株式会社WOWOWのプレスリリース
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異例の12月開催となった今シーズンのメジャー最終戦となる今大会には、畑岡奈紗、渋野日向子ら総勢19名もの日本勢出場!この注目の一戦を連日生中継でお届けするWOWOWが、大一番を目前に控えた日本勢に独占インタビューを行った。
畑岡奈紗
Q. 先週の悪い天候から打って変わって、すごく良いコンデションの中での大会開催されます。まず今大会に向けて意気込みをお願いします。
「先週も同じテキサスでの試合だったんですけど、天候が本当にガラッと変わって、すごくいいお天気で。先週と芝の質とかがすごく似ていて、先週から学んだこともあったので、それを生かして上位を狙えたらなと思っています」
Q.先週少しポイントが分かったとおっしゃっていましたが、気づいたところってどんなところでしょうか?
「いつもだったらちょっと逆目のアプローチとかでハイブリッドを使うことが多いんですけど、フェアウェイが少し長かったりして、思った以上に転がらないで戻ってきたりとかっていうところもありました。なので、しっかりキャリーを出すボールで今度は9番アイアンとかで打ってかないといけないのかな、って思いました」
Q.今回のコースは長いというイメージとみなさんおっしゃってますが、どんなタイプの選手が強そうですか?
「2つコースがあるんですけど、どっちも飛距離が出ている選手のほうが、どちらかというと良いのかなと思ってます」
Q.この2コースを畑岡選手なりに解説してみてください。
「ジャックラビットのほうはどちらというと、こっちの方がフェアウェイが狭い印象があって、あと2打目以降でちょっと木が高くてピン位置によってはフェアウェイからでも、木の高さが気になるような所もあったりするのかなと思います。グリーンも比較的反対側に比べると小さくて、傾斜も少ないほうかなと思ってます。サイプレスのほうは距離が長くなって少しフェアウェイは広い感じはするんですけど、それでもまだいつもに比べるとフェアウェイが狭めです。大きな違いはやっぱりグリーンが大きくなっていて、傾斜もすごく強いなと思います」
Q.今年は異例のシーズンとなりましたが、ここまでのテーマとして、この試合に向けて調整してきたっていうのはありますか?
「12月にやるっていうのはびっくりしました。でも、できるとなったらやっぱりここに向けて上手く調整していきたいなって思って、9月頃からやってきました」
Q.その中で自分の中では感じるもの、成果としてはいかがですか?
「ずっと調子良くKPMG(全米女子プロゴルフ選手権)まではやってたんですけど、一回帰ってから調整がなかなかうまくいってないので。ショットが思うような調整ができてないのかなと思っています」
Q.その中で目標設定はどんなようにされていますか?
「それでもしっかり予選を通って、ここからどんどん順位をあげていければいいなと思っています」
Q.全体を振り返ってきて今年シーズンここまではいかがですか?
「まだ優勝できていないというのは、すごく悔しい部分ではあります。でも、試合数は減ったんですけど、トップ10には2回に1回は入れているので、安定したプレーはできてるのかな、と思ってます」
渋野日向子
Q.調子を上げてきての今、現在のお気持ちをお聞かせ下さい。
「調子を上げて来れたように結果的には見えるんですけど、まだ新しく自分を作り上げていくために心もリフレッシュして、また1からって言う感じで考えるとすごく良いスタートが切れてるという風に捉えています。すごく初心に帰っている、そんな気がします」
Q.1つ1つまた新しいことを見つけようとするモチベーションはどこから来ているんでしょうか?
「やっぱりまだまだ先は長いですし、苦しいと思ってる時もありましたけど、こんなの全然ちっぽけだな、っていうのはすごく思うので。それを考えると気持ちも楽になりましたし、どこからモチベーションが来ているのかはわからないですけど……、家族と話したりすることにより、また自分も頑張らなきゃ、って思うようになってきてるのが、すごく良い方向を向いてきてるなと思います」
Q.日本で新たに気づいたことだったり、技術や精神的に成長した部分として、どこをあげたいですか?
「技術はそこまで成長しているとは思えないんですけど、気持ちの面です。気持ち的にやっぱりすごくネガティブな時が多かった2020年だったんですけど、それが日本での試合の時にコロッと変わりました。なぜかわからないんですけど、ある日の何かの出来事ですごく気持ちも楽になって。グリーンを外したときのアプローチもどこに落とせばいいんだろうか、というイメージをすること自体もすごく楽しくなったので、ほんとにそういう所ですね。」
Q.メジャーチャンピオンの肩書を捨ててもいいともおっしゃっていましたが、今もその気持ちですか?
「今もそれは一緒で、本当にチャレンジ精神を忘れずに、これからもずっとやっていかなきゃいけないな、というのがあるので。本当にいろんなものを捨てて、また1から作り上げていきたいなと思っています」
Q.成長の年と言うことですか?
「そうですね。いろいろ見つけたり、いろいろ捨てたって感じです、あはは」
Q.いよいよメジャー最終戦が始まりますが、コースについての印象教えてください。
「サイプレスコースについてはパー71にしてはすごく長いなという印象と、グリーンの長さが60ヤードあるところがあったりするので、縦距離がすごく重要になるなって。やっぱり持つ番手も長いので、よく飛ぶクラブになってしまう。そこでコントロールしつつ、縦距離を合わせるという事は、個人的にはすごく難しいなと思っているので、本当にパッティングだったりアプローチ勝負になるかなとは思います。ジャックラビットのほうは比較的サイプレスよりは距離が短いんですけど、その分グリーンの横幅がちょっと狭いかなっていう印象を受けたので、そこをコントロールするのはかなり大事になるんじゃないかなと思います」
Q.キーホールで注意したい事は?
「キーホールはいろいろありすぎて思い浮かばないんですけど、注意したい事といえば、かなり傾斜が強いところで返ってきて池に入ったり、グリーンからこぼれ落ちるというところが何箇所かありますね。そういうところはしっかりチェックして、なるべく傾斜の低いところにちゃんと乗せると言う事を意識しながらやっていけたらなと。サイプレスの12番か13番のパー3ショートはかなり難しいなと思ったので、そこは池に入れないように気をつけたいなと思います」
Q.今回日本人が大勢出ていますがメジャーでこの雰囲気、どうですか?
「あー、もう会う人会う人“おおー!”みたいな感じで、日本で戦っているような感じがあるんですけど、それでも出ている人数としては8、9分の1とかなので。でもコースの事とかも話ができたり、昨日は私の家で勝みなみさんと三ヶ島かなさんを呼んでBBQしたり、そういうこともできたので、そこはいっぱい日本人がいないと出来ないようなことなので、それも楽しんでいました」
Q.久しぶりのアメリカはいかがですか?
「やっぱりここで戦いたいなというのはすごく、毎回来るたびに思わせてくれるというか、結局2カ月前以上から思っています。この難しさの中でゴルフをする気分、苦しんでいる自分を想像するのが楽しい、みたいな感じで。その中でもっともっと成長していきたいっていうのがあるので、今回練習ラウンドからかなり真剣に取り組みながら楽しんできました」
Q.この1年の集大成として意気込みをお願いします。
「2020年の最終戦をアメリカで終えることができるのは、本当に良い経験だと思うので、出るからには4日間戦いたいですし、すごく難しいコースではあるんですけれど、自分の今できるゴルフをしっかり出し切って、予選通過できるようにがんばります」
原英莉花
Q. 波に乗ってる原選手ですけれども、舞台はアメリカに代わって初めてということですがどんな印象ですか?
「コースの周りにお家があったりして壮大ですね。すごく日本にない感じで、楽しみながら練習ラウンドを回りました」
Q.まず練習ラウンドを他のコースからされたそうですが、時差ボケも含めてどんな感じで練習してきましたか?
「アメリカが初めてだったので、分からないことがたくさんで、横峯さくら選手に色々とアテンドしていただいて練習させてもらいました。アプローチ、パター、ショットとこっちの芝で慣れるように、コースで練習メインでやりました」
Q.今年の序盤、オーストラリアの大会で「いずれ海外で活躍できる選手になりたい」とおっしゃっていたと思いますが、今も変わりはありませんか?
「そうですね。こっちで戦いたいなーって思いはすごくあります」
Q.今年、ここまで好調の自分の戦績を振り返ってみて良かった点、何が一番成長したと思いますか?
「ずっと課題にしていたグリーン周りが、すごく自分の中では成長したんじゃないかなって思います。パッティングが直結してスコアに結びついているので」
Q.この全米女子オープンというと誰もが憧れる大会ですけれども、他の選手と一緒にラウンドして、成績を出すっていうことにどんな意味があると思いますか?
「日本じゃなく世界ということで、ここで成績出したらすごい自分の中でも自信になると思いますし、さらにこっちで戦いたい、っていう気持ちが強くなるんじゃないかなと思います」
Q.今回のコースの印象を教えてください。
「ものすごく長いっていうのとグリーンがすごく大きくて。大きいけどアンジュレーションがすごくある、難しい本当にタフなコースだなって印象あります」
Q誰もがアプローチが難しいコースだなっていうのも話していますね。
「砲台になってる部分があるので、下に行ってしまったりとか、外してしまうとかなり難しいなっていうのはありますね」
Q.今現在のご自身のストロングポイントは?
「ずっと好調のパッティングが、このまま好調で調整できたらなと思います」
Q.今現在一番得意なクラブは?
「私はやっぱりずっと9番アイアンが得意なので、一番好きなのも9番です」
Q.このコースに対してどんな風に攻めていきたいですか?
「まずはパーセーブをさせたいなっていうのがあるので、しっかりフェアウェイにドライバーを置いていきたいです。難しいほうに狙っていってしまうと、本当に難しいほうに行ってしまってダボ、ボギーと落としてしまうことも多いと思うので。自分の得意な距離じゃないとピンはデッドに狙っていけないのかなと思うので、狙うところと、ちょっと守るところとのメリハリをつけながらプレーしたいと思います」
Q.改めて今週の目標を教えてください。
「まずは予選を通過して3日目、最終日と戦いたいなと思ってます」
勝みなみ
Q.今回は異例の大会で2コース使っています。印象はいかがですか?
「2コースとも全く違うというか。コースの木とかは同じなんですけど、距離とかグリーンの形とかが異なっているので、そこら辺を対策していきたいなと思います」
Q.シーズン終盤にかけて調子が上がってきていると思いますが、現在はどうですか?
「だいぶ調子が良くなりました。ショートホールが苦手だったんですけど、今回回ってみてショートホールがだいぶ良くなっているので、今週楽しみだなと思います」
Q.目標はどういうところに設定されていますか?
「まずは予選通過が重要だと思うので、そこを目標としてやっていきたいです。そのために、いろいろ日本から持ってきた課題をクリアするとか、トレーニングするっていうこともやっています。それを続けながら体調を見て、今の身体とか体力でどれだけできるのかっていうのを試すいい機会でもあるなって思うので、そこら辺をどんどんクリアしていけたら良いのかなって思います」
Q.ちなみに日本から持ってきた課題というのは具体的にどんな所なのでしょうか?
「ショットの面です。スイングでこうしてみたいなっていうのが練習場で見つかって、コースで試すことができなかったので、この2日間練習ラウンドでやっています。具体的には軸を感じてバックスイングを上げる、みたいなイメージです。その動きが自分に合ってると感じましたし、それを4日間やるっていうのが今の課題です」
河本結
Q.今回は2コースを使う大会となりました。十分練習はできましたか?
「そうですね。でも土曜と日曜は先週の大会の資格者だったので練習ラウンドができかったのですが、2コースとも歩いて回って、じっくりハーフ2時間以上かけて見ながら調整することができました。その面ではしっかり見ることができて良かったんじゃないかなって思います」
Q.この2つのコースの中で河本選手的には得意なコースってありますか?
「サイプレスもジャックラビットもそれぞれの難しさがありますが、ジャックラビットのほうがスコアが出るかなと思っています。ただ、選手が両方からスタートするので、あまりスコアを参考にしすぎると自分の調子も狂っちゃいそうなので、とにかくが両コースでの自分の目標を見つけてやるのがベストかなと思います」
Q.LPGAのルーキーイヤーということで大変な1年になったと思います。最後の残り1試合、もしくは2試合になりました。今年の1年振り返ってどうですか?
「本当に苦しいというか、全部が新しい1年だったので、すごい勉強になりました。来シーズンが本当に自分にとってのルーキーシーズンになるので、そのための準備シーズンだなって思うと、本当に良い経験をさせてもらったなって思います」
Q.全米女子オープン、目標はどういう所に設定していますか?
「とにかく日本からたくさん選手も沢山来ていますし、その中でUSLPGAルーキーとして今年1年間やってきたっていう強い想いがあるので、他の選手に負けないように。まずは予選通過して、自分の目標はトップ10に入ることなので、それが出来るように集中して頑張りたいと思っています」
古江彩佳
Q.海外でのトーナメント経験は?
「あります」
Q.その経験と今回のこのヒューストンの印象を比べるといかがですか?
「海外に行ったのも結構前になっちゃうので、あまり覚えてないですね。久しぶりで、楽しい感じが出ています」
Q.今回は12月開催ということで2コースを使うという異例の大会なんですけど、こういう経験はありますか?練習ラウンドも2コースしなければいけない。大変な1週間ですね。
「ないかなと思います。1つ覚えるのも大変なので、2つ覚えるとなると本当に大変です」
Q.その2コースの中でどちらかが得意、不得意っていうのはありますか?
「得意、不得意っていうのは自分の中では作らないのですが、サイプレスのほうは長いぶん、難しいかなとは思います」
Q.そのサイプレスで3ラウンド。どういう所を注意したら攻略しやすいと思いますか?
「まずはしっかりフェアウェイキープをしてから。パーオン率が良ければスコアも作っていきやすいのかなと思っています」
Q.この試合は今年最後の女子のメジャーですし、来年の東京五輪が控えていて、ワールドランキングポイントも懸かった試合になっています。今シーズンもすごい勢いでポイントを稼いできて、いまオリンピックが目の前にきていて、そういう意味でもやりがいのある試合になりますか?
「そうですね。でもそういうのはあまり意識しないでやっていきたいと思ってます」
Q.古江選手にとって、自分のストロングポイントはどんなところですか?
「調子が良いときの話にはなるんですけど、安定性は自分の武器だと思ってやっていきたいなと思います」
Q.今大会の目標はどんなところに設定していますか?
「プロとして初めての海外、しかもメジャーの大会なので、どうなるか全然わからないです。欲張らずに出来ることだけやっていきたいなと思います」
Q.メジャー出場が決まった時、どんな感情でしたか?
「まさか出られるとは思っていなかったので、そこは嬉しいなと思いながら、すごく幸せを感じています」
Q.たくさんのスター選手が出場していますが、憧れの選手などはいますか?
「みんな憧れの選手という感じです。すごく遠い存在なので、そういう人たちと一緒に試合に出られることも嬉しく思います」
◆◆◆◆◆【WOWOW LPGA 放送スケジュール】◆◆◆◆◆
「畑岡・渋野 出場!メジャー 全米女子オープン」
◆放送日時
第1日 12/10(木)深夜1:00[WOWOWプライム]※無料放送
第1日 12/10(木)深夜3:00[WOWOWライブ]※無料放送
第2日 12/11(金)深夜3:00[WOWOWライブ]
第3日 12/12(土)深夜3:00[WOWOWライブ]
最終日 12/13(日)深夜1:00[WOWOWライブ]
※連日生中継!
※WOWOWメンバーズオンデマンドにて連日ライブ配信(※第1日無料)
<https://www.wowow.co.jp/mod/>
※WOWOWオンデマンドにて無料ライブ配信(※第1日のみ)
<https://www.wowow.co.jp/sports/lpga/>
◆出場注目選手
【日本勢出場選手】
畑岡奈紗、渋野日向子、古江彩佳、笹生優花、稲見萌寧、上田桃子、小祝さくら、原英莉花、西村優菜、勝みなみ、河本結、比嘉真美子、岡山絵里、穴井詩、浅井咲希、柏原明日架、高橋彩華、三ヶ島かな
【海外勢注目選手】
イ・ジョンウン6、コ・ジンヨン、キム・セヨン、ネリー・コルダ、ダニエル・カン、パク・インビ、ブルック・ヘンダーソン
「畑岡奈紗 渋野日向子 ~新たに見つけた私~」
世界を舞台に飛躍を続ける女子ゴルフ界1998年度生まれの黄金世代、日本のエース・畑岡奈紗と昨年の全英覇者・渋野日向子。彼女たちの活躍を追う特別番組を放送。
◆放送日時
12/31(木)午後4:00[WOWOWライブ]