日本映画放送のプレスリリース
仲代達矢主演 史上初8K時代劇「帰郷」
2021年1月、NHK BS8Kにて“8K放送”決定!
時代劇専門チャンネル制作のオリジナル時代劇「帰郷」(原作:藤沢周平 主演:仲代達矢)が、2021年1月17日(日)18時15分より、NHK BS8Kにて放送されることが決定しました。「帰郷」は作家・藤沢周平の初期傑作短篇を原作に、主演の仲代達矢をはじめ日本を代表する俳優陣と時代劇の聖地・京都の熟練スタッフが集結し、制作に取り組んだ史上初の8K時代劇です。その試みに国内外からも注目が集まり、2019年には、フランス・カンヌで開催される世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM」にてワールドプレミア上映および8K上映、さらに東京国際映画祭での特別上映が執り行われました。
今回、NHK BS8Kにて8K制作の時代劇が放送されるのは開局以来初となります。高精細な映像で織り成す重厚な人間ドラマを、ぜひこの機に8K放送でお楽しみください。
世界も注目する“8K撮影”による時代劇、その高精細な映像美に注目
■人間の視覚に限りなく近い、臨場感溢れる映像
現在のフルハイビジョン放送や4Kを凌駕する8Kの映像美により、物語の舞台となる長野県・木曾福島に残る美しい日本の自然と人物の調和や、物語のモチーフとなる霊峰・御嶽山の圧倒的な山並みを、作中に入り込んだかのような没入感と臨場感で味わうことができます。
■リアリティを追求した“ろうそくの揺らぎ”
仲代達矢と常盤貴子の掛け合いのシーンでは、8K撮影の技術により、ろうそくの灯りを頼りにしていた時代のリアルな光の描写を再現。人物の心の揺らぎを重ね合わせる杉田成道監督のこだわりが詰まった演出が、8K放送により一層細やかに描き出されます。
■人物の対話や殺陣の様子を高精細に映し出すナイトシーン
カメラテストを重ね、敢えて60コマ/秒ではなく24コマ/秒で撮影された本作では、ナイトシーンでの人物の対話や殺陣も、鮮やかさと奥行きを持って描かれます。ラストに待ち受ける、主人公・宇之吉と中村敦夫演じる九蔵が繰り広げる暗闇の中での因縁の対決では、8K放送でよりリアルに映し出される二人の表情や息遣いにもご注目ください。
■杉田成道監督コメント
8Kは4Kよりも色調に深みがあり、木曾福島の山深さや雄大さが非常にリアルに映し出せていると思います。時代劇を10年以上前に撮り始めてから、かつてスタンリー・キューブリックが「バリー・リンドン」で表現したろうそくの灯りを表現したいという思いがあり、今回8K撮影で初めてそれが実現できました。これまで埋没していた「黒」の深みも抜群に出ていて、8Kは時代劇と非常に相性が良いと感じます。ぜひこの機に8K映像でご覧いただけると嬉しいです。
【放送概要】
放送チャンネル:NHK BS8K
放送日時:2021年1月17日(日)18時15分~ <再放送>1月24日(日)10時~/1月31日(日)15時~
視聴方法:「NHK BS8K」をご覧いただくには、8Kテレビや8Kチューナー、4K・8K放送対応アンテナなど対応した受信設備が必要です。詳細は下記のNHKホームページをご参照ください。
■NHK BS4K・8Kホームページ:https://www.nhk.or.jp/bs4k8k/
【作品概要】
原作:藤沢周平「帰郷」(文春文庫『又蔵の火』所収)
出演:仲代達矢
常盤貴子 北村一輝 緒形直人 谷田歩 佐藤二朗
田中美里 前田亜季 /三田佳子/ 橋爪功 中村敦夫
監督:杉田成道
脚本:杉田成道 小林政広
音楽:加古隆
企画・プロデュース:宮川朋之(時代劇専門チャンネル)
プロデューサー:秋永全徳(時代劇専門チャンネル)足立弘平(松竹)
制作:時代劇専門チャンネル BSフジ 関西テレビ放送
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