台北駐日経済文化代表処台湾文化センターのプレスリリース
今年もオンラインでの開催となった台湾映画上映&トークイベント、新作と未公開作品で台湾映画の「精鋭と新鋭の挑戦」を伝えていく第一回は、『光にふれる』『共犯』の張榮吉(チャン・ロンジー)監督による、バスケットボールにかける兄弟の葛藤、成長を描いて数々の賞に輝いた青春映画『ぼくらの後半戦(原題:下半場)』を上映しました。
ぼくらの後半戦
今年は視聴可能数を増やし、大勢の皆さんにご覧いただくことができ、アンケートの回答から関東圏、関西圏のほか、宮城、広島、九州、沖縄からもご参加いただいたことがわかりました。
ご覧になった皆さんのほとんどが、迫力ある試合の臨場感に胸躍り、兄弟愛と家族愛には感動したということで、たいへん満足していただけました。
期待の新進俳優、主役の范少勳(ファン・シャオシュン)は日本でもドラマが配信されているため、ファンの方も多く参加され、これまで台湾映画をご覧になっていない方も、映画の魅力を感じていただけたようです。
また、アフタートークでの作品の背景やキャスティングについて、撮影裏話などが参考になったということです。
さらに張榮吉(チャン・ロンジー)監督からの心のこもったメッセージが、皆さんに届きました。
張榮吉監督
☆監督メッセージの内容
みなさんこんにちは、監督のチャン・ロンジーです。
この映画を日本で上映してくれたことは本当に光栄です。
いまコロナで色々な人の生活が一変してしまったと思いますが、
この映画で皆さんが少しでもエルルギーを感じてもらえたらうれしいです。
何事をやるにも大きな苦難、高い壁を乗り越えなければいけません。
そこから出口をみつけなければなりません。
皆さんがどんな試合の局面にいるかわかりませんが、
それぞれ違う試合の中で後半戦をどのように戦うか、
この映画を見て頑張ってもらえれば、うれしいです。
みんな自分が望む人生の出口を見つけてください。
そして、3月に行われた大阪アジアン映画祭の監督インタビューを中心にしたレポートが、この時期ですから行きたくても行かれなかった皆さんに、とても喜んでいただけました。
このアフタートークは、映像として10月31日までアーカイブ配信しています。
https://v.classtream.jp/tw-movie/#/player?akey=32387ed2c666f6250ee847a10edddfe3
2021台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の”いま”〜新鋭と精鋭の挑戦」
主催:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター/アジアンパラダイス
協力:下半場電影