2019年 第93回キネマ旬報ベスト・テン決定!

株式会社キネマ旬報社のプレスリリース

2019 年 第 9 3 回キネマ旬報ベスト・テン 受賞者が発表

謹啓、寒気肌さすこの頃、皆様方におかれましてはつつがなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。
この度、映画雑誌『キネマ旬報』(毎月 5 日・ 20 日

 

発売)を発行する株式会社キネマ旬報社は、 『 2019 年 第 93 回キネマ旬報ベスト・テン 』を発表する運びとなりました。 このような長きに わたり、一つの雑誌、一つの賞を続けてこられましたのも、皆様の温かいご支援の賜物と御礼申し上げます。貴媒体該当欄にてご紹介いただけますと幸甚です。ベスト・テンおよび各個人賞の詳細につきましては、2 月 5 日(水 )発売の『キネマ旬報 2020 年 2 月下旬 ベスト・テン発表特別号』にて掲載いたしますので、そちらもご高覧ください。謹白

2019年 第93回キネマ旬報ベスト・テン 受賞一覧

キネマ旬報2月下旬号ベスト・テン発表特別号

■日本映画ベスト・テン第1位 「火口のふたり」
(監督:荒井晴彦 配給:ファントム・フィルム)

■外国映画ベスト・テン第1位 「ジョーカー」
(監督:トッド・フィリップス 配給:ワーナー・ブラザース映画)

■文化映画ベスト・テン第1位 「i-新聞記者ドキュメント-」
(監督:森達也 配給:スターサンズ)

 

■読者選出日本映画ベスト・テン第1位 「半世界」
(監督:阪本順治 配給:キノフィルムズ)

■読者選出外国映画ベスト・テン第1位 「ジョーカー」
(監督:トッド・フィリップス 配給:ワーナー・ブラザース映画)

【個人賞】

日本映画監督賞 白石和彌 「ひとよ」「凪待ち」「麻雀放浪記2020」
日本映画脚本賞 阪本順治 「半世界」
外国映画監督賞 トッド・フィリップス 「ジョーカー」
主演女優賞      瀧内公美 「火口のふたり」
主演男優賞      池松壮亮 「宮本から君へ」
助演女優賞      池脇千鶴 「半世界」
助演男優賞      成田凌 「愛がなんだ」「さよならくちびる」 ほかにより
新人女優賞      関水渚 「町田くんの世界」
新人男優賞      鈴鹿央士 「蜜蜂と遠雷」「決算!忠臣蔵」
読者選出日本映画監督賞   阪本順治 「半世界」
読者選出外国映画監督賞   トッド・フィリップス 「ジョーカー」
読者賞        ライムスター宇多丸、三沢和子 連載『2018年の森田芳光』
特別賞        和田誠(映画の素晴らしさや愉しさを広く伝え、多くの映画ファンを育てた功績に感謝をこめて)

受賞のコメント

主演女優賞 瀧内公美(たきうち・くみ)さん

「賞をいただけたことは、荒井監督をはじめ作品を支えてくださったスタッフの皆さん、そして共演者である柄本佑さんのおかげだと心から思います。いろんな世代の方に、この映画が伝わったことが何よりです」

 

主演男優賞 池松壮亮(いけまつ・そうすけ)さん
「公開まで紆余曲折を経た『宮本から君へ』を信じて、宮本浩という役を演じきったからこそ、うれしい評価をいただけました。僕も映画屋の端くれですから、キネ旬の賞はやっぱり格別です(笑)」

【受賞者の過去キネマ旬報ベスト・テンでの賞歴】

  • 主演男優賞の池松壮亮さんは、2014年 (第88回)「ぼくたちの家族」「海を感じる時」「紙の月」ほかで助演男優賞を受賞しています。
  • 日本映画脚本賞の阪本順治さんは、2000年(第74回)「顔」「新・仁義なき戦い。」で監督賞、「顔」で脚本賞、読者選出日本映画監督賞、2011年(第85回)「大鹿村騒動記」で脚本賞を受賞しています。
  • 助演女優賞の池脇千鶴さんは、1999年(第73回)「大阪物語」で新人女優賞を受賞しています。
  • 特別賞の和田誠さんは、1973年(第43回)、1985年(第59回)、1994年(第68回)「お楽しみはこれからだ」で読者賞、1998年(第72回)「これもまた別の話」(三谷幸喜さんと共同)で読者賞を受賞しています。

《お知らせ》

過去のキネマ旬報ベスト・テン受賞作品を映像配信サービス「GYAO!」にて無料配信中!

映像配信サービス「GYAO!」(運営:株式会社GYAO 協力:ヤフー株式会社)では、『2019年第93回 キネマ旬報ベスト・テン』と連動し、過去のベスト・テン受賞作品を無料配信中です。
「GYAO! Presents キネマ旬報ベスト・テン特集」
https://gyao.yahoo.co.jp/special/kinejun/?source=gyao.top.topics

GYAO!では、人気グラビアアイドル・忍野さらが「キネマ旬報」編集長に禁断の質問を聞きまくる!突撃インタビュー映像も配信中!

忍野さら 老舗映画雑誌編集長に禁断の質問を聞きまくる!「キネマ旬報ベスト・テン地味すぎません?」
「キネマ旬報ベスト・テン」に関して素朴な疑問を投げかけてくる忍野さらに、編集長三浦はどう応えるのか!?
突撃インタビュー映像
https://gyao.yahoo.co.jp/player/02000/v00085/v0000000000000002995/

キネマ旬報ベスト・テンとは

『キネマ旬報』は、1919(大正8)年に創刊し、現在まで続いている映画雑誌として、世界一の歴史を誇ります。最初に、キネマ旬報ベスト・テンを行ったのは、1924年度(大正13年)。当初は、編集同人のみによる投票で、〈芸術的に最も優れた映画〉〈娯楽的に最も優れた映画〉の2部門(外国映画部門のみ)でしたが、1926年(大正15年)、日本映画の水準が上がったのを機に、現在と同様〈日本映画〉〈外国映画〉の2部門に分けたベスト・テンに変わりました。戦争による中断があったものの、大正年間から継続的にベスト・テンは選出され続けており、2019年度のベスト・テンで 93回を数えます。

キネマ旬報ベスト・テンの特徴としては──

■世界的にみても、非常に長い歴史を持つ映画賞(今回で93回を数える。ちなみに、アメリカのアカデミー賞は2019年で第92回となる)であること。
■ベスト・テンという形で、その年を代表する「日本映画」「外国映画」「文化映画」を10本、さらに「日本映画」と「外国映画」には読者選出部門を設け、それぞれの10本を挙げるほか、「日本映画監督賞」「外国映画監督賞」「日本映画脚本賞」「日本映画主演女優賞」「日本映画主演男優賞」「日本映画助演女優賞」「日本映画助演男優賞」「日本映画新人女優賞」「日本映画新人男優賞」「読者選出日本映画監督賞」「読者選出外国映画監督賞」「キネマ旬報読者賞」と、その年の称賛すべき作品・映画人を多面的に選び出していること。
■ベスト・テン及び各賞の選考者は、映画を多く見ている者に厳しく限定され、しかも選考者数が多く(2019年度はのべ120名以上)、さらにその年齢・所属の幅(映画評論家、ジャーナリストなど)も広いことから、当年の映画界の実勢を反映する、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価を受けていること。
以上が挙げられます。

プレスリリース
https://prtimes.jp/a/?f=d26364-47-pdf-0.pdf

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