株式会社KADOKAWAのプレスリリース
夭折の歌人・萩原慎一郎の遺作となった『歌集 滑走路』は、2017年12月の発売後、年齢・性別を超え多くの共感を集め話題となり、累計8刷30,500部と歌集にしては異例のベストセラーを記録しました。2020年9月24日にはお笑い芸人・小説家の又吉直樹による解説もあらたに収録した文庫版も発売するなど、本作を原作にした映画『滑走路』の公開をきっかけに、刊行から3年経った今、あらためて新聞やTVなどのメディアでも再び取り上げられ大きな注目を集めています。
11月23日の朝日新聞「天声人語」欄でも紹介され、Amazonランキングも再び急上昇、文庫本は11位(本の売れ筋ランキング 2020年11月23日時点)を獲得、この度単行本は9刷目、文庫版は3刷目となる重版を決定しました。
本作を原作にした映画『滑走路』は11月20日より全国劇場にて公開中。第45回報知映画賞で主演女優賞に輝いた水川あさみ、浅香航大、寄川歌太など、実力派俳優が出演し、非正規、いじめ、過労、キャリア、自死、家族―現代を生きる若い世代が抱える不安や葛藤、それでもなお希望を求めてもがき生きる姿を鮮烈に描き出します。
関連書籍として、映画のストーリーをもとに第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞〈大賞〉を受賞しデビューした新鋭作家の藤石波矢が書き下ろした『小説 滑走路』(KADOKAWA刊)も発売中です。
- 【書誌情報】
書名:歌集 滑走路
著者:萩原慎一郎
定価:本体1200円+税
ISBN:9784048764773
内容:いじめ、非正規雇用……逆境に負けずそれでも生きる希望を歌い続けた歌人がいた。32 歳で命を絶った若き歌人の絶唱を収めた短歌集。
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g301705000794/?ref=official
書名:歌集 滑走路
著者:萩原慎一郎
定価:本体580円+税
ISBN:9784041096123
内容:いじめ、非正規雇用、恋……逆境に負けず生きる希望を歌い続けた歌人・萩原慎一郎が遺した唯一の歌集がついに文庫化。文庫版特別解説:又吉直樹
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322002001024/?ref=official
- 【関連書籍】
書名:小説 滑走路
小説: 藤石 波矢
原作 萩原 慎一郎
定価:本体1600円+税
ISBN:9784041097939
内容:第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞〈大賞〉を受賞しデビューした新鋭作家の藤石波矢が書き下ろし! 映画のストーリーをもとに、オリジナルの要素も加え完成。原作の歌集に収録された数々の歌へのオマージュも要所に感じられる小説となっている。
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322004000200/?ref=official
- 【関連情報】
映画『滑走路』 全国公開中
予告編:https://youtu.be/hy8YOEJqHt8
32歳の若さで命を絶った歌人・萩原慎一郎の遺作となった唯一の歌集が映画化! 苦難の中、それでも生きる希望を託した歌は、多くの共感を集め、異例のベストセラーに。原作歌集をモチーフにオリジナルストーリーとして紡がれる物語は、非正規、いじめ、過労、キャリア、自死、家族―現代を生きる若い世代の誰もが抱える不安や葛藤、それでもなお希望を求めてもがき生きる姿を鮮烈に描き出す。
出演:水川あさみ 浅香航大 寄川歌太ほか
原作:萩原慎一郎「歌集 滑走路」
監督:大庭功睦 脚本:桑村さや香
配給:KADOKAWA ©2020 「滑走路」製作委員会
- 著者プロフィール 萩原慎一郎
1984年9月16日—2017年6月8日。東京都出身。
17歳の時、近所の書店で俵万智と出会い、短歌を始めた。
名門中高一貫校で長期間に及んだいじめの後遺症に悩まされながらも、早稲田大学の通信制を卒業し、非正規雇用で働きながら、二千首近い短歌を詠み続けた。自らで編んだ歌集「滑走路」は、今を懸命に生きる人々の輝きや、自らの想い、恋、小さな幸せを短歌で表現し、多くの共感を呼び、ベストセラーとなった。