テレビ東京グループのプレスリリース
テレビ東京はこのほど社内横断のSDGsのプロジェクトチームを新設しました。今後、放送や配信を通じたSDGsに関するニュース・企画の発信や番組連動プロジェクトを積極化するほか、設備の見直しや業務改善による省エネルギー化を推進します。
■ リモートプロダクションシステム
既存の社内ネットワークを活用して、異なる拠点間(六本木、神谷町)のスタジオ照明設備を相互に遠隔で制御可能とするシステムです。
本システムは回線遅延による課題などを克服し、生放送スタジオの照明を離れた拠点からリアルタイムで制御・操作することができる “世界最高クラス”の安定性を実現しています。
■ withコロナを見据えて・導入メリット
照明設備のリモートプロダクションは、六本木と神谷町の三つの生放送スタジオをネットワークで構築して実現しています。いずれのスタジオもニュース、情報番組を中心に毎日、生放送で運用しており、導入によって、番組コンテンツの品質向上、働き方改革や貴重な人的リソースの有効活用など、withコロナ時代において大きく貢献することが期待されます。
【参考資料】
<テレビ東京のスタジオ照明への取り組み>
テレビ東京は2016年本社移転の際に、国内で初めてフロア面積200坪、ホリゾント高10m超の大型スタジオを含む六本木本社スタジオをすべてLED化しました。今回、神谷町第2スタジオはリモートプロダクションシステムの導入とともに、本社スタジオに続きスタジオ照明設備をオールLED化しています。これまでのハロゲン照明と比較して、消費電力は1/10程度となり、大幅な省電力化を実現しています。
また神谷町第2スタジオのオールLED化によるCO2削減量を「ブナの木が吸収するCO2の量」に換算した場合、年間で7,300本程度のCO2吸収量(約80トン)に相当します。これは東京ドーム約3個分の面積のブナ林に相当し、大きな省エネとエコ効果を実現します(試算条件:①樹齢100年のブナ林の立木本数は500本/ha②ブナの木1本が吸収するCO2の量は年間約11kg③東京ドームの面積は4.7ha)。
テレビ東京は、地球にやさしいクリーンなスタジオで魅力ある番組コンテンツを制作・放送して視聴者の皆様の期待に応えていきます。また今後も様々な社会貢献活動を通じて環境保全、SDGsに積極的に取り組んでまいります。