スカパーJSAT株式会社のプレスリリース
昨年2020年以降、新型コロナウイルス感染症拡大によって、私たちの余暇時間の過ごし方は大きく様変わりしました。
この度、スカパー!は、“コロナ禍”において、生活者のテレビ視聴がどのように変化したのか、エンターテインメントがどのような形で新生活に役立つことができるのかを把握するため、全国の15歳~59歳の男女1,000名を対象に、2021年3月3日(水)~3月4日(木)の2日間で、「コロナ禍におけるテレビ視聴と新生活に関する調査」をインターネット調査により実施しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
≪コロナ禍におけるテレビ視聴の変化≫
- テレビ視聴時間の変化 「一人でテレビを見る時間が増えた」30% 「家族でテレビを見る時間が増えた」31%
はじめに、全国の15歳~59歳の男女1,000名(全回答者)に、テレビ視聴時間の変化を聞きました。
まず、全回答者(1,000名)に、昨年の今ごろ(2020年2月ごろ)と比べて、一人でテレビを見る時間にどのような変化があったか聞いたところ、「非常に増えた」が8.0%、「やや増えた」が21.7%で、合計した『増えた(計)』は29.7%となりました。
世代別にみると、『増えた(計)』は、10代と20代ではいずれも36.5%、30代では31.5%となり、40代(22.0%)、50代(22.0%)と比べて高くなりました。
次に、同居家族がいる人(829名)に、昨年の今ごろ(2020年2月ごろ)と比べて、家族でテレビを見る時間にどのような変化があったか聞いたところ、「非常に増えた」が8.0%、「やや増えた」が22.7%で、『増えた(計)』は30.6%となりました。
世代別にみると、『増えた(計)』は、10代35.8%、20代32.0%、30代37.8%で、40代(22.5%)や50代(24.8%)と比べて高くなりました。
- テレビ視聴時間帯の変化 テレビを見ることが増えた時間帯TOP2は「21時台~23時台」「18時台~20時台」
- 最近よく見ているテレビ番組 TOP3は「ニュース・情報番組」「バラエティ・お笑い番組」「国内ドラマ(連続ドラマ)」
次に、テレビを見ている時間帯の変化と最近よく見ている番組を聞きました。
全回答者(1,000名)に、昨年の今ごろ(2020年2月ごろ)と比べて、テレビを見ることが増えた時間帯を聞いたところ、「18時台~20時台」(27.6%)と「21時台~23時台」(29.6%)が他の時間帯より高く、プライムタイムにおける視聴が増えたことが明らかになりました。
世代別にみると、20代では「21時台~23時台」が37.0%と、他の世代と比べて高くなりました。
全回答者(1,000名)に、最近よく見ているテレビ番組のジャンルを聞いたところ、1位「ニュース・情報番組」(41.7%)、2位「バラエティ・お笑い番組」(39.8%)、3位「国内ドラマ(連続ドラマ)」(37.4%)となりました。
世代別にみると、10代では「バラエティ・お笑い番組」と「国内ドラマ(連続ドラマ)」(いずれも35.5%)が1位、20代では「バラエティ・お笑い番組」(41.0%)が1位となりました。
- テレビ視聴様式の変化 「見たい番組がないときでもテレビをつけることが増えた」22%
- 「気分転換のためにテレビを見ることが増えた」24%
続いて、テレビの視聴様式の変化を聞きました。
まず、全回答者(1,000名)に、昨年の今ごろ(2020年2月ごろ)と比べて、【見たい番組がないときでもテレビをつけること】が増えたか減ったか聞いたところ、「非常に増えた」が6.0%、「やや増えた」が16.1%で、『増えた(計)』は22.1%となりました。
世代別にみると、見たい番組がないときでもテレビをつけることが増えた人の割合は、若い世代ほど高く、10代では28.0%でした。
次に、全回答者(1,000名)に、昨年の今ごろ(2020年2月ごろ)と比べて、【気分転換のためにテレビを見ること】が増えたか減ったか聞いたところ、「非常に増えた」が5.9%、「やや増えた」が17.9%で、『増えた(計)』は23.8%となりました。
世代別にみると、気分転換のためにテレビを見ることが増えた人の割合は、20代と30代で高く、いずれも28.5%となりました。
- 「これまで見ていなかったジャンルの番組を見ることが増えた」21%
- 「スマホやタブレットでテレビ番組を見ることが増えた」21%、10代では39%
また、全回答者(1,000名)に、昨年の今ごろ(2020年2月ごろ)と比べて、【これまで見ていなかったジャンルの番組を見ること】が増えたか減ったか聞いたところ、「非常に増えた」が5.2%、「やや増えた」が15.8%で、『増えた(計)』は21.0%となりました。コロナ禍において、実際に旅行へ行く代わりに旅番組を楽しむようになったケースや、外食離れで自炊の機会が増え料理番組を参考にするようになったケースなど、様々なテレビ視聴機会が新たに生まれたのではないでしょうか。在宅時間やテレビ視聴時間が増えたことによって、一部の視聴者の視聴ジャンルが変容したり、新領域へと広がったりしたようです。
世代別にみると、これまで見ていなかったジャンルの番組を見ることが増えた人の割合は、10代で最も高く27.5%でした。
全回答者(1,000名)に、昨年の今ごろ(2020年2月ごろ)と比べて、【スマホやタブレットでテレビ番組を見ること】が増えたか減ったか聞いたところ、「非常に増えた」が7.8%、「やや増えた」が13.6%で、『増えた(計)』は21.4%となりました。
世代別にみると、スマホやタブレットでテレビ番組を見ることが増えた人の割合は、若い世代ほど高く、最も高い10代では38.5%となりました。見逃してしまった番組や過去の放送番組はビデオ・オン・デマンド(VOD)のサービスで見ることができます。放送時間を気にせず、好きな時間に視聴できるVODを利用している若年層が増えたのではないでしょうか。
≪コロナ禍における新生活≫
- 新生活に対する期待感は? 「4月からの生活が楽しみ」34%、10代では47%
- 新生活に対する不安感は? 「4月からの生活に不安を感じる」54%、10代では69%に
春からの新生活に対する気持ちを聞きました。
全回答者(1,000名)に、4月からの生活が楽しみかどうか聞いたところ、楽しみにしている人は33.6%(『あてはまる(計)』)となりました。
世代別にみると、4月からの生活を楽しみにしている人の割合は、最も高かった10代では47.0%と半数近くとなりました。進学やクラス替えによる新たな出会いにワクワクしている10代は多いのではないでしょうか。
また、全回答者(1,000名)に、4月からの生活に不安を感じるかどうか聞いたところ、不安を感じている人は53.9%(『あてはまる(計)』)となりました。“新生活が楽しみ”という人より“新生活は不安”という人のほうが多いようです。
男女別にみると、不安を感じている人の割合は、男性50.4%、女性57.4%となり、女性のほうが不安に感じている人が多いとわかりました。
世代別にみると、不安を感じている人の割合は、10代では68.5%と他の世代より高くなりました。期待と不安に揺れ動く10代の気持ちが垣間見える結果となりました。
- 一人暮らしの寂しさを解消できると思う行動 1位「動画を見る」2位「テレビを見る」3位「音楽を聴く」 30代から50代では「テレビを見る」が1位、若年層では「ゲームをする」「SNSをする」も高い傾向
4月からの新生活に対して、半数以上の人が不安を感じていることがわかりました。春から一人暮らしが始まることで不安を感じているという人もいるのではないでしょうか。
全回答者(1,000名)に、一人暮らしの寂しさを解消できると思う行動を聞いたところ、1位「動画を見る(YouTubeなど)」(59.5%)、2位「テレビを見る」(54.5%)、3位「音楽を聴く」(50.3%)、4位「ゲームをする」(36.3%)、5位「ネットサーフィンをする」(35.2%)となりました。動画やテレビ、音楽、ゲームといったエンターテインメントが一人暮らしの寂しさ解消に役立つと考える人が多いようです。
男女別にみると、「SNSをする」(男性22.4%、女性37.8%)や「電話をする」(男性11.0%、女性34.4%)などでは、女性のほうが高くなりました。人とのつながりが感じられるSNSや電話が孤独感の解消に役立つと考える女性が多いようです。
世代別にみると、10代と20代では「動画を見る」(10代78.5%、20代70.5%)が1位、30代から50代では「テレビを見る」(30代61.5%、40代56.0%、50代56.5%)が1位と世代による違いがみられました。また、「ゲームをする」(10代48.5%、20代42.5%、30代37.5%、40代31.0%、50代22.0%)や「SNSをする」(10代53.0%、20代31.0%、30代28.0%、40代22.0%、50代16.5%)では若い世代ほど高くなりました。若年層には、オンラインゲーム内で友だちとの協力プレイを楽しんだり、SNSで日常的な情報交換をしたりすることで、孤独感の解消をしている人が多いのではないでしょうか。
- 「4月からのテレビの新番組が楽しみ」32%
- 楽しみにしている春からの新ドラマ 1位「ドラゴン桜 シーズン2」2位「恋はDeepに」3位「コントが始まる」
全回答者(1,000名)に、4月からのテレビの新番組が楽しみかどうか聞いたところ、楽しみにしている人は31.6%(『あてはまる(計)』)となりました。
男女別にみると、楽しみにしている人の割合は、男性では28.6%、女性では34.6%となり、女性のほうが新番組を楽しみにしていることがわかりました。
続いて、全回答者(1,000名)に、楽しみにしている春からの新ドラマを聞いたところ、1位「ドラゴン桜 シーズン2」(19.8%)、2位「恋はDeepに」(11.6%)、3位「コントが始まる」(11.1%)となりました。2005年に放送されたドラマ「ドラゴン桜」の続編である「ドラゴン桜 シーズン2」が期待度1位のドラマとなりました。
男女別にみると、男女とも1位は「ドラゴン桜 シーズン2」(男性19.2%、女性20.4%)、男性では2位「コントが始まる」(8.4%)、3位「レンアイ漫画家」(6.8%)、女性では2位「恋はDeepに」(17.2%)、3位「着飾る恋には理由があって」(15.2%)でした。
世代別にみると、10代から50代のすべての世代で「ドラゴン桜 シーズン2」が1位でした。
-新生活は映画を見てモチベーションアップ!-
- 見るだけでモチベーションがアップすると思うアニメ原作映画 1位「今日から俺は!!」 男性では「るろうに剣心」、女性では「花より男子F」が1位
全回答者(1,000名)に、見るだけで春からの新生活のモチベーションがアップすると思うアニメ原作の映画を聞いたところ、1位は「今日から俺は!!」(11.0%)でした。三橋・伊藤の奮闘する姿をみると自分のモチベーションもアップすると感じる人が多いようです。2位以下についてみると、2位「るろうに剣心」(10.8%)、3位「のだめカンタービレ」(9.9%)、4位「花より男子F」(9.7%)、5位「銀魂」(9.6%)となりました。
男女別にみると、男性では1位「るろうに剣心」(12.4%)、女性では1位「花より男子F」(16.4%)でした。
世代別にみると、各世代で1位は異なり、10代では「ちはやふる」(18.0%)、20代では「花より男子F」と「銀魂」(いずれも13.5%)、30代では「るろうに剣心」(15.5%)、40代では「今日から俺は!!」(11.0%)、50代では「のだめカンタービレ」(11.0%)が1位でした。また、40代では「タッチ」(10.0%)が2位、50代では「あしたのジョー」(8.5%)が4位になりました。
-新生活の不安はアニソンで吹き飛ばす!-
- 新生活の不安を吹き飛ばしてくれると思うアニソン 1位「紅蓮華」2位「残酷な天使のテーゼ」3位「前前前世」 40代では「キン肉マンGo Fight!」「愛をとりもどせ!!」、50代では「マジンガーZ」がTOP5入り
全回答者(1,000名)に、春からの新生活の不安を吹き飛ばしてくれると思うアニソン(アニメの主題歌)を聞いたところ、1位「紅蓮華-鬼滅の刃-」(15.7%)、2位「残酷な天使のテーゼ-新世紀エヴァンゲリオン-」(11.6%)、3位「前前前世-君の名は。-」(11.3%)、4位「ウィーアー!-ONE PIECE-」(10.2%)、5位「Get Wild-シティーハンター-」(10.0%)となりました。LiSAの迫力のある紅蓮華を聞くと勇気をもらえるという人が多いようです。
男女別にみると、男女とも1位は「紅蓮華-鬼滅の刃-」(男性15.2%、女性16.2%)でした。紅蓮華は男女関係なく応援ソングになるようです。2位は、男性では「残酷な天使のテーゼ-新世紀エヴァンゲリオン-」と「Get Wild-シティーハンター-」(いずれも11.4%)、女性では「前前前世-君の名は。-」(12.4%)でした。
世代別にみると、10代の1位は「前前前世-君の名は。-」(18.5%)、20代の1位は「ウィーアー!-ONE PIECE-」(14.5%)となり、30代から50代では「紅蓮華-鬼滅の刃-」(30代20.0%、40代15.5%、50代13.0%)が1位でした。また、30代では「世界が終るまでは…-SLAM DUNK-」(15.0%)が3位、40代では「キン肉マンGo Fight!-キン肉マン-」(12.5%)が3位、「愛をとりもどせ!!-北斗の拳-」(11.5%)が4位、50代では「マジンガーZ」(9.5%)が4位になりました。
-アイドルに新生活を応援してほしい!-
- 新生活を応援してほしいと思うアイドルグループ 女性アイドルグループの1位は「乃木坂46」、男性アイドルグループの1位は「King & Prince」
次に、春からの新生活を応援してほしいと思うアイドルグループを女性アイドルグループと男性アイドルグループに分けて聞きました。
まず、全回答者(1,000名)に、春からの新生活を応援してほしいと思う女性アイドルグループを聞いたところ、1位「乃木坂46」(12.9%)、2位「NiziU」(10.3%)、3位「日向坂46」(8.3%)、4位「櫻坂46」(7.5%)、5位「ももいろクローバーZ」(6.8%)となりました。
男女別にみると、男性では、1位「乃木坂46」(16.0%)、2位「日向坂46」(10.2%)、3位「櫻坂46」(9.8%)と“坂道シリーズ”がTOP3を独占しました。女性では、1位「NiziU」(14.2%)、2位「乃木坂46」(9.8%)、3位「TWICE」(8.4%)となり、オーディションプロジェクトから注目度が高かったNiziUが1位となりました。
次に、全回答者(1,000名)に、春からの新生活を応援してほしいと思う男性アイドルグループを聞いたところ、1位「King & Prince」(10.4%)、2位「関ジャニ∞」(6.9%)、3位「SixTONES」(6.2%)、4位「BTS」(5.9%)、5位「TOKIO」(5.5%)となりました。ジャニーズグループが上位を独占する中、グラミー賞にノミネートされたBTSが4位に食い込みました。
男女別にみると、男性では「TOKIO」(6.6%)が1位、女性では「King & Prince」(16.0%)が1位となりました。
-笑いで新生活が明るくなる!-
- 新生活を『笑い』で明るくしてくれると思うお笑い芸人 1位「サンドウィッチマン」2位「千鳥」3位「チョコプラ」 20代では「千鳥」が1位、10代では「EXIT」がTOP5入り
全回答者(1,000名)に、春からの新生活を『笑い』で明るくしてくれると思うお笑い芸人を聞いたところ、1位「サンドウィッチマン」(24.9%)、2位「千鳥」(19.9%)、3位「チョコレートプラネット」(16.4%)、4位「ダウンタウン」(15.1%)、5位「明石家さんま」(13.4%)となりました。
男女別にみると、男女とも1位は「サンドウィッチマン」(男性24.0%、女性25.8%)、男性では2位「ダウンタウン」(16.2%)、女性では2位「千鳥」(25.2%)でした。
世代別にみると、20代以外の世代では1位「サンドウィッチマン」(10代21.5%、30代25.5%、40代28.0%、50代28.0%)でしたが、20代では「千鳥」(23.0%)が1位となりました。また、10代では「EXIT」(16.0%)が5位、20代では「霜降り明星」(13.5%)が4位となりました。
-新生活に向けてイメチェンしたい!-
- 新生活に向けてのイメチェンで参考にしたい芸能人 男性回答では1位「木村拓哉」2位「竹野内豊」、女性回答では1位「北川景子」2位「綾瀬はるか」「石原さとみ」
全回答者(1,000名)に、春の新生活に向けてイメージチェンジをする際に参考にしたいと思う芸能人を聞いたところ、男性の回答では、1位「木村拓哉」(9名)、2位「竹野内豊」(7名)となりました。また、「明石家さんま」と「有吉弘行」(いずれも6名)が3位、「タモリ」「ぺこぱ」(いずれも4名)が8位と、多数のお笑い芸人がTOP10入りしました。女性の回答では、1位「北川景子」(25名)、2位「綾瀬はるか」と「石原さとみ」(いずれも18名)、4位「浜辺美波」(11名)、5位「広瀬すず」(8名)となりました。ドラマや映画、テレビCMに引っ張りだこの北川景子を新生活ファッションのお手本にしたいと考える女性が多いようです。
-クラス替えで一緒になりたい!-
- クラス替えで一緒のクラスになったらうれしいアニメキャラ 1位「ドラえもん」2位「竈門炭治郎」 男性回答では「浅倉南」が4位、女性回答では「五条悟」が5位
全回答者(1,000名)に、クラス替えで一緒のクラスになったらうれしいアニメキャラを聞いたところ、1位「ドラえもん-ドラえもん-」(64名)、2位「竈門炭治郎-鬼滅の刃-」(36名)、3位「モンキー・D・ルフィ-ONE PIECE-」(21名)となりました。困ったときに“ひみつ道具”で助けてくれるドラえもんは頼もしいクラスメイトになってくれると考える人が多いのではないでしょうか。
男女別にみると、男女とも1位は「ドラえもん-ドラえもん-」(男性28名、女性36名)でした。また、男性では「浅倉南-タッチ-」(9名)が4位、「ラム-うる星やつら-」(4名)が9位となり、女性では「さくらももこ-ちびまる子ちゃん-」(13名)が3位、「五条悟-呪術廻戦-」(9名)が5位になりました。
世代別にみると、全ての世代で1位は「ドラえもん-ドラえもん-」(10代11名、20代10名、30代13名、40代16名、50代14名)でした。ドラえもんは世代問わず愛されているようです。また、10代から40代では「竈門炭治郎-鬼滅の刃-」(10代4名、20代8名、30代10名、40代9名)が2位となりました。50代では「ラム-うる星やつら-」と「浅倉南-タッチ-」(いずれも6名)が2位でした。