公立大学法人 県立広島大学のプレスリリース
1 3分の動画「路面電車から始まる留学生活」
県立広島大学(広島市南区宇品東1-1-71,中村健一理事長兼学長)では中国や韓国,台湾,インドネシアなど,主にアジア諸国からの留学生たちが学んでいます。うち日本語の上級クラスを受講する人間文化学部国際文化学科の4人が,授業のグループワークの一環で,広島電鉄(広島市中区)が運行する路面電車,通称「広電(ひろでん)」を外国人向けに紹介する動画「路面電車から始まる留学生活」を制作しました。
「広電」は広島の風物詩として,また周辺地域を結ぶ足として親しまれてきた路面電車で,動画は英語の音声と字幕つきで約3分。留学生が駅からの乗車方法,ICカードのチャージの方法や現金払いとの違いと整理券,電車内の様子や路線図などを紹介しています。
【動画】「路面電車から始まる留学生活」
https://www.youtube.com/watch?v=p3hb-7-v6x4
2 外国人観光客にも活用を
広島に来た人が最初に戸惑うのは路面電車の乗り方かもしれません。留学生も同じで,「路面電車で広島をもっと知ってほしい。留学生や外国人観光客にも活用してほしい」という思いから休日や放課後に集まってのロケ,下宿先での作業などに取り組みました。1月末に行われた研究発表会では,路面電車の歴史や現状,課題についてまとめ,モータリゼーションとの競合を経たすみわけを踏まえて「他の交通機関との結節点が増えればもっと便利になる」と提言しました。
指導する中石ゆうこ助教は「海外から広島に来る研究者から,『路面電車の乗り方について知りたい』という問い合わせがあり,サイトをお送りした」と話しているなど各方面から反響があり,好評をいただいています。