第1回 WOWOWクリエイターアワード 受賞作決定!

株式会社WOWOWのプレスリリース

株式会社WOWOW(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 田中 晃、以下「WOWOW」)は、弊社が取り組んでいるオリジナルコンテンツの制作に際し、チャレンジ精神あふれる企画への取り組み、あるいは卓越した企画の成立に貢献した優秀なクリエイター、プロデューサー、ディレクター、技術者個人を表彰する制度を設立致しました。この取り組みは、5月14日に発表致しました当社の長期ビジョン「10年戦略」および「10年戦略ステートメント」に基づき、クリエイターとの協業を促進させるべく新設致しました。今回、社内外より “WOWOWらしい” と称されるコンテンツを制作されたクリエイターの方々をたたえるとともに、今後コミュニティを生み文化を創造するようなコンテンツを目指し、クリエイターの皆さんと継続して制作してまいります。

■対象期間(年度)
2020年度(2020年4月1日~2021年3月31日まで)に初回放送および配信されたコンテンツから選考

■選考について
当該コンテンツ担当の社内プロデューサーが、1コンテンツにつき、1名のクリエイターについて推薦。その後、社内の選考委員会による選考を経て決定

■賞、および副賞(賞金)
最優秀賞 :1名  賞金300万円
優秀賞  :3名  賞金100万円

■対象(※すべて外部の個人を選出)
コンテンツプロデューサー、ディレクター、テクニカルディレクター、IT・CGクリエイターなど

第1回WOWOWクリエイターアワードについて選考の結果、最優秀賞1コンテンツ、優秀賞3コンテンツが選出されました。結果は以下の通りです。

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<第1回 WOWOWクリエイターアワード 受賞作一覧>

【最優秀賞】
「2020年 五月の恋」 監督 松永 大司

【優秀賞】(記載は初回放送日順)
「殺意の道程(みちのり)」 脚本・主演 バカリズム
「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」 撮影監督 山田 康介
「松尾スズキと30分の女優」 脚本・演出・出演 松尾 スズキ

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最優秀賞の松永大司氏には賞金300万円、優秀賞のバカリズム氏・山田康介氏・松尾スズキ氏には、それぞれ賞金100万円を贈呈致します。

<第1回 WOWOWクリエイターアワード 選評>

「2020年 五月の恋」

コロナ禍において俳優・監督・撮影監督が一切顔を合わせず「リモート制作」に挑戦した本作。離れた二つの現場では、2台の端末がアングル違いで設置され、放送センター内に設置された「WOWOW Lab」より松永監督がリモートにて演出しました。出演されました吉田羊さん、大泉洋さんはスタジオのスピーカーを通じて監督とコミュニケーションを図り収録を実施。撮影は”毎話ワンカット撮影”であり、本番中の室内には俳優ひとりのみ。さらに収録したものが2日後の夜には配信開始されるという異例ずくめの制作体制の中、松永監督の圧倒的なリーダーシップにより、すばらしい作品をお客様へお届けすることができました。

「殺意の道程(みちのり)」

本作は芸人としてだけでなく、脚本家としても活躍されているバカリズム氏が通常のサスペンスドラマでは省略されるであろう箇所をやたら深く掘り下げ詳細に描く新感覚サスペンスコメディ作品。復讐劇というシリアスな世界観の中で繰り広げられるどうでもいい会話はユーモアにあふれた内容となっており、加えてストーリーが進むにつれ、主人公である中年男性2人がいろいろな人と出会いながら生きる喜びに気が付いていくという人間ドラマの側面も描かれました。コロナ禍にあり塞ぎがちな社会に笑いと喜びを与えてくれた唯一無二のオリジナリティーを持つ本作は、バカリズム氏の企画力、脚本力があってこそ実現することができました。

「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」

未解決凶悪犯罪=通称”コールドケース”を扱う捜査チームの活躍を描くアメリカの人気ドラマ「コールドケース」。WOWOWでは世界初のリメイク版としてシーズン3まで制作。山田康介氏は、この全30話において常に最新の撮影技法、機材を用いて撮影監督を務められました。シーズン3の第3話では8Kカメラをベースとした現代パートと、35㎜モノクロフィルムを使った過去のパートを対比させ、時代の流れに翻弄される登場人物の心理を雄弁に物語るシーンを撮影。白黒とカラーの映像が行き来する劇中描写は本作品の醍醐味でもあり、合わせて4KHDR制作という先端の映像技術の導入が、必然性のある形で実現できました。

「松尾スズキと30分の女優」

松尾スズキ氏が毎回ひとりの女優と組んで繰り広げる至極のオリジナルのオムニバスコントドラマ。出演は、吉田羊さん、多部未華子さん、麻生久美子さん、黒木華さんという豪華なキャスティングが実現。「俳優の笑いがテレビでやりたかった」という想いのもと、番組のために書き下ろされたコントドラマの脚本。それは徹底的に面白いのに、面白いだけではないすばらしいセリフの数々や構成で、新たなコントドラマの世界を構築しました。ご本人も出演され、ロケハンから脚本・演出・イラスト・出演すべてにわたって多彩な才能を惜しみなく発揮してくださいました。

「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」(c) WOWOW/Warner Bros. Intl TV Production /「2020年 五月の恋」「殺意の道程(みちのり)」「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」「松尾スズキと30分の女優」全4作品、WOWOWオンデマンドにて配信中

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