【チェルフィッチュ × 金氏徹平『消しゴム山』東京公演】自宅など劇場外からもう一つの『消しゴム山』をライブ配信で体験

株式会社precogのプレスリリース

公演:2021年2月11日(木)~2月14日(日)@あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
ライブ配信:2月13日(土)18:00、2月14日(日)14:00 @オンライン(THEATRE for ALL)

人間のスケールを脱し、世界を見る目を更新する演劇

人、モノ、時間、空間、言葉が、未知のすがたで現れるーー

Graphic:Teppei Kaneuji Design:WerkbundGraphic:Teppei Kaneuji Design:Werkbund

「カップリングチャレンジ」イメージ「カップリングチャレンジ」イメージ

 演劇カンパニー・チェルフィッチュは、美術家・金氏徹平と取り組んできた演劇「消しゴム」シリーズの最新作『消しゴム山』東京公演を2021年2月11日(木)~14日(日)にあうるすぽっと(池袋)にて開催します。また、13日(土)、14日(日)には「消しゴム」のコンセプトを独自のアプローチでお届けする初のライブ配信を行います(チケット発売:2月1日10:00~)。https://www.keshigomu.online
 
 人とモノが主従関係ではなく、限りなくフラットな関係性で存在するような世界を演劇によって生み出すことはできるのだろうか?
脚本・演出の岡田利規が、岩手県陸前高田市で「津波被害を防ぐ高台の造成工事により人工的に作り変わりつつあった風景」を目撃し構想された本作では「人間的尺度」を疑います。彫刻の領域を拡張し続ける金氏徹平を迎えることで実現した無数にモノの並ぶ空間で、俳優はモノと新たな関係を構築し、それを目撃する観客もまた、世界を新たな目で見ることになります。

【みんなで行こう消しゴム山】
 演劇は目で楽しむもの?チェルフィッチュの演劇は大人向け?そんなことはありません。本公演はお子様連れのご家族や、障害のある方などなかなか劇場に足を運びづらいと感じている方にも観劇体験を届けるための様々な企画をご用意しています。劇場では、上演と合わせて聞くことでエクストラな消しゴム山が姿を現す“エクストラ音声ガイド貸出(骨伝導イヤホンの貸出、視覚障害の方優先)”や、子供や障害のある方のための”鑑賞マナーハードルの低めの回”を実施。
 
 また、日本初のバリアフリーと多言語で鑑賞できるオンライン型劇場『THEATRE for ALL(シアターフォーオール)』と連携して初のライブ配信を行うことで、劇場では体験できないもうひとつの『消しゴム山』をお届け。みんなで新たな観劇体験をしてみませんか?https://theatreforall.net
 

  • 作品概要

演劇という人間のための営みを通して、人間とモノ、それらを取り巻く環境とがフラットな関係で存在する世界を生み出すことはできるだろうか。

東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市。津波被害を防ぐ高台の造成工事は驚異的な速度で風景を人工的に作り変えつつあった。岡田利規がその光景を目撃したことから構想された「人間的尺度」を疑う作品は、彫刻の領域を拡張し続ける美術家・金氏徹平をコラボレーターに迎え『消しゴム山』として実現した。無数にモノの並ぶ空間で俳優はモノと新たな関係を構築し、それを目撃する観客もまた、世界を新たな目で見ることになる。

2019年10月の『消しゴム山』京都初演から1年。劇場からスタートした試みはさまざまな空間へと展開してきた。『消しゴム森』では美術館というモノのための空間に俳優が入り込み、モノとのパフォーマンスはさらなる進化を遂げた。その成果は『消しゴム畑』で俳優の生活空間へと持ち込まれ、日常の風景の見え方を変えた。再び劇場へと回帰した『消しゴム山』はどのような風景を描き出すのか。「消しゴム」シリーズの最新形。
 

  • バリアフリーの取組み

 

▼エクストラ音声ガイド貸出
通常回上演の構成要素に、ナレーション音声(作·演出:岡田利規の書き下ろしテキストを読み上げたもの)が重なる骨伝導イヤホンの貸出を行います。上演と合わせて聞くことで、エクストラな『消しゴム山』が姿を現します。(数量限定・当日劇場受付にて希望者にのみ貸出・視覚障害の方優先)

▼鑑賞マナーハードルの低めの回
客席でジッと静かに座っていることは観劇の基本的なマナー。でもそれが観劇のためのハードルに感じられてしまうこともあります。「子供がおしゃべりしちゃうかも」「障害があって上演中に休憩したくなるかも」など、演劇は観たいけど心配なことがあるという方にも気兼ねなくご観劇いただくために、この回の客席では鑑賞マナーを少しだけゆるくすることにしました。

▼ライブ配信
2月13日(土)18:00および2月14日(日)14:00の回に、公演のライブ配信をバリアフリーと多言語で鑑賞できるオンライン型劇場THEATRE for ALL(https://www.theatreforall.net/)にて行います。「消しゴム」のコンセプトを体現する独自のアプローチでお届けするライブ配信は、劇場では体験できないもうひとつの『消しゴム山』です。

<配信概要>
日程:2月13日(土)17:00 2月14日(日)14:00 
視聴期間:各回配信日の翌日23:59まで

字幕:日本語・英語
<チケット>【発売 2月1日(月)10:00】
料金:¥1,800(全公演・全券種同一)券種:日本語字幕あり・英語字幕あり・字幕なし
視聴方法・お取り扱い:ローチケLIVE STREAMING(https://l-tike.com/play/mevent/?mid=563763

※アーカイブは動画配信プラットフォーム『THEATRE for ALL』にて2月下旬より配信予定

 

  • 【10名様に公演ライブ配信チケットプレゼント】「カップリングチャレンジ」キャンペーン

「消しゴム」シリーズで用いられる技法の一つ「カップリング」を用い、特設web上で作ったあなただけのオリジナル作品(画像)をSNSでシェアいただくキャンペーン1月29日より実施します。
https://www.keshigomu.online/coupling-challenge

「カップリングチャレンジ」イメージ「カップリングチャレンジ」イメージ

画面右に出現するモノに合わせて「カップリング」に挑戦。あなただけのカップリングをハッシュタグ #カップリングチャレンジ をつけてSNSでシェアしてください。みんなでモノまたはヒトを対になるようにそれぞれ配置することによって、モノとヒトの見え方が変わる「消しゴム」の世界を体感しよう!twitterにてチェルフィッチュアカウントをフォロー&ハッシュタグ #カップリングチャレンジ をつけて画像を投稿していただいた方の中から抽選で10名様に東京公演ライブ配信チケットプレゼントします。

 

  • 公演概要

公演名:チェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム山』東京公演
   (2020/2021 あうるすぽっとタイアップ公演シリーズ)
会期:2021年2月11日(木)~14日(日)
   2/11(木)17:00
   2/12(金)12:00 / 17:00
   2/13(土)12:00★ /17:00☆ ※鑑賞マナーハードル低めの回
   2/14(日)14:00☆
   ★鑑賞マナーハードル低めの回 ☆ライブ配信あり

会場:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター) https://www.owlspot.jp
   〒170-0013 東京都豊島区東池袋 4-5-2 ライズアリーナビル 2F TEL 03-5391-0751 

料金:【チケット】発売中
   一般:前売 ¥4,500/ 当日 ¥4,800
   29歳以下:前売 ¥3,500/ 当日 ¥3,800
   障害者割引:¥3,000(前売・当日同額、介助者1名まで無料)
   豊島区民割引:¥4,000(前売のみ、豊島区在住・在勤・在学/要証明書提示)
取扱い:Peatix* https://precog-tickets.peatix.com
    ぴあ https://t.pia.jp/ (Pコード:504665)
    ローチケ https://l-tike.com/ (Lコード:L35739)
    **としまチケットセンター
    電話:0570-056-777 窓口:としま区民センター1 階
    (電話 10:00-17:00 窓口 10:00-19:00/臨時休業あり)
    https://www.owlspot.jp
    *Peatixのみ:障害者割引、消しゴム石セット券、日英バイリンガル予約可
    **としまチケットセンターのみ:豊島区民割引、車椅子席
お問合せ:株式会社precog(プリコグ)担当: 黄木多美子、水野恵美、遠藤七海
     Tel:03-6825-1223 Email:info@precog-jp.net

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チェルフィッチュ:岡田利規が全作品の脚本と演出を務める演劇カンパニーとして1997年に設立。独特な言葉と身体の関係性を用いた手法が評価され、現代を代表する演劇カンパニーとして国内外で高い注目を集める。その日常的所作を誇張しているようなしていないようなだらだらとしてノイジーな身体性は時にダンス的とも評価される。 https://chelfitsch.net
Twitter:https://twitter.com/chelfitsch Facebook:https://www.facebook.com/chelfitsch

株式会社precog:国内外で実施される様々な『イベント』を成功に導くための企画や運営をおこなう制作会社です。観客やアーティストとともにワクワクするような化学反応を起こし、日々更新される“現在”の面白さを伝えていきます。precogならではのネットワークやリレーションシップを活かし、多角的な視点からのリサーチを重ねることで、作品や上演の質を上げ、プロジェクトの同時代性や事業の継続性を追求し続けています。日常にある“表現”に価値を見出し、国際的なシーンや地域コミュニティと繋がり、教育や福祉を視野に入れて、“表現”の未来をつくります。https://precog-jp.net
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(ご参考)

ステートメント・プロフィール:
チェルフィッチュ主宰・岡田利規(おかだ としき)

消しゴム山、というのは根本的に新しい演劇をつくるということに着手したいと考えたわれわれがつくってみた山ですが、〈根本的に新しい〉ということについてもう少し具体的に、どこを新しくしたいと思っているかというのを補足するならば、人間を中心にすえたナラティヴの中で生きる人間のための・そんな人間にとっての問題とされていることを扱うための、容器としての演劇を、なにかそうではないものへとずらしていくというか拡張していくというか、そういうことがしたいと思ったのです。それは人間にとって、演劇の観客であることのできるフツーに考えたら唯一の存在であるはずの人間にとって、この先必要となってくることだろうとも思ったのです。

岡田利規岡田利規

美術家・金氏徹平(かねうじ てっぺい)

何処でも無い場所、何時でも無い時間、誰でも無い人、何でも無いモノ、これらを作り出すことは僕にとっても永遠のテーマですが、演劇という場にその可能性を感じています。それらを立ち上げよう、積み上げようとすることそのものが「消しゴム」シリーズであると言えるかもしれません。 その最初の作品である「消しゴム山」は「森」を巡り、「石」を手に取り、「畑」を耕したことによって、変形して見えるかもしれません。同じ山でも見る場所や季節や天候によって、その存在感、距離感、スケール感が全く違って見えるように。

金氏徹平金氏徹平

シリーズの変遷:
『消しゴム山』~劇場版
2019年 10月 5日(土)-6日(日)@KYOTO EXPERIMENT2019
2020年 2月 28日(金) -29日(土) @NYU Skirball Center
『消しゴム森』~美術館版
2020年 2月 7日(金)-16日(日)@金沢 21世紀美術館
『消しゴム畑』~日常空間版
2020年 8月 29日(土)-10月25日(日)@ロームシアター京都
2020年 5月23日(土)- @YouTubeにて不定期配信
https://www.youtube.com/channel/UC2_xlx5RN0_PrkY0dF8w7pw

『消しゴム山』撮影:守屋友樹 提供:KYOTO EXPERIMENT事務局『消しゴム山』撮影:守屋友樹 提供:KYOTO EXPERIMENT事務局

『消しゴム森』撮影:木奥惠三 写真提供:金沢21世紀美術館『消しゴム森』撮影:木奥惠三 写真提供:金沢21世紀美術館

『消しゴム畑』at ロームシアター京都『消しゴム畑』at ロームシアター京都

『消しゴム畑』(YouTubeより)『消しゴム畑』(YouTubeより)

 

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