株式会社朝日新聞出版のプレスリリース
外出自粛に在宅勤務と、家族と過ごす時間が増えたことで逆に居心地の悪さを感じている人は意外に多いようです。取材で判明した様々な家庭の「事情」を元に、お互い居場所を失わないための「ルール作り」の方法を探ります。また、どんなに規制されても街でお酒を飲み続ける人々に密着した「ルポ・路上飲み哀歌」も必見。他にも、人気急上昇中の俳優・山田裕貴による表紙&グラビア、新作映画「いのちの停車場」に主演する吉永小百合さんの独占インタビュー、ワクチン接種を利用して横行する「コロナ詐欺」の手口、ホラー映画を見ることで認知症予防に効果が期待できるという新説など、充実のラインナップでお届けします。
「仕事中なんだから、今やることないだろう!」「あなたが普段からやらないんだから、今しかできないでしょう!」。電子機器メーカーに勤める夫のTさん(38)は、大手銀行事務職の妻・Y子さんと口論になりました。互いに在宅勤務中の2人。Tさんの仕事中にY子さんが掃除機をかけたことで、Tさんのイライラが募り、つい語気を強めてしまったのです。コロナ禍が始まって1年余り。在宅勤務が長期化していることが原因で、こうした夫婦間・家族間のトラブルが続出しています。食器の洗い方、洗濯物の干し方など、家事をめぐる些細なことでぶつかってしまうのを避けるにはどうしたらいいのか。家族社会学が専門の立命館大学の筒井淳也教授に、居場所を失わないために心がけたい4つのポイントを聞きました。また、同居する子ども世代が在宅勤務で家にいることになったはいいが、家が仕事場となったことで落ち着けないという高齢世代の切実な声も紹介。コロナ禍が生んだ家庭内のひずみにスポットを当てました。
その他の注目コンテンツは、
●人気急上昇中の俳優・山田裕貴が「週刊朝日」の表紙&グラビアに登場
映画、連ドラ、朝ドラ……役を重ねるたびに新しい顔を見せる俳優・山田裕貴さん。近日公開予定の映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」では、1998年の長野五輪ラージヒル団体での金メダル獲得を支えたテストジャンパーの一人で、聴覚障害のある実在のスキージャンプ選手・高橋竜二を演じます。「どの役でも、見え方というものを常に意識しています」と語る山田さんは、今回の難しい役柄にどう挑んだのか。インタビューとともにお届けします。
●吉永小百合が語る医師役への思い「命を終わらせる人にどう寄り添うか」
俳優になって半世紀以上、映画出演本数は120本を超える吉永小百合さんが、「週刊朝日」の名物コーナー「この人の1週間」に登場。最新の主演作「いのちの停車場」では、俳優人生で初めて医師役に挑みました。演じてみて初めて医療の役割を考えさせられたという吉永さんに、作品にかける思いを語っていただきました。日々のトレーニングを欠かさない吉永さんがコロナ禍の中でどんな日常を過ごしてきたのか、本誌でしか読めない「1週間の日記」とともにお楽しみください。
●ワクチン絡みの「コロナ詐欺」が続出中 狙われるのは「1回目のワクチン接種後」
3度目の緊急事態宣言、ワクチン接種の遅れなど、新型コロナウイルスにまつわる不安に乗じて詐欺グループが暗躍しています。中でも警察や消費生活センターが最も注意を呼びかけているのが、「ワクチン接種詐欺」。外出自粛で高齢者が家にいる時間が増えたことも逆手にとって、自治体や保健所の職員を装い、お金や個人情報をかすめとろうとしてきます。特に要注意なのは、「1回目のワクチン接種後」。卑劣な彼らの手口と、被害に遭わないための対処法を取材しました。
●ホラー映画が認知症予防に効果的な理由 医師のおススメは「エクソシスト」
「脳のメカニズムからすると、ホラー映画の鑑賞は認知症予防への効果が期待できます」と説明するのは、脳科学・医療の研究開発を行う「脳の学校」代表で、昭和大学客員教授の加藤俊徳医師。認知症予防に期待できる作品の筆頭格に、1970年代の名作ホラー映画「エクソシスト」を挙げます。なぜ、ホラーが認知症の予防に期待できるのか。その科学的メカニズムとともに、加藤医師おススメのホラー&サスペンス映画集をご紹介します。巣ごもりの時に浸ってみてはいかがでしょうか。
週刊朝日 2021年 5/21号
発売日:2021年5月11日(火曜日)
定価:440円(本体400円+税10%)
https://www.amazon.co.jp/dp/B092XGRPVD