メイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社のプレスリリース
東日本大震災から10年。矢野きよ実さんは、被災地の子どもたちの「心の声」を聞くワークショップ「書きましょ」を今も続けています。そこで綴られた子どもたちとご本人の書を展示します。
■開催期間:2021年3月6日(土)~3月12日(金)11:00~19:00
■場所:THE COVER NIPPON (東京ミッドタウン ガレリア3F)
被災地支援【無敵プロジェクト】-私たちに出来ることは「忘れないこと・想うこと」-
2011年3月11日の震災直後から日本赤十字愛知県代表として視察のため医師団と被災地に入った矢野きよ実さん。壊滅的な被害を受けた日本の硯シェア90%を誇る硯のまち宮城県石巻市雄勝の地に立ち、そこで瓦礫の中から出てきた傷だらけの硯と出逢います。
名古屋から1800キロ、宮城・岩手・福島の被災地の子どもたちの「心の声」を聞く「書」のワークショップ【書きましょ】を行い、「忘れないで」と子どもたちから預かった書を全国で展示する活動は現在100会場を超えます。
被災地の報道が少なくなった今も被災地の子どもたちの「心」を多くの人々に伝える講演を 積極的に行っています。
今回は、これまでのワークショップ【書きましょ】で綴られた子どもたちの書をTHE COVER NIPPONにて展示いたします。
「いい日になりますように」-矢野きよ実 作品展-
店内では、「いい日になりますように」をテーマに矢野きよ実さんがしたためた書作品を展示いたします。
被災地の子供たちの心の声を受け、したためられた思いを是非ご覧ください。
作品と共に、矢野きよ実さんの書のグッズも販売いたします。
是非この機会に足をお運び下さい。
【特別イベント】矢野きよ実・中村耕一 トークショー&ミニコンサート
「子どもたちの書」や被災地での活動の中で生まれた想いを、トークと歌声にのせてお届けします。
3月6日(土) 17:00~ / 3月7日(日) 14:00
※開催延期※開催内容の変更・トークショー・ミニコンサート延期のお知らせ
https://thecovernippon.jp/20210303_yanokiyomi/
東日本大震災から10年、本来は直接お二人の言葉をお届けしたかったのですが、本イベントへの反響をあまりにも多くいただき、主催者側との協議の結果、今回は延期させていただくことにいたしました。
なお両日、矢野きよ実、中村耕一は静かに在廊いたします。
楽しみにしていただいていた皆さまにはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。
【プロフィール】
矢野 きよ実(パーソナリティー・書道家)
名古屋市大須生まれ。15歳で芸能界デビュー。17歳から始めた書で表現する独特の世界観が注目を集める。
テレビやラジオなど活躍の場を広げ、名古屋弁による軽快なトークが話題に。ポスター・CM・アーティストのCD題字にも多数書を提供している。2011年3月11日の震災直後から被災地に入り、子どもたちと「心の声」を聞きながら一緒に書をかく【書きましょ】という支援活動を精力的に行っている。現在、医療・災害、教育現場、福祉、少年院など、さまざまな分野からの講演依頼に「生きること」「命の大切さ」を伝えている。
・玄玄書作院常任理事
・特定非営利活動法人愛知万博記念災害・救急医療研究会理事
・名古屋観光文化交流特命大使
・障害者と市民のつどい実行委員会名誉実行委員長
・名古屋小児がん基金特別顧問
・幼児虐待のためのシェルター「パオ」を積極的に応援。地元では協議委員を務め防犯活動に貢献。
・第20回アジア競技大会2026愛知・名古屋スローガン・エンブレム選定委員会選定委員
中村耕一(ミュージシャン)
1951年北海道生まれ。
1969年、学生時代にビートルズの音楽と出会いバンドを結成。1981年~30年間JAYWALKとして活動。
2013年2月、名古屋、東京を皮切りにソロ・アーティストとしてライブ活動を開始。盟友・三宅伸治の全面プロデュースによるアルバム『かけがえのないもの』を発表。「GREAT Japanese Songs Vol.1 」リリース。三宅伸治、高橋”Jr.”知治、大島賢治、厚見玲衣、梅津和時という最強のメンバーを迎えた Timeless Bandを結成。アルバム「Song Bird」リリース。2016年レイニーウッドにボーカルとして参加。2017年以降ソロ活動はもちろん、様々なアーティスト、三宅伸治、小坂忠、木村充揮、厚見玲衣、松田“ari“幸一、有山じゅんじ、滝ともはる、三好”3吉”功郎、増田俊郎、柳沢二三男、斉藤哲夫、OSAKA ROOTS…全国でライブを行い、2018年、108本、2019年は年間116本のライブを行う。“歌うことが幸せだ”と全国をまわる。
メッセージ
ものすごく力強い文字で「父」と書いた男の子は
「父ちゃん流された」と呟いた
半紙いっぱいに「今」と書いた子はお母さんがいなくなった
「ひとりにしないで」と小さな女の子は書いた
6歳の女の子は「幼稚園のお友達がたくさん死んじゃったの」と震災後2年経って
やっと小さく叫ぶことができ「みんなげんきで」と書きました
600件あった家が599件流された一本松の前の小学校のみんなは
「そんなもののために生まれたんじゃない」「生きてやる」「100年生きたい」「もどりたい」と
1日で1000枚を超える心の叫びを書きました
福島でいじめにあった子どもたち、言葉がでなくなった子どもたち
365日笑うことができなくなった女の子・・・
小さな身体からたくさんの心の音が、叫びが溢れでてきます
先生も大人たちも10年経った今も涙がとまらなくなります
「書」は習字とは違います。習字はお手本どおりに書き方を習いますが
「書」は心の中にある今の気持ちをそのまま書きます
たとえば「淋しい」気持ちは言葉ではなかなか言えませんが
白い紙の上には「淋しい」と書けます
子どもたちに教わったこと
人の「言葉」は生きてきた年数ではなく経験からうまれる
何十年もかかって大人たちがようやくわかる心の言葉を
小さな子どもたちが書にします
どれほど怖くてどれほど悲しくて辛かったか
その日を経験していない私にはわかりません
私たちに何ができるか・・・「想うこと、忘れないこと・・」
どうか
こんなにも小さな子どもたちの心にある
心の叫びをみてください
矢野きよ実
[企画・運営]
メイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社
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