『島ぜんぶでおーきな祭 第13回沖縄国際映画祭』【上映作品のご案内】

吉本興業株式会社のプレスリリース

「島ぜんぶでおーきな祭 第13回沖縄国際映画祭」を2021年4月17日(土)18日(日)の2日間で開催いたします。

 

第13回目を迎える「島ぜんぶでおーきな祭」では、沖縄県那覇市の「桜坂劇場」に会場をしぼり、映画上映を行います。これから公開を控える新作を中心とした作品をご紹介する「特別招待」部門では、内田伸輝監督による、困難な日々を生きる女たちを描いたヒューマンドラマ映画「女たち」他を上映。

また、「自分たちが住む街の魅力を全国に発信し、地域を活性化させたい」という地元への熱い想いを、映画を通じて実現するプロジェクト「地域発信型映画」部門では、ガレッジセールのゴリこと照屋年之監督で、主演に満島ひかりを迎えた新作「演じる女」や、関東最大の沖縄タウンがある神奈川県横浜市鶴見区を舞台に、沖縄角力(ずもう)と恋と仲間の物語を描いた「だからよ~鶴見」を始め、14作品を上映予定です。上映作品、関連イベントについては、順次発表させて頂きます。

●特別招待映画

『女たち』
出演 篠原ゆき子、倉科カナ、サヘル・ローズ、高畑淳子、窪塚俊介
監督 内田伸輝
2021年5月21日公開予定
ストーリー
主人公の美咲(篠原ゆき子)は、母の介護をしながら地域の学童保育所で働いている。東京の大学を卒業したものの、就職氷河期世代で希望する仕事に就くことができず、恋愛も結婚も、なにもかもがうまくいかず、40歳を目前にした独身女性である。
娘を否定しつづける毒母、そんな母に反発しながらも自分を認めてもらいたいと心の奥底で願う娘。そこに「介護」という現実がのしかかってくる。
お互いに逃げ出したくても逃げ出せない。あるとき、美咲が唯一心のよりどころとしている親友・香織(倉科カナ)が突然命を絶ち、いなくなってしまう。美咲にとって、養蜂家として自立する香織は憧れだった。美咲の心もポキリと折れ、崩壊へと向かっていく。

●地域発信型映画

『演じる女』
沖縄県大宜味村 地域発信型映画

出演 満島ひかり  品川徹、普久原明、上田真弓
監督 照屋 年之(ゴリ)
ストーリー
舞台は沖縄・大宜味村。地元で建設会社を経営している神谷アキラは人望も厚く、社員からも好かれている理想的な社長だった。しかし、高齢で認知症を患い、今は車イス生活。そして彼には好子(満島ひかり)という若い妻がいた。年が親子以上に離れている為、村では財産前目当てなどと噂が立っていた。時にはウェディングドレスで 時には赤いワンピースで着飾り毎日のようにアキラを見舞う好子。そしていつしか、アキラの余命 があとわずかとなった時、好子はある決意を胸に行動に出る。二人の間には隠されたドラマがあった・・・。
照屋 年之(ゴリ)監督プロフィール
1972年、沖縄県生まれ。日本大学芸術学部映画学科中退後、中学時代の同級生・川田と「ガレッジセール」を結成し芸人として活動する傍ら、2006年より映画制作を開始。長編2作目の「洗骨」は、沖縄で6週連続の週末動員数のトップを記録。
 

『だからよ~鶴見』
神奈川県横浜市鶴見区 地域発信型映画

出演 川田広樹(ガレッジセール)、かーなー(いーどぅし)、なみなみ(いーどぅし)、アルベルト城間、三崎千香、REINA(MAX)
監督 渡辺熱
ストーリー
舞台は鶴見仲通商店街。間もなく行われる沖縄角力(ずもう)の大会を知らせるポスターがあちらこちらに貼られている。通りの中ほどにある沖縄物産を扱う商店で働く琉次(川田広樹)。一人の女性が店へ入ってくる。その姿を見つめる琉次。商品を手にした女性は店内のポスターの文字を読み「沖縄角力出場者大募集」と独り言のようにつぶやく。その声に、思わず「出ませんか?」と言ってしまう琉次。笑顔で振り向く彼女。
沖縄と南米が交わる鶴見の街で繰り広げられる、沖縄角力と恋と仲間の物語。
 

『#放生津カンタータ』
富山県射水市 地域発信型映画

出演 三村妃乃(NGT48)、古舘葵(NGT48)、安藤千伽奈(NGT48)、近藤あや、中井りか(NGT48)
監督 金森正晃
ストーリー
富山県射水市にある長閑な漁師町に住む古田那古(三村妃乃)は高校卒業後、上京して、憧れの音楽の仕事を夢に見ていた。東京への憧れは日に日に高まっていった。
那古の所属する合唱部は部員減少による存続の危機に立たされていた。
合唱部の顧問、太田燈(中井りか)はOG として伝統を絶やしたくない思いとは裏腹に時代の移ろいに為す術は無かった。高三の三学期、那古は東京から来た転校生の大伴そら(古舘葵)と出会う。那古とそら、二人の織りなすカンタータが響き渡る。
歌手になることを夢見る女子高生・那古(なご) ピアノを弾くことに迷う転校生・空(そら) 日本のベニス“内川放生津”を舞台に何に向き合い、どんな人生を描くのか?
 

『せみのこえ』
愛知県幸田町 地域発信型映画

出演 太田夢莉、小嶋修二、星田英利
監督 北村潤伍
ストーリー
主人公のナオ(太田夢莉)は亡き母親の手紙を手掛かりにある男を探していた。道中、ナオは力尽き、とある寺の前で倒れて寺の僧侶「蝉丸」(小嶋修二)に助けてもらう。寺でしばらく過ごす事になったナオは蝉丸が持つ不思議な能力と蝉丸の父「覚一」(星田英利)が行っている不思議な行為を目にする。蝉丸は亡くなった人の声を聴くことが出来、覚一はその声を手紙にしたためていた。ナオは彼らと一緒に生活する中で亡くなった母親の思い出や葛藤に思いを巡らせていき真実を知ることに、、、
 

『玉野えいぞう詩集渚のバイセコー』
岡山県玉野市 地域発信型映画

出演 三宅伸、江西あきよし、ネゴシックス、渚(尼神インター)、ジミー大西、ゆりやんレトリィバァ、空気階段(鈴木もぐら、水川かたまり)、園都
監督 蔦哲一朗
脚本 河村匡哉
ストーリー
『第一話 美しき競輪』
街や競輪がクリーンなイメージを期待されている昨今。時代の狭間に取り残された中年競輪選手・大島の物語。まだ引退する年齢ではないが、新しい流れに乗ることもできず、酒、女、賭け事の楽しみがなくなった毎日をやきもきと過ごしていた。そんな大島に残されていたのは、結局は競輪場とライバルとなる仲間たちだった。

『第二話 渚のバイセコー』
三十路を過ぎた女性漁師の渚は、毎日海に出ていた。ある日、浜辺に打ち上げられていた自転車を見つける。渚はその自転車がすごく気に入り、海には出ずに、街中を乗り回して離れようとしない。しかし、そんな渚をよく思わない父が、渚の自転車を捨ててしまうのだった。ラストにファンタジーな展開が待ち受ける、童話のようなお話。

『第三話 氷と油』
造船所で働いている玉野市育ちの素直子と浩。ある日、浩が仕事を辞め、オシャレなカキ氷屋で働き始める。理由は東京から移住してきた美人のモモだった。浩に片想いしていた素直子は、モモのことが気になって仕方がない。玉野市ことを卑下する素直子と、芸術あふれる瀬戸内の玄関口である玉野市を褒め称えるモモ。次第に素直子と浩の関係に亀裂が生じてくるが、彼らを繋ぎ止めてくれたのは、小さい頃から身近にあった町のシンボル・競輪だった。

 

島ぜんぶでおーきな祭 第13回沖縄国際映画祭
(英語表記 13th OKINAWA INTERNATIONAL MOVIE FESTIVAL)
■ 開催期間
2021年 4月17日(土)~18(日)
■ 開催場所
那覇市 桜坂劇場、ホテルアンテルーム那覇、北中城村 イオンモール沖縄ライカム
※各種イベントはオンライン上でもお楽しみ頂けます。
■ 主催  沖縄国際映画祭実行委員会
■ 運営  株式会社よしもとラフ&ピース
■実施コンテンツ  映画作品上映・オンラインコンテンツ・アート展示 ほか
■ホームページ   www.oimf.jp

『島ぜんぶでおーきな祭』とは?
2009年にスタートした沖縄国際映画祭は、2014年から「島ぜんぶでおーきな祭」と改称しました。映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツなど総合エンターテインメントの祭典として春の沖縄を代表するイベントに成長しました。1年を通して創出してきたさまざまなエンターテインメントコンテンツを「島ぜんぶでおーきな祭」に集積し、そのでっかいエネルギーの塊を日本中へ、そしてアジア、世界へと発信してまいりました。今年は新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点からオンラインを併用し、新しい形の映画祭を模索いたします。

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