ヴァースレコーズLLPのプレスリリース
今問題になっている、いじめや家庭不和を扱う映画「プレス」のDVDが12月15日に発売します。
コミュニケーションレス、コミュニケーションの強要、コミュ症など、コミュニケーションとはいったい何だろう。それを放っておくとどうなるのか。
小中高生の自殺者は今年332人でしたが、いじめによる自殺は9人だといいます。(文科省2019年調査)
わが子を守るためにも、家族を守るためにもこの問題に正面からぶつかる意義はとても大きい。本映画はそのきっかけ探しに少しでも役立てればと思います。
コミュニケーションレスを語る映画がほしかった。
私たちはもし何らかの問題を抱えたとき、周囲に与えているであろう自らの気分に気付き、取り繕い、コミュニケーションをとれるでしょうか。互いを尊重し合える大人ならまだしも、多感な時期であれば特に難しいものです。衝突でもあれば、もっと仲良くなれるのかもしれませんが、今は衝突をさけることの方が多い世の中です。衝突というイメージすら、想像できない人も多いでしょう。
「君子、危うきに近寄らず」や「触らぬ神にたたり無し」ということわざがあるくらいです。昔からコミュニケーションレスというのは、あまり問題視されていなかったのかもしれません。
この映画で起きることは決して大げさなことではありません。むしろ家族や周囲のダイナミズムが下方へと同調すると起こる、よくある病です。
コミュニケーションレスだからと一言では片付けてはなりません。実は皆、紙一重のところで生きているかもしれないのですから、この問題を扱うことは現代社会に問うべき大きな価値と意味を含んでいます。
映画「プレス」は、すれ違う家族の姿を通して今、私たちに何が必要なのかを問うヒューマンドラマです。プレスとは、社会の軋轢や環境に押しつぶされる人の姿を表現したタイトルです。決して他人事ではない様々な要因をここに圧縮して描いています。
「3.11以前に撮影されながら、今見ても全く違和感がない。それは、うつろい続ける人間の姿を追い求めているからだ。」(映画批評家 小張アキコ)
「こんな日本映画は今まで見たことがない。とても興味深く新鮮だ。」(ヴェネチア国際映画祭編成委員)
「私はこの映画が大好きです。非常に美しい映画が完成したと思っています。」(コロンビアジョージ映画祭)
「ディズニーとは正反対の意味で、うまい。私は絶賛し、お勧めする。」(社会学者 ブックレット抜粋)
映画『プレス』DVD 品番:VRKF-1901 レーベル:ヴァースレコーズ
74分 カラー ステレオ 16ページフルカラーブックレット付 ¥3,800(税込)
イギリス最大の映画祭と言われる第19回レインダンス映画祭へ正式出品を果たした作品です。