3つのマジックで会社を再生! 関西から世界を見据える、塩野義製薬 “手代木 功 社長”が登場!!

テレビ大阪株式会社のプレスリリース

 

  • 【番組概要】

商都として古くから栄えてきた大阪を中心に、歴史に名を残す数多くの経営者を生み出してきた関西。この番組は、今、そしてこれからの関西の未来を牽引するリーダーをクローズアップし、その足跡を紹介、成功秘話を探っていく。第一回目のリーダーは、大阪市中央区に本社を構える塩野義製薬社長 手代木 功氏。コロナ禍の今、日本はもちろん世界からも注目を集める企業リーダーのこれまでから新型コロナウイルスワクチンの最先端までを掘り下げる。司会は硬軟織り交ぜた自在なトークが持ち味のフリーアナウンサー、福澤朗。京都出身で主婦目線のコメントにも定評のある羽野晶紀、日本総研マクロ経済研究センター所長の石川智久といったパネラーたちとともに、リーダーの真の顔、考えを明かしていく。

  • 【番組内容】

 

今、世界からも注目を集めている塩野義製薬。東証一部上場、売上3,014億円という大手製薬メーカーだが、一時は破綻すらありえた苦境に陥ったことも。今回は2008年に社長に就任、「手代木マジック」と言われる前代未聞の経営手腕で会社の危機を乗り切った、現社長の手代木 功氏が登場する。 そして、塩野義製薬の歴史、手代木氏の半生をまとめたVTRも流される。塩野義製薬は明治11年に創業、「抗生物質のシオノギ」と呼ばれていたものの、その抗生物質の売上が陰り、いつしか「終わった会社」と揶揄されるまでに。

手代木氏は、宮城県出身で東京大学薬学部卒。大の実験嫌いで朝から晩まで麻雀三昧だったという学生時代、大学院に進むという選択肢もあるなか、卒業して営業職を志望。当時営業職を募っていた塩野義製薬に入社する。大きな転機となった一度目のアメリカ赴任で身につけた武器とは?そして、自身が「天狗になっていた」という時期には、社内で手代木降ろしの怪文書が出回ったことなど、波乱万丈なエピソードが続々。明らかな左遷とも言える二度目のアメリカ行きで、失意の中、手代木氏が見つめ直したものとは?さらに経営企画部長時代に、手代木氏は当時の社長、塩野元三氏と構造改革を進めることになるが、ここで手代木氏が前社長に言い放った驚きの言葉が「このままいったら確実に潰れます」というもの。手代木氏はこの発言に至った経緯や、アメリカが人生のターニングポイントとなっていることを明かす。
 

番組はいよいよ手代木マジック、3つの極意に迫るVTRへ。その1つめは「選択と集中」。当時、製薬研究のトレンドとなっていた抗がん剤チームを解体、注目されていなかった感染症分野に注力するという英断を下した背景とは?さらに、ここでは2008年の社長就任時のエピソード、手代木氏が考える後継者についても明かされる。続いて、2つめのマジックは「世界企業と対等に渡り合う交渉力」。アメリカで得た論理的思考を元に、世界的製薬会社の業界には前例がなかった交渉を仕掛けたときのことを振り返る。そして海外で交渉する際に自身が学んだテクニックについても言及。

ラストのマジックは「異例のスピードで薬を完成」。世界でもほぼ例がないという、14年で7つの新薬を開発した塩野義製薬が、コロナ禍の現在、開発を進める新型コロナワクチン&治療薬開発の最前線に取材を敢行。ワクチン製造を行う工場の心臓部へもカメラが入り、最先端のワクチン開発についても明かしていく。進行中である臨床試験の映像も流されたほか、ワクチン開発の課題などについても言及。「今年中に臨床入りしないと世の中の期待に応えられないと思っている」と手代木氏が語る、塩野義製薬の切り札も登場する。福澤からの「期待してよろしいでしょうか?」の言葉に対する手代木氏の答えとは……。

日経×テレビ大阪ミニコーナーでは、AIキャスターが登場、その驚きのポテンシャルを披露する。これを見た羽野は「本当の人のように見える」と驚いたあと、「キャスターいらなくなるんじゃ?」と福澤にツッコミ。このAIキャスターが関西で注目のニュースとして伝えたのが、コロナ禍にビジネスチャンスを見出す冷凍冷蔵庫の会社、フクシマガリレイについて。石川の「元気がいい会社は今次の手を売っている」という発言。そして、塩野義製薬が大阪にこだわる理由についても言及。他社との差別化にもつながっているという、学生たちのことも考えられたその理由とは?さらに、福澤が思わず「徳川家康の話を聞いてるみたい!」と感嘆した今後についての考え、この先チャレンジしてみたい意外なこと、2025年万博についてなど、貴重なトークが最後まで続いた。番組ラストでは「福澤の見立て」として、司会の福澤がコメント。パワーあふれる関西のリーダーに触れたその感想とは……。
 

  • 【福澤朗コメント】

この番組のオファーをいただいたときは「関西かぁ〜」って(笑)。関西っていい意味でズケズケものを言ってくださることが多いんですが、今の時代に一番大事なのはまさにそこだと思うんですよね。コロナ禍において、みんな自粛して、控えて、抑えて、忖度して、相手の嫌がることは絶対言わないっていう風潮になっているなかで、それでもやがてこの状況が明けて、未来に向けて歩んで行かなければいけない。そこで、思ったことはちゃんと言う、時に相手の嫌がることも言おうっていう気風を持っているのは、日本では大阪、ナンバー1ですからね。この気風は日本人全体が見習わなければいけないだろうなっていうことを改めて思いました。

関西と限定している理由は番組を見ていただければよくわかると思います。そこに東京の人間が入り込んでいくっていう。関西の方が聞くとそれほどびっくりしないことも、東京の人間が聞くとびっくりすることも多い。だから僕は東京人気質を失わないでお届けしたいと思っています。今後は商都大阪、「ああこの人、生粋の商人だな」っていう、ある種わかりやすいギラギラ加減、大阪のギラギラが濃厚な人と会ってみたいなって思いますね。

今回の収録は、シンプルなスタジオセットのなかで、人物像が濃厚に浮かび上がったと思います。印象に残った言葉は、放送上使われるかはわからないですけど、「逆張り」。感染症分野に着手したという部分、人がやらないことに照準を当ててそれに取り組んでいく。あとは「選択と集中」でしょうか。勝負にならない戦いはしない、抗がん剤のチームはやめて感染症治療へ行くというのは、まるで戦国時代に何万の兵隊がいる相手に千人でどう勝つのかというような三国志が好きで何度も読み返しているという手代木社長ならではの発想、いい戦いっぷりですよね、歴史に名を残す人っていうのは、みんなそういうことをやってるんだなって思いました。

この番組は経営者の方はもちろん、若い方に見てほしいと思います。そういうリーダーのいる会社に就職しようとか、働きたいって思ってもらえるような、そんな番組にしていきたいので、若い方に見ていただきたいですね。そして、自分たちのエリア、これが関西圏の良さなんだってところを再発見していただきたいと思っています。
 

  • 【羽野晶紀コメント】

 福澤さんとは東京のバラエティ番組でご一緒して、あの頃すごく元気のいい、若いアナウンサーさんでしたけど、それから全然変わらない……多少おじさんにはなっていましたけど(笑)。今回の番組は関西のリーダーということで、そのリーダーが日本の経済を元気にしたり、世界で活躍したりっていうのは、関西人として本当にうれしいし誇りに思います。

その大阪で塩野義製薬さんが頑張ってくださっている、そこのリーダー、手代木社長の声を生で聞けたっていうのが、すごく良かったです。お話もわかりやすかったですし、私が今一番気になっていることも聞けました。それに仕事以外のお話でも「奥さんに怒られるんだよ」とかって話が聞けて、どこも一緒だなって(笑)。

そして、印象的だったのが、「自分にはいい話はしなくていい、悪い話だけしなさい」っていうお話。これはすごくいいなと思いました。せっかちっておっしゃっていたこともそうですけど、例えばそれが会社にとって大きな問題になってから知らされるよりは小さなときに聞いておく方が先々手を打てるだろうし、結局早いですよね。悪いことだけ言いなさいって言ってもらえるのは、社員の人もありがたいし、働きやすいんじゃないかなって思いました。今、色んな暗い話題が多いですけど、大阪から日本を元気にしていかなきゃってみんな感じていると思うので、みんなで盛り上げていきたいですね。
 

  • 【番組概要】 

番組名:「関西リーダー列伝 〜キーパーソンの成功秘話〜」
放送日時:2021年3月27日(土)午後1:00〜1:55
HP:https://www.tv-osaka.co.jp/sp/kansai_leader/
 

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