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「悪魔×能×二十五絃箏『能魔ヰ三重箏(のうまいさんじゅうそう)』」
「能魔ヰ三重箏」は、令和元年12月、愛知・豊田市能楽堂にて初演。ロックアーティストとしてだけでなく、相撲をはじめとする日本伝統芸能・文化にも造詣が深いデーモン閣下、金春流シテ方能楽師として能楽のあらゆる新しい可能性を拡げ続けている山井綱雄、類い稀な演奏技術で様々なジャンルの音楽を鋭く深く表現する二十五絃箏奏者の中井智弥の3名が、互いの文化を融合させた異色の舞台です。
『源氏物語』を基調とした能作品の「葵上(あおいのうえ)」と「野宮(ののみや)」の現代語訳・二部構成となっており、デーモン閣下は朗読、歌唱、脚本を担当。光源氏の愛を失い葵上への嫉妬から怨霊となった六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)を、時に哀しく時に激しく演じたほか、六条御息所の怨霊と出会う僧、巫女、ナレーションなどを声色を絶妙に使い分け熱演。山井は六条御息所の哀愁や激情など心の内を繊細な舞と謡で古式豊かに見事に表現。中井は現代風のリズムも取り入れれ「一人オーケストラ」と評されるほど巧みな二十五絃箏の演奏で観客に情景を思い起こさせます。さらに、デーモン閣下の「修羅と極楽」や聖飢魔Ⅱの曲がストーリーと重なる異例の演出も。圧巻のラストには聖飢魔Ⅱファン垂涎の名曲が流れ、会場中を興奮の渦に巻き込みました。
「悪魔×能×二十五絃箏『能魔ヰ三重箏(のうまいさんじゅうそう)』」
終演後のトークでは、緊迫した舞台から打って変わって3名が緊張もほどけリラックスモードのトークを展開。少年時代からデーモン閣下のファンだった山井の思いや、2時間二十五絃箏を弾き続けた中井の苦労が明かされたほか、デーモン閣下が「リベンジしたい」と語る場面も。そして「またこの作品を届ける機会ができるといいなと」という山井の言葉には会場から大きな拍手が送られました。
「悪魔×能×二十五絃箏『能魔ヰ三重箏(のうまいさんじゅうそう)』」
「悪魔×能×二十五絃箏『能魔ヰ三重箏(のうまいさんじゅうそう)』」
なお、会場チケットの販売はすでに終了。【Go Toイベント対象】生配信・アーカイブ配信チケットは引き続き、PIA LIVE STREAM、Streaming+、楽天チケット配信サービス、VISUALIVE(海外英語字幕配信)にて割引販売しております。また、物品も通販サイトにて販売。詳しくは東京音協オフィシャルサイトにてご確認を。
【Go Toイベント対象】生配信・アーカイブ配信割引チケット販売中! 販売期間:~5月30日(日)20:00 料金:<料金>3,500円(税込)【Go Toイベント対象】⇒2,800円(税込) ・チケットぴあ https://w.pia.jp/t/noumaisanzyuusou/ |
◆「悪魔×能×二十五絃箏『能魔ヰ三重箏』」公式ウェブサイトhttps://t-onkyo.co.jp/ticket/noumaisanjuusou
◆「悪魔×能×二十五絃箏『能魔ヰ三重箏』」物品通販サイト http://w.pia.jp/a/noumai-goods/
- デーモン閣下による見どころ英語コメント動画
◆能「葵上(あおいのうえ)」ストーリー 光源氏の正妻・葵上は、物の怪にとりつかれ病床に伏していた。臣下(ワキツレ)は物の怪の正体を探るべく照日の巫女(ツレ)を呼び出し祈祷させると、女性(前シテ)が現れる。女はかって葵上に「車争い」等で辱めを受けた「六条御息所」の生霊(怨霊)だと明かし、自らの内面の辛い心情を吐露する。光源氏との幸せだった日々を思い出す内に感情が昂り、怒りの炎を燃やす御息所は、葵上を責め苛むと彼女を冥界へ連れ去ろうとする。 臣下は横川の小聖(ワキ)という山伏を招き怨霊退治の祈祷を始める。すると鬼女の姿となった六条御息所の怨霊(後シテ)が現れ更に葵上を迫害しようとする。しかし鬼女は小聖の祈りの前にカ尽きて懺悔し成仏してゆくのだった。 ◆能「野宮(ののみや)」ストーリー |
「悪魔×能×二十五絃箏『能魔ヰ三重箏(のうまいさんじゅうそう)』」
デーモン閣下[朗読/歌唱/脚本]
和の伝統芸との共作&朗読は約35年間のライフワーク。尺八の三橋貴風氏との主催定期公演「邦楽維新Collaboration」は22年目、津軽三味線・上妻宏光、山井綱雄両氏との「能舞音楽劇『義経記』」は9年目、笛方・一噌幸弘氏との『未来の古典』創り活動も7年目に至る。上海万博では「文化交流大使」も執務。広島県がん検診啓発特使、早大相撲部特別参与、厚労省”上手な医療のかかり方”大使、男性ソプラノ・岡本知高氏との異能謳共演「悪魔の森の音楽会」も全国展開中。昨秋は聖飢魔Ⅱ・地球デビュー35周年期間限定再集結『特別給付悪魔』」全国30公演を敢行。公式web site: http://demon-kakka.jp/
山井綱雄[能舞・謡]
重要無形文化財(総合指定)保持者。公益社団法人「能楽協会」本部理事。
5歳で初舞台以来数々の能楽の大曲秘曲を披演。洋楽邦楽芸術家との共作共演多数。2011年 NHK大河ドラマ「江」、2016年 NHK大河ドラマ「真田丸」能主役出演と能監修・指導。2014年 平成26年度文化庁文化交流使に就任。海外での普及に尽力。「日本古来の心」の啓蒙の為、奔走中。
中井智弥[二十五絃箏]
東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。伝統的な箏や地歌三絃の演奏も行いつつ、音域を広げた「二十五絃箏」の演奏をメインに活動。神話・日本の古典文学・能等を題材に新しい感覚で作曲し、様々なジャンルとコラボレーションを行っている。2016年三重県文化奨励賞受賞。Eテレにて「おかあさんといっしょ」「花鳥風月堂」「すごいぞ にっぽん!古典芸能・最新形」、NHKBS「新BS日本のうた」等に出演。海外公演においては、外務省や大使館・国際交流基金等のイベントにて文化交流を担う。2018年日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念イベントに出演しオープニングコンサートを飾る。
■『能魔ヰ三重箏』公式ウェブサイト:https://t-onkyo.co.jp/ticket/noumaisanjuusou