劇団ノーミーツのプレスリリース
劇団ノーミーツ(主宰:広屋佑規・林健太郎・小御門優一郎)がサポートする企画・プロデュース・脚本・演出・出演など全てをHKT48メンバーが担うオンライン演劇プロジェクト『HKT48、劇団はじめます。 』(以下、劇はじ)は、今回結成した2つの劇団『ミュン密』『ごりらぐみ』がそれぞれ上演するオンライン演劇『水色アルタイル』『不本意アンロック』の旗揚げ公演が閉幕しました。5日間の総動員数は1万人を突破し、プロデュース・演出を努めた田島芽瑠・坂口理子・地頭江音々らの感謝のコメントも到着しています。
『劇はじ』は、HKT48メンバーそれぞれが挑戦したい役に立候補し、企画・プロデュース・演出・出演・音響・美術などオンライン演劇に携わるすべてのことを「自分たちで作る」ことに挑戦した新しい演劇の形として、2020年10月にスタートしました。サポートするのは、創作集団『劇団ノーミーツ』です。公演の成功を目指し、『劇団ノーミーツ』からの指導やサポートを受けながらも、自分たちで企画書や構成案、絵コンテ、依頼書を作成し、コラボ先まで選定するなど裏方にも徹し、『アイドル』という概念にとらわれず作品を作り上げています。
激はじ:https://no.meets.ltd/hkt48/
5日間でSNSでは日々「正直ナメてたが、スゴかった。」「アイドルが片手間でやってる様な作品ではなかった」「何もかも想像以上」といった驚きと感動の声が増加し、総動員数は1万人超えました。初めてのメンバーだけで作るオンライン演劇を終えて、『水色アルタイル』で主演を務めた石橋颯さんは「演技未経験で辛い時もあったけど、みんながいたから支えられた。たくさんの方が応援してくれたおかげ」と話し、『不本意アンロック』で主人公を務めた堺萌香さんは「主人公はすごく不安だったけどみんなが支えてくれてやりきれた」と涙ながらにカーテンコールで語り、4ヶ月間の挑戦が幕を閉じました。
まっすぐすぎる青春劇『水色アルタイル』
コロナ禍で高校3年生を迎えた主人公・るなの夢はアイドル。高校卒業までの挑戦だと覚悟を決めてオーディションに挑むも、受かったオーディションの二次審査が現在の情勢により中止になってしまいます。そんな中、最後の文化祭に有志の舞台の募集を聞き、親友からの助言でアイドルの夢を諦めずに舞台に立つことを決意したるなは、有志の舞台に立つ最低人数「5人」というハードルを突破するためにクラスメイトたちに声をかけるが…。真っ直ぐなるなの想いによって、少女一人ひとりが変わっていく様子を描いた青春劇です。
未来を変えるために奔走する!『不本意アンロック』
トラブルに巻き込まれて人と関わることに疲れ、仕事を辞めて動画サイトをぼんやり眺める日々を送っていた主人公・佳(けい)は、突如画面上に現れた謎の人物“エニシ“に「今からあなたには、未来を変えるキーパーソンになっていただきます!」と告げられます。エニシの言葉に翻弄されて巻き込まれるうちに知ったのは、オンライン化が進んで完全にバーチャルの世界となった未来に、”強制シャットアウト“といういざこざを起こした人たちがバーチャル上で二度と出会えなくなるように機能が生まれているという事実。この機能により、未来の人たちは人の関係性の中で「やり直し」が効かなくなっていたことを知り、未来を変えるため、さまざまな人とのつながりで起きていた誤解を解こうと奔走する作品です。
企画書や美術、音響など、裏方に徹してHKT48メンバー一丸となった作品
劇はじでは、創作集団・劇団ノーミーツのサポートのもと、HKT48のメンバーが、企画・プロデュース・脚本・演出・衣装・美術・音響・映像・配信・広報・出演の全てを行うことに挑戦しました。メンバーたちは自分たちで企画書や構成案、絵コンテ、依頼書を作成するほか、画面に映る背景の装飾まで自作するするなど裏方にも徹し、『アイドル』という概念にとらわれず作品を作り上げました。
メンバーからのコメント
■ごりらぐみ『不本意アンロック』
武田智加/プロデューサー
ついに不本意アンロック千穐楽を終え全公演終了しましたっ!
この4ヶ月間ほど本当に劇はじ一色になってみんなでこの作品を作り上げるために走ってきました。
初日を迎え世に送り出せた時に感動し、そして全てを終えた今。 その時を超える感動とそれに寂しさを感じてます。 この期間、本当にメンバーのパワーって無限大だなと感じ圧倒されたのでまたこうやってHKT48みんなで何か一つの物に向かって無我夢中で走れたらと思います! 見てくださった皆さん本当にありがとうございました!
地頭江音々/プロデューサー
時間が無い大変だと言い続けて、目まぐるしく4ヶ月があっという間に過ぎました。
私たちが作った「不本意アンロック」が想像以上の方の目に届いたのが物凄く嬉しくて、この作品が皆さんの心にも届いていたら良いなと思います。苦しくて投げ出したかったけど、人生で1番達成感を得られた機会でした。出来ないと思ってた事も自分ってできることに気づけました。そんな機会をくれた劇団ノーミーツさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
下野由貴/演出
初日を迎えるまで、この話がちゃんと分かってもらえるのかとても不安でしたが、初日を迎えて、届けたかったものが、しっかりお客様に届いた実感が得られた時、すごく感動しました。そこから今日まで、お客様と役者のおかげで、どんどん作品が育っていった気がします。終わってしまったのは寂しいですが、この企画を通して得た経験は私の中にずっと残り続けるものになるだろうなと確信しています。『不本意アンロック』も皆様の中で残り続けますように。
■ミュン密『水色アルタイル』
坂口理子/プロデューサー
一人では何も出来ず、意見やアイディアを持っているけどどう形にしたら良いかわからない、そういう時に、周りの役職メンバーや劇団ノーミーツさんにたくさん助けていただいて、無事初日を迎えました。初日を迎えてからは、たくさんの方がSNSで反応してくださったり、作品を愛してくださったことが本当に嬉しかったです。辛いこともたくさんありましたが、HKT48人生の中でかけがえのない経験となりました。ありがとうございました!
馬場彩華/プロデューサー
このプロジェクトが始まってから、毎日大変で、悩むときや辛いときも沢山ありましたが、無事に千秋楽を終えることができて本当によかったです。この4ヶ月、同じプロデューサーの理子ちゃんやたくさんの方に支えていただいたお陰で、自分自身が成長することができたし、なによりミュン密全員で頑張ったからこそ、とっても素敵な作品ができて、それをたくさんの方に届けることができて嬉しかったです。「水色アルタイル」私にとって一生の宝物です。ありがとうございました!
田島芽瑠/演出
水色アルタイル終演。ご観劇いただいた皆様、劇団ノーミーツさんをはじめこの作品に関わってくださった全ての皆様本当にありがとうございました。このプロジェクトが始まって4ヶ月。長かった。もう一生終わらないと思った。なのに本番が始まったらあっという間で、いつの間にか最後の日を迎えていました。1つのプロジェクトが形になるまでの大変さとお芝居の楽しさを身に染みて感じました。早くまたお芝居したい!本当にありがとうございました。最高の4ヶ月でした。
劇団ノーミーツが裏側を全力サポート
劇団ノーミーツは、「NO密で濃密なひとときを」をテーマに、オンライン演劇を主軸に活動するオンライン劇団です。昨今の状況下で新たなエンタメの形を模索すべく、一度目の緊急事態宣言直後の2020年4月9日に結成しました。演劇、映画、広告、イベント業界の若手クリエイターが結集し、これまでTwitterをはじめとするSNSに20作品以上の「140秒Zoom演劇」作品を投稿、累計再生数は3000万回を突破しており、長編リモート演劇として『門外不出モラトリアム』『むこうのくに』『それでも笑えれば』の3公演を上演し、有料チケット制ながら14,000人以上を動員しました。60th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSクリエイティブイノベーション部門ACCゴールドを受賞しています。
今回、あえて劇団ノーミーツはサポートに徹しました。新たなエンタメの形を探す集団として、コロナ禍で活動の場所を失ったアイドルが自分たちでオンライン演劇を作り上げることこそがこれからの活動に変革をもたらすと考えたからです。当初は戸惑いの様子を見せたHKT48でしたが、途中から自分たちでのめり込んで成功を目指して一致団結して進んでいったことに劇団ノーミーツとしても大きな感動を感じました。これからも、「オンライン演劇」を通して、これからもさまざまなエンタメと掛け合わせて新たな可能性を探りたいと考えています。
【劇団ノーミーツメンバーのコメント】
林健太郎/劇団ノーミーツ主宰(企画・プロデュース)
『水色アルタイル』『不本意アンロック』をご観劇いただいた皆さま、そして劇はじプロジェクトを応援して下さった皆さま、本当にありがとうございました。
そしてHKT48の皆さん、4ヶ月間お疲れ様でした。本番まで、辛いことの方が多かったかもしれません。それでも毎日踠きながら一歩ずつ前へ進み、決して諦めない姿に、感動と勇気を貰いました。また一緒に作りましょう。
劇団ノーミーツは、昨年の緊急事態宣言が発令された際に、オンラインで物語を届ける集団として結成され、4月で1周年になります。まだまだ若輩者ではございますが、これからも、自分たちにしか出来ない作品づくりを続けます。やったんぞ!
小御門優一郎/劇団ノーミーツ主宰(脚本・演出)
「HKT48、劇団はじめます」の2公演、応援してくださった皆様のお陰で無事終演することができました。本当にありがとうございました。
公演作りのサポートをさせていただきながら、HKT48メンバーの皆さんが普段ステージの上で発している魅力、輝きが作品に注がれた時の爆発力を目の当たりにし、劇団員一同、同じ作り手として多くのことを学ばせていただきました。
劇団ノーミーツもHKT48の勢いに負けないよう、また皆さんとご一緒できる日がくるよう、これからも全力で走っていきたいです。またお会いしましょう!