【大久保麻梨子】13年ぶり日本の映画に出演!

株式会社ホリプロのプレスリリース

映画『種まく旅人〜華蓮のかがやき〜』公開

台湾に移住して10年。現在台湾で女優として活躍する大久保麻梨子が、約13年ぶりに日本の映画に出演した。https://tanemaku-tabibito.jp/

台湾での生活についてや、映画『種まく旅人〜華蓮のかがやき〜』について話を聞いた。

ーーー台湾に移住したきっかけは?

子供の頃、役者の他に、外国語を話す仕事につきたいという夢がありました。18歳の時に芸能の仕事を始めて、忙しくさせていただいた時期もあったのですが、ふと時間が空いた時に、外国語を話せる自分に今からでもなりたいなと思い、中国語の勉強をスタートさせました。一度中国語を話す環境に行ってみようと、台湾へ3泊4日の一人旅へ出かけ、帰りの飛行機ではもう台湾に住んでみようと決意していました。旅行中特別な出来事が起こったわけではないのですが、この街が好きだなぁ、ここで頑張ってみたいと直感しました。 

ーーー台湾では主にどういった活動を?
言葉が話せない最初の頃は、朝、語学学校に行って、午後は事務所でレッスンを受けたりオーディションに行って、CMやミュージックビデオや雑誌のモデルの仕事をしていました。言葉が話せるようになってからは、ドラマのお仕事をさせていただくようになりました。連続ドラマ「幸福不二家」では主人公をやらせていただいたり、台湾映画「血觀音」「澤水困」などに出演しました。それから台湾在住の日本人妻にお話を聞いていく番組の司会をやらせていただいたり、台湾人のお父様と日本人のお母様を持つ一青妙さんのエッセイを元にした舞台劇では、一青さんのお母様役を演じさせていただきました。今年も台北、台中、台南の国家国立劇場で上演されます。

ーーー日本と台湾の仕事での違いで苦労したことは?
苦労というほどではないのですが、台湾では、臨機応変さがとても求められる機会が多いような気がします。台本も役者と監督の話し合いで言い方が変わる事はよくありますし、スケジュールもセリフも急に決まったり変更になったりするので、中国語のセリフを覚えるのが人より時間がかかる私は、撮影期間は常に緊張感を持ちながらも、いつでも対応できるように柔軟な気持ちで臨んでいます。連ドラでも全部撮り終わってからオンエアされる事が多いので、もうすぐ撮り終わる1話分の台本が突然全部変わって撮り直しになった時はびっくりしました。

ーーー台湾での生活で日本との違いに戸惑ったことは?
台湾生活ももう10年になるのでだいぶ戸惑うこともなくなりましたが、市場で買い物をする時、みんなバイクに乗ったまま買い物をする姿は、台湾ならではの風景だなぁと思います。気をつけていないと真剣に野菜の品定めをしているうちにぶつかりそうになります。

ーーー 約13年ぶりの日本での映画。撮影時に感じたことは?
台湾で撮影する時とはまた違った緊張感がありました。スタッフの方もキャストの方も集中力がすごくて、現場でのピリっとした空気感は背筋が伸びるとともに、とても心地いいものでした。

 

ーーー本作品での大久保さんの役どころと、役作りで大切にしたことは?
平岡祐太さん演じる山田良一の婚約者、凛を演じています。銀行員の良一が実家の農家を継ぐか迷っている姿にやきもきするのですが、凛自身は農業のことをもともとよく知らない女性なので、事前に調べたりしないようにしました。役と共にその時その時に起こることに対して、農業と関わりがない女性の感覚と、良一を通して、農業の事を段々と知っていくその距離感を大事にしながら演じました。 

 

ーーー大久保さん自身と今回演じた凛のキャラクターで重なるところはありましたか?
凛は婚約者である良一に対して、素直でない一面があって、自分の思いの伝え方がちょっと下手なところがあるのですが、私もギクシャクした状況では、思わず言うつもりがなかった事を口走ってしまって困らせ、後でひとりで反省するという時があります。それは信頼関係がある相手だからこそ甘えている部分でもあるのですが、大事にしたい関係だったら尚更気をつけなければいけない部分だなと思います。

ーーー撮影現場では事前に農家の方々からの指導などもありましたか?また苦労した点は?
事前に畑に入らせていただいて、農家の方々に実際の作業を丁寧に教えていただきました。泥を除けるためのホースのコントロールが難しく、みんなで泥しぶきを浴びながら練習しました。最初は普通に歩くのもままならなくて、動かないとどんどん沈んでいって余計足が抜けなくなるので苦労しました。凛が畑で転びそうになって心配されるシーンがあるのですが、実際お芝居ではなく本当に転びそうになっていました。

ーーー本作で出てくる農業をする女性に対して、大久保さん自身はどのような印象をお持ちですか。
凛と同じく農業に今まであまり関わる機会がなかったので、未知の世界でただただ大変なイメージだったのですが、今回実際に農家の方と一緒に過ごさせていただく中で実は働いている方の中には若い方も多く、最新のIT技術による機械化も進んでいて、女性の方も無理なく働ける環境が作られているんだなと知りました。もちろんたくさんのご苦労もあると思いますが、実際にお話を伺う中で、「加賀レンコンをもっと多くの人に食べてもらいたい」という熱い想いが伝わってきました。人間にとってとても大事な「食」に関わるお仕事として、とてもやりがいを持って働いていらっしゃる様子が感じられ、かっこいいなと思いました。 

ーーーその他に撮影で印象に残ったエピソードはありますか。
撮影の合間に、金沢の皆さんには美味しいレンコンのお料理をたくさん振る舞っていただきました。特にレンコンをすりおろして、お出汁に入れてお味噌を溶いた、すり流し汁というお料理に感動しました。加賀レンコンならではの粘りがあって、擦るとふわふわな食感になるというのは初めて知ったので驚きとても印象に残っています。
 

ーーー映画『種まく旅人〜華蓮のかがやき〜』の見どころを教えてください。

 美しい金沢の大自然が舞台ですし、農家における素晴らしい日本の伝統文化と人と人との暖かい繋がりが感じられる映画です。なので日本だけでなく、私の住んでいる親日の台湾はもちろん世界中の方に観ていただきたい映画だなと思います。もちろん、良一と凛の関係に栗山千明さん演じる神野恵子が関わって、2人がどんな決断をするのかも見どころの1つです。

 

ーーーコロナウィルスの影響で、海外との行き来は難しい状態ですが、次に日本に来れたらやってみたいことは?

とにかく家族と会って一緒に美味しい日本食を食べたいです。台湾は家族の繋がりが強いので、電話で話すしかできない今は家族の存在が余計に恋しく感じます。それから思い切り買い物をしたいです!台湾でも日本製品は手に入りますが、輸入品になるのでお高めなのです。 

ーーー今後日本でどのようなお仕事をされていきたいと考えていらっしゃいますか。
今後も幅広い日本の作品に出演したいです。いつか松本清張さんや池井戸潤さんの作品のような重厚な日本の作品にも出演したいです。

ーーー最後に、日本の皆さんへメッセージをお願いします。 
映画を観て、金沢に行ってみたいだったり、加賀レンコンをお取り寄せしてみようだったり、野菜作りにどれだけ手間と愛情が注がれているのかなどを知って、農業に興味を持っていただくきっかけになると嬉しいです。

【大久保麻梨子】http://www.horipro-international.com/artist/okubo

1984年生まれ、長崎県出身。18歳の時、日本の「ミスマリンちゃんを探せ」オーディションでグランプリに選ばれ、芸能界デビュー。9冊の写真集、各雑誌の表紙を飾り、グラビアなどを経て人気を博した。2010年初めて訪れた台湾に一目惚れし、思い切って生活の拠点を台湾へ移し中国語を習得。数々のCMに出演し活躍。ドラマ「愛情替聲」で演じた役で2013年に台湾最大のテレビアワード「第48回金鐘獎」最優秀助演女優賞を受賞、台湾で役者を中心に活動している。台湾連続ドラマ「幸福不二家」で主人公を演じ、金馬奨最優秀作品賞の映画「血観音」など多数出演。最近では、番組のMCも務めている。
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【映画『種まく旅人〜華蓮のかがやき〜』】https://tanemaku-tabibito.jp/
◾3月26日(金)石川県先行公開/4月2日(金)全国順次公開
◾出演:栗山千明   平岡祐太  大久保麻梨子 木村祐一(特別出演)  永島敏行   綿引勝彦
吉野由志子 柴やすよ 駒木根隆介 小久保寿人   平山祐介
◾監督:井上昌典     ◾脚本:森脇京子
◾製作:千口寿子 ◾エグゼクティブプロデューサー:北川淳一 ◾プロデューサー:千口成基 中嶋 等
◾配給:ニチホランド/配給協力:トリプルアップ

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【ホリプロインターナショナル】http://www.horipro-international.com/
「世界に通用するスペシャリストの創出」( Creation of world-class specialists )という企業理念のもと、世界規格で展開する、タレント、アーティストの発掘・育成や、コンテンツを創出します。
■所属タレント:May’n、田所あずさ、大橋彩香、Liyuu、木戸衣吹、Machico、Teresa、大久保麻梨子、茅原実里、ほか

*株式会社ホリプロインターナショナルは株式会社ホリプロの100%子会社です。
 

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