新日本フィルがクラウドファンディングを開始 ―コロナ禍を乗り越えて創立50周年を皆様と共に―

公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団のプレスリリース

公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団(東京都墨田区、理事長宮内義彦、以下新日本フィル)は、創立50周年に向け、2021年3月8日(月)よりREADYFOR(レディーフォー)にてクラウドファンディングを開始いたしました。

【プロジェクト背景】
1972年に小澤征爾、山本直純の掛け声の下、創立された新日本フィルハーモニー交響楽団は、2022年の創立50周年の節目を前に、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により深刻な運営危機にあります。これまでに世界的な指揮者、ソリスト達との名演を繰り広げてきた新日本フィルの歩みは、日本のクラシック音楽界の歴史でもあります。これらの貴重な資料を未来へ残していくために、また50周年を皆さまとともに音楽を通して喜び合うために、このプロジェクトを開始いたしました。

1972年創立【新日本フィルハーモニー交響楽団】(C)K.Miura1972年創立【新日本フィルハーモニー交響楽団】(C)K.Miura

【クラウドファンディング概要】

■プロジェクトページ:https://readyfor.jp/projects/newjapanphil/
■期間:3月8日(月)10:00~4月30日(金)23:00まで
■目標額:500万円
※本プロジェクトは目標金額の到達可否にかかわらず、プロジェクトを実行するAll-in方式です。
■実施内容:
1.  過去の音源デジタルアーカイブ化 2. 50周年誌の編纂 3. 50周年記念シーズン アーティスト招聘、
4. 記念グッズ作成費用 5. 記念CD製作費用
2021年12月31日(金)までに、いただいた資金を上記50周年プロジェクト費用の一部として活用いたします。
■リターン(返礼品):
定期演奏会チケット、定期演奏会チケット&バックステージツアーご招待、
定期演奏会チケット&ホテルランチ券、50周年誌&特製CD、オリジナルチケットホルダー
楽団員によるレッスン、楽団員による出張演奏会 など

支援金の使途および50周年事業内容

1. 過去の音源デジタルアーカイブ化
これまで600回を超える定期演奏会は、記録録音されています。これらは新日本フィル50年の軌跡であるとともに、日本の音楽文化における貴重な財産です。
しかし、保存してある音源は大半がDATと呼ばれる磁気テープで、時の流れとともに劣化し、再生ができなくなってしまいます。DATテープのみならず、DATの再生機器等もどんどん姿を消しているのが現状です。このまま放置すれば、音源のデータが保存出来ないまま、貴重な記録が消滅してしまいます。
デジタイズして保存していれば、CD化や配信等の形に応用することが可能です。今回は、100本ほどの音源のデジタルアーカイブ化を予定しております。
この財産を後世に残していくことは、私達の使命と考えています。

50年の歴史を刻んだDATテープ50年の歴史を刻んだDATテープ

2. 50周年誌の編纂
新日本フィル50年の膨大な資料を、「50周年記念誌」として編纂します。デジタル化されていない創立時のポスターやチラシ、当時のスナップ写真など、今では見ることのできない貴重なアーカイブを皆さまにご覧いただく機会となります。完成した50周年誌は本クラウドファンディングのリターンから選べるほか、新日本フィルのオンラインショップや公演の会場等でも販売予定です。(限定部数)

50周年記念ロゴ50周年記念ロゴ

3. 50周年記念シーズン アーティスト招聘
新日本フィルでは2021年9月から2022年3月をプレ50周年記念シーズン、2022年4月から2023年3月までを50周年記念シーズンと位置づけ様々な演奏会を実施いたします。これまでに縁(ゆかり)のあるアーティストや未来の音楽界を担う若手アーティストを迎え、「過去」を尊び「未来」へ思いを馳せる、芸術性あふれる時間を創造します。

演奏会の様子(C)Rikimaru Hotta演奏会の様子(C)Rikimaru Hotta

4. 記念グッズ作成費用
50周年を記念したオリジナルグッズを製作いたします。(詳細検討中)

5. 記念CD製作費用
デジタイズを進める過去50年間の記録音源の中から、記念CDを製作する予定です。(収録内容検討中)

 

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