文化庁のプレスリリース
文楽の次代を担う人材を育成する「文楽研修生」制度。この度、募集期間の延長が決定しましたのでお知らせいたします。伝統芸能の世界に興味がある方からの応募をお待ちしています!
- 文楽研修とは
「文楽研修」は、伝統芸能を未来へとつなぐ、熱意溢れる方を対象とした研修制度です。「文楽」は、ユネスコのいわゆる「無形文化遺産」に登録され、世界中から注目される、我が国が誇る伝統芸能です。太夫と三味線弾き、人形遣いの三業が心を合わせて一つの舞台を創り上げる舞台が魅力です。国立文楽劇場では、公益財団法人文楽協会と協力して、文楽の次代を担う文楽技芸員(太夫・三味線・人形)になるための基礎教育を行う後継者養成事業を行っています。
- 多くの研修修了者が舞台で活躍中です
昭和47年(1972)に研修事業が開始されて以来、75名の修了者を輩出し、現在では文楽の出演者84名のうち46名(54.8%)が研修修了者です。これからも多くの修了者の活躍が期待されます。
- 募集期間を延長します
当初設定していた募集期間の締切日(2月4日)が、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため政府から緊急事態宣言の実施期間に含まれることから、少しでも応募機会の拡充を図るため、締切を2月19日(金)まで延長します。
- 研修のあらまし
応募資格:中学校卒業(卒業見込みを含む)以上の男子で、原則として年齢23歳以下の者。経験は問いません。
選考方法:作文、簡単な実技試験、面接を行い選考します。
研修期間:2年間(全日制)
研修内容:義太夫・三味線・人形実技・箏曲・胡弓・謡・狂言・日本舞踊・作法・講義・舞台実習・公演見学 他
その他:受講料無料。伝統芸能伝承奨励費貸与の制度もあります。
☆ご不明な点はお気軽にお問い合わせください☆
研修内容・募集の詳細はこちらから
URL:https://www.ntj.jac.go.jp/training/group/bunraku.html