株式会社東急文化村のプレスリリース
ライブを超える芸術体験は存在するのか――?その答えがここに。
総出演者250名超 / 特別参加 熊川哲也 / 完全無観客4K特別収録
■再演不可能といわれた衝撃大作、前代未聞の映像作品として復活!
稀代のダンサーとして世界に名を馳せ、演出・振付家としても数々のオリジナル作品を異例のスピードで発表し続けるなど、前人未踏の領域を築いてきた熊川哲也。超越した感性が光る熊川作品のなかでも最も衝撃的な作品が、2019年にBunkamura30周年記念として初演した『カルミナ・ブラーナ』だ。誰もが知る大曲に、熊川は“美しく優美なバレエ”の概念を超えた戦慄の物語を授けた。
初演時はわずか2公演限りで上演され、再演不可能と言われた幻の作品がいま、前代未聞のスケールの映像作品として、さらには初演時にはなかった熊川哲也の特別参加という千載一遇の機会で復活する。
コロナ禍にあえてこの作品に向き合う決断をした熊川の想いを、貴重な密着の数々で描いたメイキングも必見。
■総出演者250名超。完全無観客で実現した空前の撮影スケール
本作を実現するのに要するのはK-BALLET COMPANYのダンサー、オーケストラ、合唱など250名を超える出演者たち。コロナ禍の制限下にある劇場において、その実現は無謀とも思われたが、完全無観客だからこそ可能である大規模映像作品の制作として実現を目指すことになった。熊川が「生の舞台の感動」を至上主義としていることは有名だ。「劇場体験を知るお客様をも唸らせる映像プラン」を絶対条件として提示し、作品を活かすアングルの検討、ドローンやクレーン、舞台上に設置した4Kカメラなど、舞台撮影の常識を超えた環境を整えることではじめてGOサインを出すに至ったという。
■熊川が大曲に授けた戦慄の物語
作曲家カール・オルフが、『カルミナ・ブラーナ』を作曲したのは1936年、ナチス・ドイツの時代。映画作品などでも頻繁に使用され、多くの人を惹きつけ続けるこの曲に、熊川が抱いたイメージは、政治的な生々しさを逆手にとった型破りで意外性に満ちたものだった。
その内容は、“フォルトゥーナの子は、悪魔であった”という衝撃的な展開からはじまる。アドルフという名を与えられ、人間の世にでた少年は、人間に闇を与え、悪行を操る。そして、その運命に立ち向かうものたち…。
世間を突如襲う厄難をテーマにした本作は、まるでその後世界を襲った未曽有の事態を予想していたかのようだ。パンデミックを生きる我々が、いまこの作品を見るとき、アドルフの姿は、時代ごとに姿を変えて出現する禍を想起せずにはいられないだろう。
今回特別参加となる熊川哲也は、悪に崩壊され、そして再建をもたらす象徴として圧巻の存在感を示す。舞台に立つのは約2年ぶりだが、芸術に選ばれた存在が放つ強烈なオーラは、画面を通じてもこの上なく刺激的だ。 役名のないこの役は、はたして我々人類の代表なのか、あるいは人知を超えた力を象徴するのか――。
なぜいま、あえてこの作品に向き合うのか、天才の胸中が垣間見られる貴重なメイキング映像も見逃せない。
「映像は生の舞台の感動に勝ることは不可能」という通説は本当か。
その答えをぜひご自身の目で確かめて欲しい。
■Synopsis of new “CARMINA BURANA” 『カルミナ・ブラーナ』2021 あらすじ
かつて、女神フォルトゥーナは悪魔ルシファーと恋に落ち、子を授かった。
子に与えられた名は、アドルフ。
悪魔の子は人類を侵食し、社会に紛れ込む。
アドルフは、人間社会に蔓延する悪の象徴として、
またときには、人の堕落と果てなき欲求の化身として、
世に闇を与え、醜行を蔓延させる。
使命を全うすべくアドルフを殺め、この世に均衡をもたらすのは、
我々人類か、あるいは人知を超えた力なのか。
▼ティザー映像はこちらから
熊川哲也 『カルミナ・ブラーナ』2021 特別収録版 特集HP
https://bit.ly/3evgFJV
【演出・振付・台本/特別参加】熊川哲也 Tetsuya Kumakawa
Kバレエ カンパニー/Bunkamuraオーチャードホール 芸術監督
北海道生まれ。10歳よりバレエを始める。1987年、英国ロイヤル・バレエ学校に入学。1989年、ローザンヌ国際バレエコンクールで日本人初のゴールド・メダルを受賞。ヨーロピアン・ヤング・ダンサーズ・オヴ・ザ・イヤー・コンクール(パリ)でも金賞を受賞。同年、東洋人として初めて英国ロイヤル・バレエ団に入団し、同団史上最年少でソリストに昇格。1993年、プリンシパルに任命された。在団中にボリショイ・バレエ団の『ジゼル』をはじめ各国のバレエ団に客演。1996年から1998年にはセルフ・プロデュース公演「Made in LONDON」を開催している。 1998年に英国ロイヤル・バレエ団を退団し、1999年、Kバレエ カンパニーを創立。
これまでに、プティ振付『カルメン』、マクミラン振付『三人姉妹』、自身のプロダクション『ジゼル』『眠れる森の美女』『白鳥の湖』『コッペリア』『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』『海賊』『ロミオとジュリエット』『シンデレラ』『ラ・バヤデール』『カルメン』などを上演。2004年にはニューヨークのメトロポリタン歌劇場にてアシュトン振付『ラプソディ』を踊り高い評価を受ける。2006年、上海大劇院にて『ドン・キホーテ』を上演・主演。振付作品には、『ベートーヴェン 第九』『ウォルフガング』『パッシング・ヴォイス』『シンプル・シンフォニー』などがある。2017年には完全オリジナル作品『クレオパトラ』を、2019年には『カルミナ・ブラーナ』『マダム・バタフライ』を世界初演し、成功をおさめる。
2004年、『白鳥の湖』の演出/振付/出演に対し、第3回朝日舞台芸術賞を受賞。2005年、第55回芸術選奨 文部科学大臣賞(舞踊部門)を受賞。2006年、Kバレエ カンパニーとして『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』の舞台成果に対し、第5回朝日舞台芸術賞を受賞。2012年1月、Bunkamuraオーチャードホール芸術監督に就任。2015年、日本におけるバレエ教育や人材育成に大きな功績を残したと評価され、「第24回モンブラン国際文化賞」を受賞。2018年、『クレオパトラ』の振付・演出に至る長年の功績に対し、毎日芸術賞特別賞を受賞。2013年、紫綬褒章受章。
https://www.bunkamura.co.jp/sp/kumakawa/
【バレエ】Kバレエ カンパニー K-BALLET COMPANY
1999年、英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルとして世界の頂点を極めたバレエダンサー熊川哲也が、自ら芸術監督を務めるKバレエ カンパニーを設立。設立当初より古典全幕作品を中心としたレパートリーに意欲的に挑み、熊川自身が古典に対して抱いてきた敬意と理想を形にしたプロダクションを「熊川版」として次々と発表。『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』といった古典バレエの
名作をはじめ、オペラ原作の『カルメン』、台本・音楽から全ての構成を手掛けた完全オリジナル作品『クレオパトラ』を全幕バレエとして初演。そのレパートリーは全幕だけでも12作品を数える。2005年には、専属オーケストラとしてシアター オーケストラ トーキョーを設立。カンパニーの成長と発展は、国内外での評価にも顕著に結び付き、クラシック・バレエ界として初の朝日舞台芸術賞受賞や、「ローザンヌ国際バレエ・コンクール」に日本のバレエ団で初めてオフィシャルパートナーカンパニーとして提携するなど 熊川が築き上げてきた確たる基盤のもと、世界的文化価値を継承するプロフェッショナルカンパニーとして、 進化し続けている。 2018年、Bunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を締結。
公式ウェブサイト:http://www.k-ballet.co.jp/
フェイスブック:https://www.facebook.com/kballet.company/
ツイッター:@kballetofficial
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《 概 要 》
熊川哲也 『カルミナ・ブラーナ』 2021 特別収録版 (メイキング+本編65分)
Tetsuya Kumakawa CARMINA BURANA 2021
【演出・振付・台本】 熊川哲也
【音楽】 カール・オルフ
【舞台美術・衣裳デザイン】 ジャン=マルク・ピュイッソン
【出演】 アドルフ:関野海斗 太陽:髙橋裕哉 ヴィーナス:小林美奈 ダビデ:堀内將平 サタン:遅沢佑介
白鳥:成田紗弥 神父:石橋奨也 ほかK-BALLET COMPANY
特別参加:熊川哲也
【指揮】井田勝大
【ソリスト歌手】今井実希(ソプラノ)、藤木大地(カウンターテナー)、与那城敬(バリトン)
【合唱】新国立劇場合唱団
【児童合唱】NHK東京児童合唱団
【管弦楽】シアター オーケストラ トーキョー
収録/Bunkamuraオーチャードホール、2021年2月
映像制作/TBS
収録時間/メイキング+本編65分
主催:Bunkamura
特別協力:NTT東日本
協賛:エレコム株式会社 / 沖電気工業株式会社 / キューアンドエー株式会社 / 株式会社シグマクシス / シスコシステムズ合同会社 /高砂熱学工業株式会社 / 日本コムシス株式会社 / 能美防災株式会社 / 東急グループ
視聴チケットご購入方法
(料金はすべて税込)
★早割り購入がお得! 配信期間の間は何度でも視聴可能!
【MY Bunkamuraからの購入】
★特典付き早割視聴券 <データ版プログラム付き>
料金:4,300円
販売期間:3月12日(金)12:00~3月28日(日)23:59まで
※特典付き早割視聴券の販売はMY Bunkamuraのみでの取り扱いとなります。
◆一般視聴券
料金:5,300円
販売期間:3月29日(月)10:00~4月27日(火)22:00まで
配信期間≪長期間配信≫:3月29日(月)19:00~4月27日(火)23:59
購入ページ: https://mybun.jp/carmina2021
【イープラスからの購入】
◆一般視聴券(国内配信)
料金:5,300円
販売期間:3月29日(月)10:00~4月4日(日)22:00
配信期間:3月29日(月)19:00~4月4日(日)23:59
購入ページ:https://eplus.jp/carmina-burana/
◆一般視聴券(海外配信/English ver.)
料金:5,300円*JPY
販売期間:4月21日(水)19:00~4月27日(火)22:00(日本時間)
配信期間:4月21日(水)19:00~4月27日(火)23:59(日本時間)
購入ページ:https://ib.eplus.jp/carmina_brana