ぴあ株式会社のプレスリリース
本公演は、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けて、収容率50%の条件に合わせチケット販売を停止。【Go Toイベント対象】生配信・アーカイブ配信チケットは引き続き、PIA LIVE STREAM、Streaming+、楽天チケット配信サービス、VISUALIVE(海外英語字幕配信)にて販売しております。
本公演をより楽しんでいただくべく、デーモン閣下は動画にて英語、日本語字幕で内容を解説。能楽師の山井氏、二十五絃箏奏者の中井氏、そして“悪魔”である自身の自己紹介に始まり、本公演で演じる、『源氏物語』が元となる能の戯曲「野宮」「葵上」の解説、そして重要な登場人物である六条御息所についてもわかりやすく説明。能や源氏物語になじみのない人でも、安心してお楽しみいただける内容となっています。
配信チケットの販売は5月30日まで。詳しくは東京音協オフィシャルサイトにてご確認を。
■『能魔ヰ三重箏』公式ウェブサイト:https://t-onkyo.co.jp/ticket/noumaisanjuusou
「悪魔×能×二十五絃箏『能魔ヰ三重箏(のうまいさんじゅうそう)』」 【日時】 魔暦23(2021)年5月22日(土) 17:15開場/18:00開演 【会場】 東京文化会館小ホール 【料金】 6,800円(税込・全席指定) 【出演】 デーモン閣下(朗読/歌唱/脚本) / 山井綱雄(能舞/謡) / 中井智弥(二十五絃箏) 【チケット】 完売 【配信】 【備考】 【問い合わせ】東京音協 http://t-onkyo.co.jp/ |
【関連リリース】
「意外といける、能とロック」 能楽一家に生まれバンドに目覚め聖飢魔Ⅱ信者となった能楽師が奇跡のコラボレーションを語る
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001895.000011710.html
- 能魔ヰ三重箏とは
デーモン閣下、金春流シテ方能楽師 山井綱雄、二十五絃箏奏者 中井智弥。異なる分野で活躍する三名が生み出す新しい芸能「能魔ヰ三重箏」。能の名曲である「葵上」と「野宮」をもとに、『源氏物語』の中でもその想いの悲しさ、激しさ故に語られることの多い人物、六条御息所にスポットを当て、デーモン閣下による朗読、脚本、歌唱、山井綱雄による舞と謡、中井智弥による二十五絃箏で幽玄の世界を描き出す。
デーモン閣下[朗読/歌唱/脚本]
和の伝統芸との共作&朗読は約35年間のライフワーク。尺八の三橋貴風氏との主催定期公演「邦楽維新Collaboration」は22年目、津軽三味線・上妻宏光、山井綱雄両氏との「能舞音楽劇『義経記』」は9年目、笛方・一噌幸弘氏との『未来の古典』創り活動も7年目に至る。上海万博では「文化交流大使」も執務。広島県がん検診啓発特使、早大相撲部特別参与、厚労省”上手な医療のかかり方”大使、男性ソプラノ・岡本知高氏との異能謳共演「悪魔の森の音楽会」も全国展開中。昨秋は聖飢魔Ⅱ・地球デビュー35周年期間限定再集結『特別給付悪魔』」全国30公演を敢行。公式web site: http://demon-kakka.jp/
山井綱雄[能舞・謡]
重要無形文化財(総合指定)保持者。公益社団法人「能楽協会」本部理事。
5歳で初舞台以来数々の能楽の大曲秘曲を披演。洋楽邦楽芸術家との共作共演多数。2011年 NHK大河ドラマ「江」、2016年 NHK大河ドラマ「真田丸」能主役出演と能監修・指導。2014年 平成26年度文化庁文化交流使に就任。海外での普及に尽力。「日本古来の心」の啓蒙の為、奔走中。
中井智弥[二十五絃箏]
東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。伝統的な箏や地歌三絃の演奏も行いつつ、音域を広げた「二十五絃箏」の演奏をメインに活動。神話・日本の古典文学・能等を題材に新しい感覚で作曲し、様々なジャンルとコラボレーションを行っている。2016年三重県文化奨励賞受賞。Eテレにて「おかあさんといっしょ」「花鳥風月堂」「すごいぞ にっぽん!古典芸能・最新形」、NHKBS「新BS日本のうた」等に出演。海外公演においては、外務省や大使館・国際交流基金等のイベントにて文化交流を担う。2018年日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念イベントに出演しオープニングコンサートを飾る。
能「葵上(あおいのうえ)」ストーリー 光源氏の正妻・葵上は、物の怪にとりつかれ病床に伏していた。臣下(ワキツレ)は物の怪の正体を探るべく照日の巫女(ツレ)を呼び出し祈祷させると、女性(前シテ)が現れる。女はかって葵上に「車争い」等で辱めを受けた「六条御息所」の生霊(怨霊)だと明かし、自らの内面の辛い心情を吐露する。光源氏との幸せだった日々を思い出す内に感情が昂り、怒りの炎を燃やす御息所は、葵上を責め苛むと彼女を冥界へ連れ去ろうとする。 臣下は横川の小聖(ワキ)という山伏を招き怨霊退治の祈祷を始める。すると鬼女の姿となった六条御息所の怨霊(後シテ)が現れ更に葵上を迫害しようとする。しかし鬼女は小聖の祈りの前にカ尽きて懺悔し成仏してゆくのだった。 |
能「野宮(ののみや)」ストーリー 晩秋の京都・嵯峨野を訪れた旅僧(ワキ)が昔の野宮の旧跡を拝んでいると、女(前シテ)が現れる。偶然にも今日・九月(長月)七日は、光源氏が野宮にいた六条御息所の元を訪れた日。女は榊の枝を神前に手向け、その時の御息所の胸の内を語り、自分こそ御息所の霊だと告げ姿を消した。その夜、僧の夢の中に牛車に乗った貴婦人が現れる。彼女こそ六条御息所の幽霊(後シテ)。御息所は、賀茂祭の車争いで葵上から負った心の傷を語り、寂しげな野宮の様子を見て感傷に浸り哀しみつつ、昔を思い出して舞を舞う。やがて御息所は再び車に乗り、「火宅の門」を一人去ってゆくのだった。 |
■『能魔ヰ三重箏』公式ウェブサイト:https://t-onkyo.co.jp/ticket/noumaisanjuusou