株式会社アスペンのプレスリリース
ボーダレス、縦横無尽、天衣無縫・・クラシック、ジャズ、コンテンポラリーなど、ジャンルを超え、マリンバの可能性を広げ、世界で活躍を続ける、ヴィルトゥオーソ・マリンビスト、ミカ・ストルツマン。2000年のデビュー以来、実に20年振りに、東京・王子ホールでの凱旋リサイタルが決定しました。
この20年、チック・コリア、スティーヴ・ライヒ、マルコス・ヴァリ、大島ミチル、ジョン・ゾーンなどの世界的アーティストから曲を捧げられ、10回に渡りNYカーネギーホールでリサイタルを実施、スティーヴ・ガッド、エディ・ゴメスとブルーノートNY&東京で共演を重ねて、世界21カ国66都市で公演を行いました。さらに、自己名義で7枚のCDをリリース。最近では、グラミー賞に18回も輝く名プロデューサー、スティーヴン・エプスタインとタグを組み、積極的なレコーディングを行っています。
ミカのマリンバへの深い愛、音楽への情熱、その人生を集中させた芸術的パフォーマンスは、全ての人が持つ深く美しい魂へ響いていきます。そして、ミカが師と仰ぎ、人生のパートナーでもあるリチャード・ストルツマンをゲストに迎えます。音楽へのリスペクトが繋げるデュオは、多くのファンを魅了することでしょう。
皆さんの前で演奏をしたいという、ミカの思いと情熱は頂点に達しています。コロナ渦にあるこの数ヶ月、米国ボストンで、自らの音楽性と精神性にひたすらに向き合い、磨き上げた、ミカ・ストルツマンの集大成を、どうぞ聴きに来てください。
日本のファンの皆様に、ミカ・ストルツマンから届いた最新メッセージ全文。
「今年は6月に予定してた来日ツアーも、他のEUツアーも全て尽くキャンセルになりました。そんな中、コンサート本番(ライブ配信)ができたのは、9月ロックポートのホールと11月ボストンの教会からだけでした。
しかし、この籠城期間を振り返ると、ずっと自宅で練習だけに没頭できたなんて、とても貴重なチャンスだったと信じます。そのお陰で新作が増えて、6月予定していたリサイタルのプログラム曲より一段と納得のいく、レベルの高いプログラムに変更することができました。又精神的にも自分自身と十分向き合い、いかに誰かの為に演奏することでモチベーションが上がる演奏家なのだと実感しました。
ふと思い起こしたら、2001年12月11日NYカーネギーリサイタルホールでのNYデビューリサイタルを開催した時も3ヶ月前に9.11テロが起こり、リサイタルをするかしないか?判断を煽られて、結局天草から単身でNYへ行き一人でリサイタルをしたことがありましたが、今回もパンデミックが起こり色んな決断が必要となりました。しかし、こういう時は何故か難しい方を選んでしまう自分がいます。リスクがあればあるほど、その時に音楽を聴いてもらいたいと衝動的に思ってしまうのです。音楽というのは瞬間芸術なので、その時、その様々な状況に応じて、感覚や想い、思想やエナジーというものが変わり、音楽に反映されて行くのだと思います。
この2月27日、12年ぶりの東京リサイタルも私の人生にとって集大成的な役割を果たすのだと思っています。王子ホールは20年前に東京デビューリサイタルを開催したホールでも有りますので、この20年間育んできた自分の音楽性、自分の生きてきた事全てが音楽となって表れるのだと気を引き締めて励んでいます。
皆様にはバッハでは音楽の深みに挑戦し、他の新作ではジョンルを超えたMIKAワールドを楽しんで頂けたら幸いです。ご来場を心からお待ちしています。」
11月4日ボストンにて。
Love, MIKA
2020年 11月 ボストンの教会で演奏されたコンサートを編集。
最新のミカ・ストルツマンのパフォーマンスをお楽しみください。
“ミカの終わりのない音楽の旅に寄り添えることは、大いなる喜びである。恐れをしらない彼女の情熱は音楽においても人生においても、限りなくみんなに広がっていくことだろう。私は彼女の成功を願い、支え、応援していきたいと思う。” Steve Gadd
ゲスト:Richard Stoltzman(クラリネット)
その技巧性、音楽的センス、人を惹きつけてやまない比類ない個性によって、今日最も求められる演奏家の一人。数多くのオーケストラとの共演を重ねるソリストとして、魅惑的なリサイタリストとして、革新的なジャズ奏者として、また、多作なレコーディング・アーティストとして、2度のグラミー賞受賞の栄誉に輝き、圧倒的な支持を受け続けている。
2021年2月27日(土) 18:00開演(17:30開場) 王子ホール 全席指定 ¥6,000
プレイガイド:アスペン 03-5467-0081 e+(イープラス) http://eplus.jp/
王子ホールチケットセンター 03-3567-9990