Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13『光の速さ -The Speed of Light-』5月開催!4月3日チケット発売開始

光の速さ公演事務局のプレスリリース

東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催するTokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13のひとつ、アルゼンチンの演劇/映像作家マルコ・カナーレが手がけるツアー型演劇プロジェクト『光の速さ -The Speed of Light-』の公演が2020年5月からの延期を経て、2021年5月に開催決定しました。来たる4月3日(土)午前10時よりチケットが発売となります。

光の速さ メインビジュアル

 本企画は公募により集まった東京在住の65歳以上の13名の出演者と共に東京の街をめぐるツアー型演劇です。
まず、東京に暮らすシニア世代の個人史がパフォーマンスを交えて語られます。そして東京でのリサーチをベースにマルコ・カナーレが書き下ろした、過去・現在・未来の世界が交錯するフィクションの物語を上演します。
異なる文化や歴史を背景にもつ演出家が出演者たちとの創作プロセスを通して、彼らと“共に人生をみなおす”ことで紡ぎ出された物語です。俯瞰的な視点の歴史や文化、伝統に、そこで生きる個人の思い出や価値観などいくつもの断片をちりばめた唯一無二の“東京”を体感する公演となります。

 また、2019年から演劇と並行して制作した映像作品『映画版「光の速さ」』を、 演劇公演の開幕に合わせて、2021年5月5日(水・祝)より31日(月)までの期間限定で無料オンライン配信することが決定しました(詳細は後日公式サイトにて発表)

さらに、東京で暮らしてきた出演者たちが個人史を語る短編動画シリーズ「東京に息づく歴史」(全12本)を4月中旬以降、随時公式サイトにて公開します。

『光の速さ -The Speed of Light-』演劇作品 公演概要

 

光の速さ The Speed of Light

●日程:2021年
5月5日(水・祝)14時
5月8日(土)14時
5月9日(日)14時

5月12日(水)15時
5月15日(土)14時
5月16日(日)14時
5月19日(水)15時
5月22日(土)14時

ツアー時間:3時間(予定)
定員: 各回40名(予定)
日本語上演(一部英語上演・日本語通訳付)

●会場:

第1ポイント(集合場所): 三軒茶屋駅周辺(公式サイト等にて後日発表)
第2ポイント(経由地点): 世田谷区太子堂周辺各

第3ポイント(最終地点): 太子堂八幡神社 野外特設ステージ
※徒歩による移動を含む合計3時間程度のツアー型演劇となります。

※第1ポイントで集合後10~15名程度のグループに分かれ、スタッフの誘導により第2ポイント(3ケ所のうちいずれか)へ移動。第3ポイントでは再び全グループが集合します。
※小雨決行、荒天中止
 

●チケット料金(前売・当日共通): 

一般 ¥3,000  
25歳以下 ¥2,000 当日受付にて年齢確認のできるものを要提示
高校生以下 ¥1,000 当日受付にて年齢確認のできるものを要提示
小学生以下 無料 要保護者同伴
障がい者手帳お持ちの方 ¥2,700 付添いの方1名無料
当日受付にて障がい者手帳を要提示

※障がい者手帳をお持ちの方、車椅子やベビーカーをご利用の方および鑑賞にあたって介助を必要とされる方は『光の速さ』公演事務局まで要事前連絡。

※新型コロナウイルス感染症対策のため、ご予約時にお客様全員の氏名、住所、連絡先をご登録いただきます。

●チケット発売:
2021年4月3日(土)午前10時開始

●チケット取扱:
① ローソンチケット  

https://l-tike.com/
ローソン・ミニストップ店頭Loppi(Lコード:34454)

② Peatix
https://tsol2021.peatix.com/

あらすじ:

  • (第3ポイントで上演する物語および『映画版「光の速さ」』)
    能楽師だった夫に先立たれたチヨコ。自分の息子が能楽堂を売却しようとするのを阻止したい彼女に夫の霊が告げたのは、山奥の松の木を見つけ、そこに夫の遺灰を撒くことだった。同時にチヨコは、東京で外国人の演出家がシニアたちとともに創作するという演劇プロジェクトに参加するのだがー……。

 

 

●マルコ・カナーレ(作・演出)よりコメント:
 

マルコ・カナーレ

「この作品は、公募で集まってくれたシニアの出演者たちと一緒に創り上げたもので、彼らの世界に対する視点、大切にしているもの、共有したいもの、そして残したいものを、観客の皆さんと共有しようとするものです。

彼らの東京の歴史の記憶 – 戦争が与えた影響 – を目にし、そして都市が再構築される物語。それは同時に彼ら自身の人生・命の再構築の物語でもあります。

東京には数々の痛みを生んだ記憶があり、戦争が遺した記憶と痛みを知ることは、当時子どもだった出演者たちが、戦後の東京と日本の目覚ましい復興を目にし、未来へと進み続けた力と同じように、私にとって目を見張るものがありました。

しかし現在、新しい世代の人々は彼らが大切にしてきた知識から目をそらそうとしているように見えます。私はこの作品が、そういった彼らの知識を若い世代と共有する機会となることを願っています。

また死、死後の世界、そして信仰を扱っているこの作品では、能舞台というものが創作開始当初から私たちにとって重要な宇宙でした。生ける者が死せる者と出会う能という神聖な芸術とその舞台は私の創作にとって最高の場でした。

本作がもつ力は、出演者たちが全身全霊でこの創作に乗り出した力強さから生まれていると確信しています。彼らは記憶を語ったり演じるだけではなく、歌い、踊り、各々が持つ異なった知識で作品に貢献し合う創造の場を開き、皆で作品の内容を議論しながら道を探って来ました。
皆が心血を、そして持てるもの全てを注いで創りあげたものに心を動かされることでしょう。

コロナウイルスによる犠牲者の多くを占めるのが高齢者です。そんなシニア世代の彼らがアクションを起こしたことで、この作品はコロナ禍以前よりもさらに力強く、観る者の心に響くと思っています。
世界中の誰もがパンデミックを経験した今、東京の観客の皆さんも一緒にこの“大いなる感情の旅” にご参加ください。」

作・演出:マルコ・カナーレ
能監修:喜多流能楽師 佐々木多門 歌唱監修:宮内康乃(つむぎね)
邦楽器提供・指導:茂手木潔子(日本音楽研究)
横笛演奏協力: 鳳聲晴久(邦楽囃子笛方) 音楽監督:フアン・バジャ 
公募出演者:相沢栄子、今井輝己、今中陽子、小川麗子、小澤淑江、郡いづみ、佐藤菊世、清水芳子、鍋倉和子、原野稲津美、平林貴男、美影ふじ、山本春美
出演者:池部瑛大(子役)ほか

主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京後援:アルゼンチン共和国大使館
協力:太子堂八幡神社、太子堂五丁目町会、代官山ティーンズクリエイティブ

※内容は予告なく変更になる可能性があります。

本公演は新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底して実施します。また、ご来場のお客様へも感染症対策へのご理解・ご協力を賜りたく、公式サイトに記載の内容をご一読いただき、遵守くださいますようお願い申し上げます。
 

【Tokyo Tokyo FESTIVALとは】
オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げるため、多彩な文化プログラムを展開し、芸術文化都市東京の魅力を伝える取組です。

【Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13とは】
斬新で独創的な企画や、より多くの人々が参加できる企画を幅広く募り、Tokyo Tokyo FESTIVAL の中核を彩る事業として、東京都及び公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が実施するものです。国内外から応募のあった2,436件から選定した13の企画を、「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13」と総称し、展開しています。 

一般お問い合わせ:『光の速さ』公演事務局(合同会社syuz’gen(しゅつげん)内)
TEL:03-4213-4292 
Email:tsol_ticket@syuzgen.com
 

 

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