2019年 年間テレビCM注視度ランキング(個人全体)を発表

TVISION INSIGHTS株式会社のプレスリリース

TVISION INSIGHTS (以下TVISION)では、独自に計測した視聴質データを基に、視聴者がどのようなCMを注視していたかを分析しています。
今年最初の分析結果として、年間で最も見られていたCMを調査する「2019年 年間テレビCM注視度ランキング」を作成いたしました。

このランキングは、AI値(注視度)の高い順に順位づけしました。数値が高いほど、CMが流れている時に画面を注視していた時間が長く、人数も多いことを示します。以下、どのような視聴傾向があるのかを見ていきます。

2019年 年間テレビCM注視度ランキング(個人全体)
<視聴質コンサルタントによる考察>
2位にランクインしたサントリーボス「老舗」篇は、人気のジョーンシリーズに親子のいい話が加わり幅広い世代によく見られていました。インスタ女子の「映えー!」のシーンで最も注視が集まっており、トレンドワードで注目が集まっていたことがわかります。ソフトバンクの「真夏のバッキャロー」篇は、盛り上がるシーンでフリーズするという新しい仕掛けで視聴者に違和感を与え、注視を獲得できていたことが考えられます。

2019年 年間テレビCM注視度ランキング(個人全体)2019年 年間テレビCM注視度ランキング(個人全体)

2019年 年間テレビCM注視度ランキング(M1層)
M1層では、90秒CMのジャパネットたかたの 富士通 スマートフォン arrows J「新商品2019年11月1日発売」篇 が1位にランクインした他、学習塾やゲーム、エネルギーなどのCMがランクインしました。

2019年 年間テレビCM注視度ランキング(M1層)2019年 年間テレビCM注視度ランキング(M1層)

2019年 年間テレビCM注視度ランキング(F1層)
F1層は、男子プロテニス選手の錦織圭さんとお笑いタレントの野性爆弾くっきー!さんが出演する、Uber Eats「今夜、私が頂くのは… 似顔絵」篇 30秒が2位にランクイン。

2019年 年間テレビCM注視度ランキング(F1層)2019年 年間テレビCM注視度ランキング(F1層)

2019年 年間テレビCM注視度ランキング(M3層)
M3層は、昨年は携帯キャリアが3社7件のランクインをしましたが本年は2社2件に。自動車や生命保険、基礎化粧品のCMがランクインをしました。また、唯一120秒CMの、はぴねすくらぶ「クイックリフティークリーム『注目 サッと塗るだけで!』篇」が5位にランクイン。

2019年 年間テレビCM注視度ランキング(M3層)2019年 年間テレビCM注視度ランキング(M3層)

2019年 年間テレビCM注視度ランキング(F3層)
F3層は個人全体でもランクインしたボス「老舗」篇、クボタ「壁がある。だから、行く。 Try For Dreams.」篇が上位にランクイン。その他コンビニやサプリメント、スポーツ振興くじなどがランクインをしました。

2019年 年間テレビCM注視度ランキング(F3層)2019年 年間テレビCM注視度ランキング(F3層)

 

 

■視聴質について
VI値(滞在度=Viewability Index)
テレビの前に人が滞在している度合いを示す。数値が高いほど、テレビの前の滞在人数が多く、滞在時間が長い。

AI値(注視度=Attention Index)  →本分析対象
テレビ画面に人の顔が向いているかを示す。数値が高いほど、画面を注視した人数が多く、注視秒数が長い。

■データの収集方法
関東800世帯の一般視聴者宅に人体認識アルゴリズムを組み込んだセンサーを設置し、顔認証システムを用いてテレビの前に人がいるか、視聴者の表情、番組のどこで画面に注目したかといった視聴態勢を判断・計測しています。2015年6月より計測スタートし、2020年1月現在、地上波6局7チャンネル・MXテレビ、BS8局9チャンネルの全番組について、毎秒レベルで視聴質の計測を行っています。

■注釈
・2019年1月1日~12月31日に放送されたCMを対象としています。
・1000GRP以上流れたCMにおける、最初の1000GRPのAI値を抽出しています。GRPとは延べ世帯視聴率のことです。
・小数点3位以下は四捨五入しています。
・AI値が同じ場合、小数点3位以下の数値の高いほうが上位にランキングされています。
・広告主、広告素材名はTVISIONのデータベースの登録名称であり、正式名称と異なる場合があります。
・文中に記載したタレント・俳優の名前は順不同です。

■TVISION INSIGHTS株式会社について
TVISION INSIGHTS株式会社は、テレビの「視聴質」を計測する会社です。当社が開発した人体認識技術を用いて、テレビの視聴態勢を取得しデータ化する独自手法で、データセットを取得・蓄積・提供しています。国内では、関東エリアの800世帯・関西エリア100世帯、地上波6局7チャンネル・MXテレビ、BS8局9チャンネルの全番組を毎秒レベルで計測(2019年12月現在)。またグローバルにも拠点を広げ、ボストン・ニューヨークでも展開。米国では主要放送局が導入しているほか、日本では放送局や広告主、広告会社をはじめ70社以上が活用しています。テクノロジーとビッグデータを用いて、テレビ本来のポテンシャルを顕在化することを目指しています。

■企業概要
会社名:TVISION INSIGHTS株式会社 https://tvisioninsights.co.jp/
代表 :代表取締役 郡谷 康士
所在地:東京都千代田区大手町一丁目6番1号大手町ビル6階 Inspired.Lab 内
設立 :2015年3月6日

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