長谷川ゆき音楽研究室のプレスリリース
クラシック音楽の愛好家、学習者、指導者、演奏家が楽しみながら学べるオンライン講座6本を2021年2月1日(月)から28日にかけて順次公開し、1ヶ月程度アーカイブ視聴可能にいたします。
アルヌルフ・フォン・アルニム教授 講義ショット
■開催の背景
クラシック音楽の故郷ヨーロッパの先生方から直接指導を受ける事は、この分野を学ぶ上で大変役立つTipsですが、現在 新型コロナウイルスの影響で海外招聘教授の講座の開催が不可能になっています。特に、文化的背景まで深く学べる最新の講座で日本語訳付きのものはネット上にも少なく、学ぶ機会が不足しています。
一方、平時は多忙な著名アーティストが、現在はじっくり時間をかけて良いコンテンツを作れる状況にあります。また、演奏会配信と違い、講座であれば特別な撮影クルーや機材が揃わなくても、教育意図を不足なく伝える事が可能です。その為、ロックダウン中の先生方も無理せず安全に講座を収録できます。
そこで、武蔵野音楽大学・大阪音楽大学客員教授として来日を重ね、日本でもお馴染みの著名なピアニスト、アルヌルフ・フォン・アルニム教授を始め、長谷川ゆきがヨーロッパで出会った素晴らしい音楽家に講演のセルフ収録を依頼。テーマは各先生方が今一番伝えたい事、伝えられる事を自由に選んでもらいました。
バラエティに富み、専門分野の人は勿論、一般の教養講座としても楽しめるラインナップとなっています。
■イベント概要
「冬のヨーロッパからのクラシック音楽講義」全6本
1. <オープニングライブ>
南仏トゥールーズから中継!
◆「【無料】人気の管弦楽『星の王子さま』紹介イベント 着想と原作の哲学に迫る~作曲者ティエリー・ユイエ氏を迎えて」
日時: 2021年2月1日(月)16:00から(終了17:30頃)
出演: ティエリー・ユイエ(作曲家・ピアニスト)、
クララ・チェルナット(奥様・ヴァイオリニスト)、
ナビゲート:長谷川ゆき(’01-06ユイエ弟子)
*事前収録映像(オーケストラ、ヴァイオリンとピアノのデュオ)を
併用します。
料金: 無料 視聴のみは予約不要、質問のある方は下記URLより事前申し込み
詳細: https://prince.peatix.com
(他の申込方法はメッセージでお問い合わせ下さい)
2. 「その他の講座」
出来次第、2月末までに日本語訳付きで順次配信を開始、1ヶ月程度のアーカイブ視聴可能期間を設けます。期間中、先生方のスケジュール次第でライブ中継も追加する可能性があります。
■「その他の講座」内容と講師紹介
○ティエリー・ユイエ(Thierry Huillet)
作曲家・ピアニスト(トゥールーズ地域圏立音楽院教授)
◆「ドビュッシーとラヴェル、同じ夢を追い求める2人の相反する道」
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
○クララ・チェルナット(Clara Cernat)
ヴァイオリニスト(ルーマニア出身、トゥールーズ地域圏立音楽院教授)
◆「古典的バイオリン技巧曲の中のルーマニア民謡について」
後援:在日ルーマニア大使館
○アルヌルフ・フォン・アルニム(Arnulf von Arnim)
ピアニスト(ミュンスター音楽大学シニア教授、大阪音楽大学客員教授、元武蔵野音楽大学客員教授/チェルヴォ夏期音楽アカデミー創設者・音楽監督、シューベルト国際コンクール音楽監督)
◆「調性と色彩 ハ長調からロ短調までの24の情緒的風景を旅する」
◆「後期ベートーヴェンの様式と表現法 作品101から134まで 今日も隠されたメッセージを探る」
以上2講演:ドイツ連邦共和国大使館後援・日独交流160周年記念事業
○オレリアン・サブレ(Aurelien* Sabouret)
*”Aurelien”の最初のeは記号accent aigu(アクサン・テギュ)付きです
チェリスト(パリ国立オペラ座管弦楽団第一首席奏者)
◆「オペラ座の仕事 オーケストラの準備 ヨーロッパ共通のオーディション合否を分けるポイント」
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
■「その他の講座」お申し込み開始時期・料金
1月半ばから末にかけ、各先生方が収録をします。講座の長さ等を確認の上、各講座の料金を決定し、予約受付を開始します(各講座45から90分、1,500円から3,000円を予定)。
いろいろな講座を縦横無尽に楽しんでいただきたいため、全講座お得にアクセス可能なプランも用意します。
教育機関でのご利用(団体ライセンス)のご相談も歓迎です(イベント期間後のライセンスについては各先生方と都度相談となります)。
■長谷川ゆき(プロデューサー)略歴
2020年11月イタリア・アルトゥール・ニキシュ国際指揮コンクール日本人唯一のファイナリスト。ユイエ、アルニム両氏の指導を受けオーストリア・ブラームス国際コンクールピアノ部門にも入賞歴があり、日本人初のマルチ部門国際コンレベルを持つ総合音楽家(フランス語でミュージシャン・コンプレ)を目指す。
2019年には日本クロアチア音楽協会に指揮者として再客演。2018年にはアーク証券主催ピアノリサイタルも行い、いずれも高批評を得る。
コロナ禍の2020年には初めてのオンライン配信「クロアチア音楽祭」をプロデュース。音楽会アーカイブ配信をメインに、トークゲストを招きクロアチア関連の建築や歴史、音楽会事情をライブで紹介。オンラインならではの多角的に楽しめるイベントを追求、好評を博す。
国立音楽大学ピアノ科在学中から伴奏者として活躍、アンサンブル上達を目的にパリ国立地方高等音楽院、ミラノ市立クラウディオ・アバド音楽院他にて伴奏、室内楽、作曲書法、オーケストレーション、オーケストラ指揮を各専攻として修めた。フランス政府より「才能音楽家」滞在許可を受け、保持しつつ現在東京在住。オレリアン・サブレは義兄。
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