100年の伝統校が、「音楽×テクノロジー×ビジネス」で“EX”を促す

学校法人大阪音楽大学のプレスリリース

100年以上の歴史と伝統がある大阪音楽大学(豊中市庄内幸町、学長:本山秀毅)が、2022年4月新たに音楽・エンタテインメントビジネスのプロフェッショナルを育成する「ミュージックビジネス専攻」を開設します。

 2015年の創立100周年を機に、2016年にはミュージッククリエーション専攻、ミュージックコミュニケーション専攻を開設。その後も新たな専攻を開設し、この延長での新専攻開設となります。

 ミュージックビジネス専攻のキーワードは「音楽×テクノロジー×ビジネス」。音楽大学としての知見やスキルに加え、ICTやビジネス領域も学ぶことで、今後の日本において改めて産業としての期待感が高まる音楽・エンタテインメント業界のプロフェッショナルを育成・輩出し、21世紀の社会に貢献します。
 コロナ禍によって注目を集めた、DX(デジタル・トランスフォーメーション)という概念。これまでの対面式のコミュニケーションや、書類・押印などの習慣から、オンラインでのコミュニケーションに軸足を移す動きを表すキーワードですが、対面型のコミュニケーションに比べ感情や微妙な表現が伝わりにくく、仕事によっては効率の悪さが課題となっています。
 また、オンラインでのビジネスにおいては簡単に商材の価格やスペックが比較されるため、いかにユーザーの心をつかむか、つまりエンゲージメントの獲得が重要となってきています。
 大阪音楽大学は、こうしたDX後の社会における音楽・エンタテインメントの役割が、単にこれまでの作品やイベントをユーザーに購入してもらうだけでなく、情緒的なオンラインコミュニケーションを可能にしたり、ユーザーのエンゲージメントを獲得するためのソリューションとして機能することも視野に入れています。つまり、DXの先のEX(エンタテインメント・トランスフォーメーション)を社会に働きかけていこうという狙いです。
 デジタル化の進展で音楽・エンターテインメントのビジネス構造が大きく変化しています。グローバル化、クラウド化などの変化に対応できる若い人材が求められていることは間違いありません。在学中に起業体験し、起業家精神をもった、事業創出ができる日本の未来を担う人材を社会に送り出していきます。

       

ミュージックビジネス専攻ロゴミュージックビジネス専攻ロゴ

ミュージックビジネス専攻概要
■設置概要
正式名称・略称:大阪音楽大学 音楽学部 音楽学科 ミュージックビジネス専攻(MB専攻)
設置場所:大阪音楽大学(豊中市庄内幸町)
教員予定数:客員教授10名、客員准教授2名、特任教授1名、専任教授2名、専任教員(予定)3名
学費:(初年度)入学金20万円 授業料105万円 施設費40万円 
※全学生PC支給

■特色① カリキュラム ~夢の実現に向けたカリキュラム~

主な科目
【音楽・エンタテインメント業界の基礎を学ぶ】
●アーティストマネジメント論…アーティストマネジメントの実務について学ぶ
●ライブイベント制作…ライブ配信スキルを含むイベント制作
●日本のA&R史/世界のA&R史…原盤制作や最新の音楽トレンドを歴史から考察する

【新しいテクノロジー・スキルへの対応】
●WEBマーケティング基礎…WEBやSNS活用をし、ユーザー行動データを活用したマーケティングを学ぶ
●音楽テクノロジー…Javaなどのプログラミング言語から、HTML、CSS、Xcodeまで学ぶ
●映像制作・編集…Adobe Premier・TouchDesignerなどのアプリ活用スキルを身につけ、映像のセンスを磨く

【発想力を磨き、起業も視野に】
●起業家マインドと発想法…音楽にかかわる事業構築を研究
●エンタテインメントソリューション演習…ファンクラブや企業とのコラボで、商材ではない音楽の使い方を学ぶ
●知的財産管理…国家資格「知的財産管理技能士」取得を通して、アイデアの活用を学ぶ

■特色② 教員陣 ~一流の業界人が、学びをサポート~

《特任教授
●山口 哲一
音楽プロデューサー / エンターテック・エバンジェリスト / クリエイティブ・ディレクター / 「デジタルコンテンツ白書」(経済産業省監修)編集委員 /「CiP協議会」フェロー /iU客員教授 /経済産業省「ブロックチェーン技術を活用検討会」委員
国際基督教大(ICU)高校卒。早稲田大学 在学中から音楽のプロデュースに関わり、中退。株式会社バグ・コーポレーションを設立。「SION」「村上”ポンタ”秀一」「佐山雅弘」「村田陽一」「こだまさおり」など実力派アーティストのマネージメントを行う。プロデューサーとして「東京エスムジカ」「ピストルバルブ」「Sweet Vacation」など の個性的なアーティストをデビューさせた。
時代の変化に鋭敏に対応し、2011年から著作活動も始める。国内外の音楽ビジネス状況の知見を活かし、エンターテイメントとテクノロジーの関係について提言を続けている。『新時代ミュージックビジネス最終講義』ほか著書多数。起業家育成、新規事業開発も積極的に行っている。2020年にエンターテインメント✕テクノロジーのスタートアップスタジオStudioENTREを設立し、代表取締役に就任、現職。

《客員教授》
●伊東 宏晃
エイベックスグループ入社、宣伝、マネジメント等を経験した後、小室哲哉氏のマネージャーとして米国に拠点を移し制作業務全般を経験。グループ内にクリエイティブチーム「tearbridgeproduction」を設立し、長尾大、多胡邦夫、BOUNCEBACK、その他の新人作家を育成し、数々のミリオンヒットをプロデュース。マネジメントとしてSentimentalBus、ROADOF MAJOR、SEAMO、mihimaruGT、木山裕策、Da-iCE、Beverlyなど実力派アーティストを発掘、育成、各レコード会社と契約しヒットへ導く。エイベックス・マネジメント(株) 代表取締役に就任しアーティスト、クリエイター、アスリート等のマネジメントから新人開発、レーベル運営、また、FC、MD、ECなどのファンクラブビジネスまでエンタメ360度ビジネスの経営に携る。現在は独立し、tearbridgeproduction株式会社 代表取締役。

●梶 望 
1995年(現)日本コロムビア入社。1996年(当時)東芝EMI入社(その後、EMI MUSIC JAPANへ社名変更。ユニバーサル ミュージック合同会社に吸収合併)。宇多田ヒカル、AI、今井美樹、MIYAVI、GLIM SPANKYなどの宣伝プロデュースを担当。2017年、宇多田ヒカルのレーベル移籍に伴い、ソニー・ミュージックレーベルズに入社。 現在はEPICレコードジャパンにて宇多田ヒカル、いきものがかりを中心としたレーベル業務の他、新規事業も兼務。

●鈴木 貴歩
ゲーム会社、放送局を経て、2009年にユニバーサルミュージック合同会社に入社。デジタル本部本部長他を歴任し、音楽配信売上の拡大、全社のデジタル戦略の推進、国内外のプラットフォーム企業との事業開発をリードし、2016年に起業。現在は日米欧の企業へのエンターテック領域の事業戦略、事業開発、海外展開のコンサルティング事業に加え、日米中のスタートアップのアドバイザーも務める。パレードオール株式会社代表取締役。エンターテック・アクセラレーター。

●中井 秀範 
1981年吉本興業に入社。ダウンタウン等のマネージャーを歴任し、テレビ番組・映画・舞台のプロデュースも担当。2002年KDDIとの合弁によるインターネット事業会社・ファンダンゴの代表取締役に就任。2006年には吉本興業 制作営業統括本部 執行役員権利開発センター長、吉本音楽出版 代表取締役、2007年にはよしもとファンダンゴ 代表取締役社長に就任。2015年に吉本興業を退社し、一般社団法人日本音楽事業者協会専務理事に就任。

●中川 悠介 
きゃりーぱみゅぱみゅなど世界で活躍するアーティストが所属するアソビシステムを2007年に創業。「青文字カルチャー」の生みの親であり、日本で最もクリエイティブで最先端なポップカルチャーを創造するとともに、国内外で開催されるライブイベントや各種メディアを通じ、世界に発信し続けている。内閣官房「クールジャパン官民連携プラットフォーム」構成員を務め、国内におけるインバウンド施策も精力的に行う他、新規事業の開発にも積極的に取り組んでいる。

●西尾 周一郎 
4歳からエレクトーンを習い始め学生時代はバンド活動や音楽制作にのめり込む。2007年に音楽家の支援を理念とする株式会社オーディオストックを設立。運営するストックミュージックサービス「Audiostock」では、クリエイターから音楽作品をお預かりし、動画制作者への販売、音楽配信代行サービス、音楽出版事業などを展開し、音楽作品の収益化に取り組んでいる。

●沼田 功
東京大学文学部卒、大和証券公開引受部で、ビットバレー全盛期に楽天、サイバーエージェントなど、数々のIT企業の上場に尽力。日中合弁ファンド設立にも携わる日本の金融界有数の中国通でもある。サイバーエージェント社外取締役。

●野田 威一郎 
香港で中学、高校(漢基国際学校)時代を謳歌し、1997年に日本に帰還。クラブでイベント企画、デザイナーをしながら、慶應義塾大学を2004年に卒業。同年、株式会社アドウェイズに入社、メディアディビジョンマネージャーとして上場を経験。2008年に独立しインターネットサービスでクリエイターを支援する会社「Wano株式会社」を設立。2012年にはチューンコアジャパンを立ち上げ、現在に至る。

●松田 一敬
合同会社SARR代表執行社員。デジタルマネー・プラットフォーム提供のDigitalplatformer共同創業者兼取締役。世界標準のブロックチェーン開発のソラミツ共同創業者。産科遠隔診断のメロディー・インターナショナル取締役。バイオ、遠隔医療、アニマルヘルス、自動運転&新交通システム、環境等のスタートアップを支援。大学等の研究成果の事業化と地域活性化を得意とする。京都にてアクセラレータ運営。シリコンバレー・イスラエルを拠点とするBenhamou Global VenturesにてJapan Advisory Partner。NEDO技術員、JAXA s-boosterメンター、SMBC未来アドバイザー、文科省国立研究開発法人審議会委員。RISTEX(社会技術開発センター)「科学技術イノベーション政策のための科学」プログラム・アドバイザー。慶應大学(経)、INSEAD(MBA)、北海道大学(医学博士)。

●水野 有平
ワイズ合同会社 代表執行役CEO。野村ホールディングス株式会社 シニアエグゼクティブアドバイザー。作詞、作曲家。日本音楽著作権協会(ジャスラック)正会員。PwC Japanグループデジタル最高顧問。元YouTube日本代表。グーグル執行役員。YouTubeのグローバルリーダーシップの一員として、日本における戦略、マーケティング、収益化、パートナーシップ、新規案件など、事業戦略の立案と実施の責任者を務める。07年、日経エンタテインメント、時代を動かす100人に選出。日経クロストレンド、アドバイザリーボードメンバー。一橋大学大学院(ICS)修了。

《客員准教授》
●坪井 安奈
パラレルキャリア(複業)を実践して7年。慶應義塾大学を卒業後、小学館へ入社。「女性セブン」の編集に携わった後、25歳で退職し、パラレルキャリアを開始。タレント兼編集者として、IT業界誌「Grand Style」創刊編集長、美容メディア「HowTwo」編集長を務める。29歳でシンガポールへ移住し、日本と行き来する二ヶ国生活へ。現在は、タレント/編集/企業広報を手段として、「伝える」を軸に活動中。レギュラー番組に「賢者の選択」「辻敬太のハピジャパ」など。

●文原 明臣
19歳の時にF1の世界に惹かれ、モータースポーツの世界へ。プロドライバーを目指し、スーパーカート、フォーミュラへとステップアップするが、目標に届かず夢を断念。その後、2011年に音楽×ITを用いたよりよい音楽の在り方を構想し、nana music Inc.を創業。2013年4月にはnana musicの日本法人である株式会社nana musicを設立し、米国法人から日本法人へ本社移管。現在、株式会社nana music代表取締役社長。

《専任教授》
●岡本 忠好
早稲田大学社会科学部社会科学科卒業。大学卒業後、当時の徳間音楽工業株式会社に入社。邦楽の宣伝を担当した後、1987年株式会社ポニーキャニオンに転職。TheAlfee、藤井フミヤ、エレファントカシマシなど多数のアーティストのA&Rを担当、退社後ジャングルランド設立、代表取締役就任。インディーズを中心に多くのアーティストをプロデュース、広告代理業務を行う。2004年より東京の音楽専門学校にて専任教員として勤務、エンタテインメントプロデュース部門部長、デビュー・就職部部長、評議委員、学校長補佐などを歴任。2020年4月より現職。

●西川 典彦
慶應義塾大学文学部心理学専攻卒業、デジタルハリウッド大学院デジタルコンテンツマネジメント専攻修了。新卒でレコード会社に入社。バックヤード以外のほとんどの職種を経験。デザイン部門とネットワーク部門でマネージャー職。当時増えはじめた違法コンテンツ、違法サイトなどの影響・危機感から、在職中に大学院でデジタルコンテンツについて学ぶ。大学院の修了課題である「事業計画発表会」にて、「審査企業」「教員」「同期生」の3部門すべてで、評価1位を獲得した。レコード会社退職後、アーティストマネージャーに。担当したアーティスト「中村 中」のディレクターとしてレコード大賞優秀アルバム賞を受賞。2013年より東京の音楽専門学校にて専任教員に。担当した学生の就職率98%、うち音楽・エンタメ業界就職率87.5%を達成。2020年4月より現職。

《専任教員(予定)》
●太田 智美
国立音楽大学附属小学校、中学校、高等学校でピアノを専攻し卒業。同大学、音楽教育学科音楽教育専攻(教員免許取得)、及び音楽学研究コースを修了。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修士課程修了(研究科委員長表彰)。営業・技術者コミュニティ支援・記者職(アイティメディア株式会社)、研究開発組織「R4D」プロデューサー(株式会社メルカリ)を経て、現在慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科附属メディアデザイン研究所リサーチャー。同研究科後期博士課程在学中。2016年にヒトとロボットの音楽ユニット「mirai capsule」結成。情報処理学会会誌編集委員、Videographer、記者、国家戦略特別区域計画の特定事業「CiP協議会」プロデューサーを兼任。2014年からロボット「Pepper」と生活を共にしている。https://robot-partner.com/

●Kaz Kuwamura
Singer/Songwriter/英語講師(上智大学・立教大学・二松學舍大学)/NPO法人FCS Development International監事。神戸大学大学院修士課程,同志社大学大学院神学研究科(実践神学)修士課程終了。関西、関東で通算して10年以上 高校,大学で英語講師,また聖書科講師を務める。またNPO法人FCS Development Internationalの設立メンバーとしてフィリピンへのStudy Tourを企画,運営,引率に携わる。SongwriterしてNHK WORLD 音楽番組 「J-MELO」Breakthrough Artist showcaseにおいて、英詞オリジナル楽曲「Love is everything」が、J-MELO AWARDを受賞。けやき坂46(日向坂46), 遊助, Battle Boys, mahina, E-girlsの鷲尾伶菜ソロプロジェクト、伶が歌う映画「小説の神様」主題歌 “Call Me Sick” を作詞 ・作曲(共作)やDa-iCEが歌う日テレ系新ドラマ「極主夫道」主題歌「CITRUS」を作曲(共作)。2019年以降は本格的にヨーロッパを中心に海外でのSongwriting Campにも参加。クリエイターとの制作でヨーロッパアーティストに楽曲提供を行なっている。

●脇田 敬
音楽プロデューサー、マネージャー。レコード会社勤務、ライブハウス/クラブ・マネージャーを経て、有限会社FLYMUSICを設立。多くの新人アーティストをメジャーデビュー、ブレイクへと導く。豊富なライブやマネジメント現場の経験とデジタル時代の音楽ビジネス知識を活かしたマネジメント、プロデュース、プロモーションを行い、また音楽ビジネス知識を広める発信や著述活動を行う。デジタル時代の音楽ビジネスマンを育成するニューミドルマン養成講座(現ニューミドルマン・コミュニティ)を運営。著書「ミュージシャンが知っておくべきマネジメントの実務」(リットーミュージック)

■特色③ 就職支援 ~大阪音楽大学・東京サテライト~
新専攻設置を機に、学内で学生の就職をサポートするキャリア支援センターが、音楽・エンタテインメントの中心都市である東京(東京ポートシティ竹芝オフィスタワー8F CiP内)に東京サテライトを2022年4月に設置。国家戦略特区として日本のコンテンツ政策を担う拠点「CiP協議会」内の会員として、ほか会員各社との連携を図ります。既存専攻も含め、就職活動の範囲を拡大し、将来のチャンスを確実なものにするためのサポートを東京でも提供します。

大阪音楽大学・東京サテライトが参加する、CiP協議会エントランス大阪音楽大学・東京サテライトが参加する、CiP協議会エントランス

大阪音楽大学・東京サテライトが参加する、CiP協議会内観大阪音楽大学・東京サテライトが参加する、CiP協議会内観

※卒業後の進路イメージ
●アーティストマネジメント 
●レコード会社 
●イベンター/イベント制作 
●メディア 
●IT
●広告 
●起業

【関連URL】
本学公式サイト内ミュージックビジネス専攻ページ: https://www.daion.ac.jp/course/mb/

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【本リリースに関するお問い合わせ先】
大阪音楽大学 広報統括事務室
TEL:06-6334-2904(不在の場合はメールでご連絡ください。折り返しお電話いたします)
e-mail:koho@daion.ac.jp

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