など。
●小山豊(津軽三味線小山流三代目)
幼少より津軽三味線小山流宗家(祖父)小山貢翁に師事。日本最大流派の1つである小山流の三代目として、国内・海外で演奏活動を行っている。2001、 2002年 (財) 日本民謡協会津軽三味線コンクールで優秀賞を連続受賞。2011年には自身が結成した津軽三味線ユニット、OYAMA x NITTA で、ニューヨーク・カーネギーホール主催コンサートを成功させ、NY TIMESから称賛を受けた。ゲーム、CM等レコーディングやテレビ出演、サウンドプロデュース、指導などその活動の幅は広く多方面のジャンルにおいて活躍中。津軽三味線や民謡の魅力を伝えるため、伝統の継承とともに、枠にとらわれない柔軟な新たな解釈で既存には無いサウンドを生み出し続けている。http://oyamayutaka.com/
●木場大輔(胡弓 作曲)
淡路島出身。甲陽音楽学院にて音楽理論とピアノを学ぶ。古典胡弓を原一男師に師事。一方で文楽、風の盆、尾張万歳など日本各地で伝わる胡弓の奏法を研究。胡弓の伝統を尊重しつつも、四絃胡弓の開発、作曲など、胡弓の可能性を追求している。吉田兄弟全国ツアーや、人形舞のホリ・ヒロシ氏との公演、映画「駆込み女と駆出し男」サントラ、NHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」での吹替え演奏など、幅広く活動を展開。NHK Eテレ「新春眼福!花盛り」に出演、またNHKワールド「Blends」で全世界に繰り返し放送されるなど、注目の演奏家。胡弓重奏プロジェクト「弓連者」主宰。「絹擦会」を東京・横浜・大阪にて主宰。
●大塚惇平(雅楽 笙)
ヴォイスパフォーマンスの活動を通して笙の響きの世界と出会う。早稲田大学第一文学部卒業。音楽文化論を小沼純一氏に師事。田島和枝氏に笙の手ほどきを受ける。その後、東京藝術大学音楽学部邦楽科雅楽専攻卒業。笙、琵琶、右舞、歌物を専攻。卒業後、笙、右舞、歌物を豊英秋氏(元宮内庁式部職楽部首席楽長)に師事。雅楽古典の演奏・研究をベースにしつつ、現代音楽や即興演奏、他ジャンルとの交流を積極的に行う。近年では各地の芸術祭やコンサートホール、アートスペースでの演奏、神社仏閣での奏楽奉仕等、精力的に演奏活動を行っている。
http://ohtsukajumpei.com
●常味裕司(アラブ音楽 ウード)
日本では数少ないウード奏者。民族音楽センター(若林忠宏氏主宰)在籍中、アラブ音楽に出会う。スーダンのウード奏者ハムザ・エル=ディン氏のもとで演奏法を学び、89年よりチュニジアへ渡りアラブ世界を代表するウード奏者、アリ・スリティ氏(元チュニス国立音楽院ウード科教授)に師事、本格的にアラブ音楽を学ぶ。アラブ圏や海外の国々での演奏多数、日本においては、ソロ活動およびアラブ音楽アンサンブル「ファルハ」や「アラビンディア」を主宰し、様々な演奏家、舞踊家、パフォーマーと共演。NHKスペシャル[新シルクロード]第2部の音楽、録音にも携わる。洗足学園音楽大学ワールドミュージックコース・ウード講師。http://www.oud.jp
●寺原太郎(北インド古典音楽 バーンスリー)
91年より巨匠ハリ・プラサード・チョウラスィア師の弟子である中川博志氏に、96年より巨匠ニキル・ベナルジー師の愛弟子H.アミット・ロイ氏に師事。06年より継続的にオーストラリアWoodford folk festivalに出演。07年坂本龍一プロデュース「ロハス・クラシックコンサート」出演。映画「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ永遠に」(2011)、映画「るろうに剣心」(2012、2014)、スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」(2015)で挿入曲を演奏。インド、オーストラリア、南米、北米をはじめ国内外で演奏活動を行う。インド古典音楽の深い理解に基づく、叙情的かつダイ ナミックな演奏で、各方面より高い評価を受ける。http://srgmtaro.jimdo.com/
●立岩潤三(パーカッション)
タブラ・バヤを吉見征樹/プラフーラ・アタリーに、ダルブカをスス・パンパニン/セルダール・バグティルに師事。グレン・ベレスからフレームドラム、ファルボード・ヤードッラーヒからトンバクのプライベ-トレッスンを受ける。こういった中近東〜インドの打楽器で実際にその国の古典音楽/トラッドを演奏すると共に、その可能性を探るべくロック、ポップス、ジャズ、古楽、各種ダンスや舞踊、ライブペイントとのコラボレーション等、幅広いジャンルへのアプローチを行っている。2016年8月に初のパーカッションソロDVDを発売。
http://tateiwajunzo.wix.com/tateiwajunzo
●中村香奈子(雅楽 横笛 正倉院復元楽器 排簫)
連綿と受け継がれてゆく呼吸、笛の音に導かれ雅楽と出会う。笛の手ほどきを赤尾三千子氏に、横笛・左舞をはじめ雅楽全般を芝祐靖氏(元伶
楽舎音楽監督)に、古代歌謡、右舞を豊英秋氏(元宮内庁式部職楽部首席楽長)各師に師事。東京芸術大学邦楽科雅楽専攻卒業。「香風舎雅楽之会」を主宰し、自らも演奏企画や、学校公演、後進の指導、こころ楽しい雅楽の普及等、多岐に活動を展開している。「花舞鳥歌風遊月響雅楽団」「雅楽三昧中村さんち」共同主宰。「雅楽」を主軸に、場との響き合い「かむながらの笛(即興演奏、自然の笛)」をライフワークとする。
●山野安珠美(箏)
山口県出身。東京都在住。沢井忠夫、沢井一恵の両氏に師事。NHK邦楽技能者育成会第44期修了。平成14年度文化庁新進芸術家国内研修員。平成19年度山口県芸術文化振興奨励賞、平成28年度エネルギア音楽賞等受賞。国内外において様々な可能性を求め、ソロリサイタルの他参加ユニットでの公演、洋楽器や民族楽器等ジャンルの異なる演奏家との共演、TV・ラジオへの出演、多数のCD録音への参加など、邦楽の世界にとどまることなく幅広い演奏活動を展開。現在、沢井箏曲院師範。AUNJクラシックオーケストラ、Dual KOTO×KOTO、箏カルテット螺鈿隊メンバー。
●田中紗樹(舞台美術)
サンフランシスコ生まれ。東京在住 絵描き。女子美術大学 油画科卒業。アトリエでの制作活動の他、あらゆる土地に興味をもつ。「日常を移動させる」ことによって各地に絵を残していく。その土地のカラー、リズム、温度を感じ創作を続けている。即興的な面白さ、遊び、communicationの場を求めて国内外で制作中。
HP : https://www.sakitanaka.jp
Instagram : https://www.instagram.com/sakitanaka0119/