ドラマ+コミュニケーション「ドラマケーション」~マスクが与えるコミュニケーションへの影響を改善~

麗澤 -Reitaku-のプレスリリース

​麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:松本 卓三)の中学2年生は2学期に総合学習「自分(ゆめ)プロジェクト」の一環で、ドラマ教育「ドラマケーション」を実施します。

「ドラマケーション」とは文部科学省委託事業「コミュニケーション能力と表現力を高める演技・演劇による自己開発プログラム」の研究開発によって生まれた「ドラマ(演技・演劇)+コミュニケーション」の合成造語です。この学習に際し、特定非営利活動法人ドラマケーション普及センターに協力していただきます。

この「ドラマケーション」では、次の3つのことを生徒に学んでほしいと思っています。

➀ドラマケーションを通して、心のつながりを体験的に実感する。
②ドラマケーションから様々なコミュニケーション方法を学び、表現の幅を広げる。
③ドラマケーションを通して、非認知能力の育成を図る。

新型コロナウィルス感染症の影響により、学校でも感染対策に気を付けて教育活動を行っています。しかし、「ソーシャル・ディスタンス」と「マスク」で送る学校生活は、生徒同士のコミュニケーションにも大きな影響を与えています。友達と距離をとるように言われる生徒の顔には寂しさも見られます。そんな時だからこそ、心の距離を縮めていくことが必要です。

今回の総合学習のコーディネーターの小宅 崚太(おやけ りょうた)先生(地歴公民科)は「コロナウィルスによる影響は今後も長く続くことが予想されます。ドラマケーションを通じて、良好な人間関係を築くための術を学び、快適な生活環境を整えてほしいです。また他者理解を促進させ、自己の個性を伸ばし、本物の『叡智』を兼ね備えてほしいと思います。」とコメントしています。

身振り手振り、マスクからのぞく顔の表情や体全体の動きからも伝えられることはあります。また、相手の心の状態に気づけるようにもなります。この「ドラマケーション」は、スピーチやプレゼンテーションに役立つことはもちろんですが、これからのwith コロナを生き抜くために欠かせない力です。

ドラマケーションの様子

 【中学2年生 「ドラマケーション」最終授業】
■日時:2021年2月18日(木)14時50分〜16時30分     
■対象:中学2年生 151人
■場所:麗澤中学・高等学校(各クラス、実施場所を分けて実施)
■内容:既に実施した2回の授業を踏まえ、本校の教育理念を題材に作品のテーマを定め、
    そこから複数の場面を選び、グループで協力してその場面を≪静止画≫として構成・立体化する
    「立体絵本」などのドラマワークをクラス内で発表します。

【麗澤中学・高等学校について】
麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた次代に求められる真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。

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