初演から30年の時を経て再演 塩野七生さんの最初にして最後の歴史小説『小説イタリア・ルネサンス』が宝塚歌劇団で上演されます。

株式会社新潮社のプレスリリース

『ヴェネチアの紋章』は1991年、塩野七生さんの最初にして最後の「歴史小説」である『小説イタリア・ルネサンス1 ヴェネツィア』を原作とし、柴田侑宏氏による脚本・演出で花組のトップコンビ大浦みずきさん、ひびき美都さんのサヨナラ公演として上演され、絶賛を博した作品です。初演から30年の時を経た2021年、雪組の新トップコンビの彩風咲奈さんと朝月希和さんのお披露目公演として、謝珠栄氏による新たな演出で復活します。ロマンチック・レビュー『ル・ポァゾン 愛の媚薬 -Again-』(作・演出/岡田敬ニ)とともに上演されます。

 

 

彩風咲奈さん(©︎宝塚歌劇団)

朝月希和さん(©︎宝塚歌劇団)

塩野七生さん(©︎新潮社)

公演情報
宝塚歌劇雪組公演 ミュージカル・ロマンス『ヴェネチアの紋章』
原作/塩野七生『小説イタリア・ルネサンス1 ヴェネツィア』(新潮文庫刊)
脚本/柴田侑宏
演出/謝珠栄
主演/彩風咲奈、朝月希和
公演期間/2021 年6 月1 日(火)~15 日(火)詳細後日

原作情報
書名/『小説イタリア・ルネサンス1 ヴェネツィア』(新潮文庫刊)
著者/塩野七生
ISBN/978-4-10-118121-9
定価/1,210円(紙の書籍、電子書籍ともに)

原作あらすじ
時は16世紀ーー。ヴェネツィア共和国の若き外交官マルコは、欧州制覇を目論むスペインとイスラムの盟主トルコに挟撃される国難打開の密命を託される。しかし、トルコでマルコを出迎えた旧友で敵国の宮廷深くに通じるアルヴィーゼの瞳にひとたび暗い光が灯ると、世界の命運は激しく変転していくのだった……。愛と陰謀が渦巻くルネサンス時代を描いた傑作歴史小説(『緋色のヴェネツィア』改題)。

塩野七生『小説イタリア・ルネサンス1 ヴェネツィア』

塩野七生 略歴
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006 年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008ー2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。2011年、「十字軍物語」シリーズ全4冊完結。2013年、『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』(上・下)を刊行。2017年、「ギリシア人の物語」シリーズ全3巻を完結させた。

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