株式会社ポニーキャニオンのプレスリリース
株式会社ポニーキャニオン(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉村 隆)が運営する声優アーティストスクール「P’s Voice Artist School」(ピーズボイスアーティストスクール)にて、2021年4月からの第8期生の募集がスタート。声優アーティストを夢見ている方や、スクールに興味はあるけど悩んでいる方たちに向けて、スクール現役生のレッスン模様を取材してきました。
今回は、音響監督によるアフレコ実習など実践中心のカリキュラムと、経験豊富なプロの声優講師陣による演技指導で即戦力になれる人材を育成するエキスパートコースの平啓さん(写真上)と齋藤愛さん(写真下)のレッスン模様をお届けします。
この日は、音響監督の講師が立ち会う中でのアフレコ実習で、モニター前にはマイクスタンド4本が立てられています。レッスンは、まずは講師のお話からスタート。落語など多ジャンルを交えた内容から、最終的には演じる上での切り替え方やリズム感、監督や演出の想いを感じとることの大切さなどプロ視点で重要なポイントが語られ、ふたりとも終始耳を傾けながらメモを取り続けていました。
そしていよいよ、アフレコ実習に。台本は事前に渡されていたそうなのである程度期待はしていたものの、実際は想像以上のクオリティで素人聞きには普通にアニメを観ている気分。休憩中にふたりに伝えると「そう言っていただけるのは嬉しいですけど、プロへの壁はとんでもなくぶ厚いです」とのこと。
また、班ごとに演じるキャラの振り分けが違うため、生徒それぞれが主要キャラからサブキャラまで把握していることに衝撃。「そうなんです。みんなが同じキャラを演じるので、どう自分らしさを出して惹きつけられるか考えてやっています」と平さん。一度パートがスタートしたら約15分止めずに演技を続け、講師からのアドバイスを合間に挟みながら、3時間に及ぶアフレコレッスンが終了。レッスンの熱が覚めやらぬ中、ふたりに本スクールに通って良かったことや将来の夢について話を聞いてみました!
——まずは齋藤さん、今日のアフレコレッスンを受けてみていかがでしたか?
齋藤 講師の方が話されていた、お芝居のスイッチの入れ方が勉強になりました。元気な役は役名を言うところから元気にと思っていたのですが、役名とセリフの間で切り替えることで、審査側の印象が変わることを知ったので、今後オーディションで活かしていきます。
——齋藤さんはエキスパートコースからスタートしていますが。
齋藤 この前に専門学校に通っていて下地があったので。
——そこからなぜ「P’s Voice Artist School」に入学を?
齋藤 歌を歌うことや演技も好きなので、声優としてはもちろん、歌や演技のレッスンも充実していたので選びました。あと、ポニーキャニオンが運営しているので、様々なチャンスも多いのかなと。
——実際にレッスンを受けてみての感想は?
齋藤 どの授業も初回から実践的なことを教えていただけるので役立つことばかり。特に、数人で台本を読み、掛け合いをするレッスンが良かったです。終わった後に、プロの声優である講師の方がひとり一人にアドバイスをするので、自分のことはもちろん、みんなへの意見も聞けてためになりますし。あと、舞台に上がって発表する機会が多いので、以前に比べて場慣れできたと思います。
——そんな経験を経て、声優事務所・スワロウ主催の朗読劇に出演したそうですね。
齋藤 まず学内オーディションがあったんですけど、朗読劇の演出を手掛ける高橋良輔(※スワロウ所属)さんのレッスンで「キャラクターの性格も大事だけど、自分の性格も重ね合わせて表現した方がいい」と教わったことを実践して合格できたのが嬉しかったです。
——稽古も約2ヶ月間あったそうですが。
齋藤 プロの声優さんとの稽古だったので緊張しました。ただ、稽古中にいろいろなアドバイスもいただけたり、演技中の表情や動きを間近で見ることできました。本番ではそれを超えた熱量の演技で “これがプロか”と感じたり、貴重な体験ばかりでしたね。
——本番の手応えはどうでしたか。
齋藤 大きなミスはなかったのですが、もっと役作りを練り込めたのでは、動きをああしていれば観ている方に伝わりやすかったのでは?など課題がたくさん見えてきました。
——3月には卒業を迎えますが、その後の活動としてイメージしていることは?
齋藤 卒業オーディションで全力を出して、スワロウに所属できるよう頑張りたいです。それが入学時の目標でもあったので。
——では、最後にスクールを受講しようと思っているみなさんに向けてアドバイスしておきたいことを教えてください。
齋藤 マイクを持ってステージ上でレッスンをしたり、発表することって他のスクールではあまりないと思うんです。マイクをどの高さで維持するのか、その中でどう動けるのか、そんな経験の積み重ねが実践でも役立ちました。あと、現場体験のチャンスも多いので、声優アーティストを目指す人にもとてもいい環境だと思います。
——続いては、平さん。今日のアフレコレッスンを受けていかがでしたか?
平 音響監督の方が講師だったので編集技術的なことですけど、キャラクターの口パクに遅れても無理に早めず、そのぶん遅らせて終わればいいというのを初めて知りました。もちろん、合わせるのがベストですが、失敗した!と演技を止めてしまうと全体の進行にも影響が出ますし、現場でそうしてくれると音響側としても助かるとのことで。
——それは新たな発見でしたね。平さんは、レギュラーコースからエキスパートコースに進んで2年間在籍していますが、まずレギュラーコースの良さとは?
平 やはり、発声や滑舌、ダンスなど基礎的なことを学べるところですね。ただレッスンは週1なので、習ったことを残りの6日間でどう活かせるか次第ですけど、初心者の方もグンッと上達していきました。もちろんアフレコやボイストレーニングなど、いろいろなことが学べますし。
——特に良い経験になったと思うレッスンは?
平 卒業オーディションです。このスクールには本格的なステージがあるので、実際に立ち、審査員や関係者の方がいる中で演じられるのはすごく良い経験でした。以前、通っていたところには稽古場はあるけど舞台がなくて。ここだと、通常のレッスンでもせっかくだし舞台上でという場面が多いので、場慣れ出来ると思います。
——そんなレギュラーコースを終えて、なぜエキスパートコースに?
平 レッスンでのスキルアップはもちろん、ポニーキャニオンが運営しているのでオーディションや現場体験の数がとても多く、もっと場数を踏みたくて。結果、下野紘さんの映像作品や、スワロウ主催の朗読劇に出演させていただけたり、とても刺激になりました。下野紘さんに「頑張れよ!」と言われたのが嬉しかったです。
——では、エキスパートのレッスンはどうですか?
平 オブラートに包まず、いい意味でズバッと指摘やアドバイスをいただけるのがありがたいです(笑)。2020年はオンラインでの擬似オーディションがあって、プロデューサーさんに画面越しから「〇〇なオーディションに向いている。自分らしくあることが大切」など実践的なアドバイスをいただけて参考になりました。
——では、最後にスクールを受講しようと思っているみなさんに向けてアドバイスしておきたいことを教えてください。
平 先ほども言いましたが、このスクールは現場の体験数が多い。何百回の練習よりも、1回の現場に勝るものはないです!もちろん失敗もありますけど、プロの方にダメ出しされるなんてありがたいことじゃないですか。とことん反省することで次に活かせますし。日々モチベーション高く、学べるスクールだと思います。
第8期生募集にあたり、オンラインでのスクール説明会、現役声優&ポニーキャニオン・アニメプロデューサーによる本番さながらの模擬オーディション(無料体験レッスン)など、盛りだくさんの体験プログラムが用意されています。参加方法など詳細はオフィシャルサイトをご参照ください!
■オンライン無料体験レッスン情報
日時:2021年1月31日(日)12:00から15:00
内容:オンラインレッスン(模擬オーディション)、スクール説明会 、個別進路相談
※オンライン無料体験レッスンには「Zoom」アプリを使用致します。事前のインストールをお願い致します。
講師:声優 高橋良輔氏、ポニーキャニオン 伊藤プロデューサー
参加方法: 1月29日(金)23:59までに pva-taiken@swallow-p.com 宛に以下の内容を記載してメールをお送りください。
・件名に「1月31日オンライン無料体験レッスン参加希望」とご記入ください。
・本文に ①名前 ②年齢 ③性別 ④ご連絡先(住所・電話番号) をご記入ください 。
※ご応募いただきました方にはご応募受付完了メールをご応募当日~翌営業日までに送信致します。
■「P’s Voice Artist School」について
プロの声優アーティストとして活躍する人材の育成を目的として、多数のアニメやアーティストをプロデュースするポニーキャニオンならではの独自カリキュラムと多彩な講師陣で楽しみ学ぶことをサポートします。卒業オーディションでは声優事務所スワロウ、アーティストマネージメント会社ポニーキャニオンアーティスツをはじめ、多数の事務所、業界関係者が審査に参加。所属のチャンスもあります。また在学中にアニメオーディションを受けることも、このスクールだからこそ可能です。
「P’s Voice Artist School」オフィシャルサイト : https://pvaschool.ponycanyon.co.jp/
「P’s Voice Artist School」オフィシャルTwitter:https://twitter.com/pva_info