「第53回 日本作詩大賞」今年の日本作詩大賞は、吉田旺が作詩、市川由紀乃が歌唱した「なごり歌」に決定!

テレビ東京グループのプレスリリース

昭和43年に始まった歴史ある日本作詩大賞。第53回目となる今年も、昨年に引き続きBSテレ東にて生放送、BSテレ東4Kしましたではピュア4Kでお届けしました!2019年10月1日~2020年10月31日まで発売された作品の中から厳選されたノミネート数16作品の中から作詩大賞1編が選出されました。
今年の日本作詩大賞は、吉田旺が作詩、市川由紀乃が歌唱した「なごり歌」に決定!
また、審査員特別賞には、松井五郎作詩、竹島宏が歌った「はじめて好きになった人」が選ばれました。
事前に発表されていた最優秀新人賞は、「「居酒屋「昭和」」(歌:八代亜紀)を作詩した中山正好、優秀新人賞には「月ノ小船」を作詩した竹内清訓が選ばれました。

今年の日本作詩大賞に選ばれたのは、「なごり歌」(作詩:吉田旺、作曲:幸耕平、歌:市川由紀乃)でした。
受賞した関係者のコメントは、以下の通りです。

「なごり歌」を作詩した吉田旺

【作詩・吉田旺 コメント】
発表された時は本当に驚きました!正直「今年は受賞できない」って思っていたぐらいですから(笑)。というのも昨年、坂本冬美さんの『俺でいいのか』という楽曲で優秀作品賞を頂いたのですが、その昨年に輪をかけて驚いてしまいました。今改めて感じるのは作詩大賞を頂いても、「あそこも、こっちも直したいな」なんて思うばかりで、「この歌詩どうだ!」という感覚は全くないんです。
今回の歌は曲先行で作ったのですが、歌詩を書くときに中々イメージがわかず悩んでしまい…。でもある日突然、市川由紀乃さんの「ギターを膝に乗せてポロンポロンと弾いている画」がパァーっと脳裏に浮かんできたんですよ。その妄想を広げてそのまま詩に書き上げた。
僕は素晴らしい歌手の方々に出会ってきましたけども、市川由紀乃さんもまた抜群に歌がお上手。ポップスを歌われても魅力的だし、もちろん彼女自身の演歌も、そして昔の演歌をカバーしても、凄く味があっていいですよね。だから「市川由紀乃さん」と「曲」が私の「歌詩」を引き出してくれたんです。
今年はコロナの影響で巣ごもり生活で頑張っている方々や、また昭和を生きてきた方々にこの歌を聞いていただき、青春時代の古いアルバムをあけて、良かった時代を思い出したり、「昭和」を感じてくれれば嬉しいです。

「なごり歌」を歌う市川由紀乃

【歌・市川由紀乃 コメント】
吉田先生の素晴らしい詩が沢山の方の共感を得て、しかもその先生のメッセージを私が歌わせて頂いたという、そのご縁に感謝の思いでいっぱいです。作詩大賞は歌い手を志した頃から見ていた番組なので、この場で歌う事が出来て本当に幸せです。この曲は、愛しい人と別れてしまい、本来なら「相手を恨む」という感情も生まれるはずなのに、「その人が生きていてくれて良かったと思えるぐらい深い愛」を表現した曲です。サビの部分が本当に好きです。先生の歌詩は脳内に映像として浮かんでくるので…「その詩の奥にある先生の言葉を自分が歌う事によって消されてしまわないように!」という使命感や責任感が今回の楽曲は特に強かったです。

 

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