世界初!アジア人による世界最長の叙事詩、アジア哲学の源「マハーバーラタ」を8月20日(金)から上演。前売チケットをカンフェティで6月12日(土)より発売開始。

ロングランプランニング株式会社のプレスリリース

「完全版マハーバーラタ」実行委員会(代表者:蓑田秀策)は、舞台「完全版マハーバーラタ〜愛の章/嵐の章」(演出:小池博史)を2021年8月20日(金)から8月23日(月)、なかのZERO大ホール(東京都中野区)にて公演します。本公演は文化庁主催事業であり、東京オリンピック・パラリンピックの関連事業「東京2020 NIPPONフェスティバル」共催プログラム。本上演作品は、世界三大叙事詩のひとつであるインドの「マハーバーラタ」全編を舞台化したものです。「愛の章」「嵐の章」の前後編、上演時間6時間。前売チケットは6月12日(土)よりカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売開始予定です。

カンフェティで6月12日(土)より発売開始予定
http://confetti-web.com/mahabharata
https://www.confetti-web.com/

■公式ウェブサイト
HP:https://mb2020.info/
Instagram:@kikhbridgeproject

 

▲2019年「Endless BRIDGE 〜マハーバーラタ完全版」インドネシア公演から▲2019年「Endless BRIDGE 〜マハーバーラタ完全版」インドネシア公演から

  • 圧倒的な非日常感を持つ世界最長の叙事詩「マハーバーラタ」をオールアジアチームで

マハーバーラタは、善悪・生死・愛・戦いなど人間のあり方を問うテーマが織り込まれたヒンドゥー教の聖典であり、アジア哲学の根源です。聖書の4倍の長さ、世界最長の叙事詩と言われています。またマハーバーラタ全編の舞台化は、1985年にピーター・ブルックが制作しましたが、アジア人による全編上演作品は世界初となります。

本作品は、アジア各国の伝統舞踊や演劇・美術・音楽・映像を融合、メルティングした空間演出により、舞台を創造する空間演出家、小池博史が2013年からマハーバーラタの完全舞台化を目指し、9年に及んだ取り組みの集大成であり、これまでにインド、カンボジア、インドネシアなど9カ国で7作品を制作し、全40回の公演を実施、絶大な称賛を受けてきました。
 

  • インドネシア ・マレーシア・タイ・インド最高峰の俳優・ダンサーが東京に集結

当初は2020年7月に公演を予定していましたが、コロナウィルス感染拡大のため、2021年8月に延期を余儀なくされました。5月末に海外から来日した出演者は、2週間の隔離期間を経て、6月13日から稽古を開始。6月27日~6月30日をプレス向け稽古公開日として、取材の受付を行います。
 

スルヨ・プルノモ インドネシア/インドネシア伝統舞踊、エアリアル、ファイヤーダンス
東南アジアで最も名が知られている文化賞、Geoxs芸術文化センター賞の最優秀俳優賞受賞。インドネシアが誇る伝統舞踊と現代劇を合わせたエンターテインメント、DEVDAN SHOWのスターダンサー。

 

 

ウェオダオ・シリスーク タイ/タイ古典舞踊、舞踊家、振付
タイ国文化芸術賞を2019年から3年連続で受賞。
アメリカ、中国等10か国で独自の作品を上演しタイを代表する舞踊家。

 

リー・スイ・キョン マレーシア/舞踏、振付、ヨガ
アジアのトニー賞と言われるBOHカメロニアン・アワード・アジア最優秀俳優賞受賞。
舞踏をマレーシアに紹介したマレーシアを代表する舞踊家・俳優。

ダナン・パムンカス インドネシア/舞踊家、俳優
インドネシア最大のコリオグラフィー賞である国際現代舞踊振付大会等ほか多数受賞。
世界的に有名な台湾のクラウドゲートダンスシアターの団員として活躍。

小谷野 哲郎[こやの てつろう] 日本/バリ舞踊
日本随一の男性バリ舞踊家。バリの仮面や音楽、影絵を駆使し、国内外で多様なアーティストと創作活動を展開。

川満 香多[かわみつ こうた]沖縄、日本/琉球舞踊穂花会師範
人間国宝坂東玉三郎の相手役に2度抜擢。国内外で数多くの琉球芸能公演に出演する沖縄を代表する舞踊家。
 
■稽古公開日 6月27日(日)~30日(水)
稽古時間は10:00~19:00です。(昼休憩13:30~14:30)
公開日以外、7月も調整可能です。お気軽にご連絡ください。
【連絡先】 広報 黒田(080-3097-8330/sai@kikh.com)
 

  • 「完全版マハーバーラタ〜愛の章/嵐の章」について

*舞台は荘厳な雰囲気の中、ラップ音楽や映像、アニメーションといった現代的な技術を取り入れた演出で、壮大なマハーバーラタの世界観を表現し、物語が進行します。

*出演するアーティストは、日本・インド・インドネシア・タイ・マレーシアのアジア5カ国における伝統芸能を中心に活動する伝統舞踊家やコンテンポラリーダンサーなど。舞台上でそれぞれの土地の言語や演劇、舞踊の様式といった多様な身体表現を融合させながら ‘相違の調和’から生まれる豊かさを表現するとともに、マハーバーラタの物語を通して、「平和とはなにか」、「共生社会のあり方」、「多様性の可能性」を提示します。
 

  • 最強のクリエイティブチームが作り出す世界観

*舞台美術は現代美術家の旗手・栗林隆による和紙を多用した美術で、「誰も見たことのない世界」を作り出します。そこに映像やアニメーションが加わり、セット全体がメディアアート化します。

*舞台衣装を手がけるのは元イッセイミヤケコレクションデザイナーの浜井弘治。工場の残糸や和紙を使った素材の開発に取り組むユニークな製作法が話題となっています。約30年にわたり小池博史作品の衣装を担当。

*宣伝美術はサントリーウーロン茶、ユナイテッドアローズ、虎屋の長期にわたる広告制作を務めた、日本を代表するアート・ディレクター、葛西薫が手がけます。
 

  • 公演概要

公演タイトル:「完全版マハーバーラタ〜愛の章」(前編)、「完全版マハーバーラタ〜嵐の章」(後編)
演出・脚本・振付・構成:小池 博史

上演日時:
2021年8月20日(金)「愛の章」18:00開演
2021年8月21日(土)「愛の章」12:00開演、「嵐の章」18:00開演
2021年8月22日(日)「愛の章」12:00開演、「嵐の章」18:00開演 
2021年8月23日(月)「嵐の章」14:00開演
※開場は各開演の30分前より、上演時間は各公演約3時間
※来場者・舞台スタッフ関係者のマスク着用の徹底、手指のアルコール消毒、室内の換気など新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底し公演

会場:なかのZERO 大ホール
住所:東京都中野区中野2-9-7/電話:03-5340-5000 (中央本線「中野駅」南口徒歩7分)

■チケット情報
発売期間︓2021年6⽉12日(土)~2021年8月23日(月)
料⾦: 中野区民割は事務局までご連絡ください

〈愛の章・嵐の章 通し 前売り券〉各回、当日券は1,000円増し
S席:16,000円/ A席:12,000円/ B席:8,000円
アーティスト割(B席のみ): 7,000円/ 学生(B席のみ): 6,000円
※こども割(3歳~小学生): 各席より5,000円引き

〈各章単独公演 前売り券〉各席、当日券は500円増し
S席:9,000円/ A席:7,000円/ B席:4,500円
※こども割(3歳~小学生): 各席より2,500円引き
割引の併用は不可 ※20名以上で団体割引あり(詳細はお問い合わせください)
 

  • ストーリー

「完全版マハーバーラタ〜愛の章」(前編)
マハー=偉大な、バーラタ=バラタ族、つまり「偉大なバラタ族」の物語。
バラタ族の王シャーンタヌは女神ガンガーに一目惚れして求愛、8人の子をもうけるが、呪いを解くために女神ガンガーは生まれた子を川に流す。8人目の子を流そうとしたところ、王にとがめられ、ガンガーは天に戻って、その子ビーシュマを育てる。ビーシュマは後に地上に戻り、一族の長老となって尊敬を集めた。しかし禁欲の誓いを立てたがために子がなく、それが将来の一族の大きな争いの原因となる。ここが起点となり、捻れた物語が展開していく。王宮ではバラタ族のクル家とパーンドゥ家の兄弟達は共に育てられた。だが妬みから生まれた小さな対立は次第に大きくなり、サイコロ賭博をきっかけにパーンドゥ家が13年間、森に追いやられてしまう。

「完全版マハーバーラタ〜嵐の章」(後編)
13年後、クル家、パーンドゥ家の対立はさらに悪化、大戦争が勃発する。泥沼化した戦争だったが、世界を司るビシュヌ神の化身、クリシュナの奸計によりパーンドゥ家が勝利するも束の間、クル側のわずかな生き残りが夜襲をかけ、パーンドゥ側のほとんどが全滅。
その後、兄弟達は悲しみから立ち上がり都を統治。しかし五兄弟以外は絶望感に苛まれ、次々と死んでしまう。世を儚んだ五兄弟はヒマラヤを目指す。ところが途中で次々と倒れ、バラタ族は消滅に至る。
 

■小池 博史(空間演出家/「完全版マハーバーラタ〜愛の章/嵐の章」演出) コメント
時代は、新たな方法を探る必要性を訴えています。消費に基づいた文化の形ではなく、新しい共有の場を生み出しつつ、多様な豊かさを認識させるような場でなければ、今後の社会は持続しないでしょう。つまりそれは見たことのない哲学の場の創出でもあります。そして「完全版マハーバーラタ」は、その実践です。通常なら相容れない古典アーティストが結集し、多様な統合による変質化によってしか立ち現れ得ない形を生み出すのです。まるで陶芸のように、溶剤を塗って焼くことにより画期的な新色が現れ出るのと同じ「変容」がそこにはあります。ましてやこのコロナの中、アジア中からトップアーティストがやって来て、2週間の隔離を経てなお、新たな形を生み出したいとする意思の在り処に、深いものを見ざるを得ません。
 
■アレックス・カー氏(東洋文化研究家) コメント
小池さんは強烈な情感と優雅かつスピーディーな振り付けにより、難解な部分を超越、直に観客に「マハーバーラタ」の真髄を伝えてきます。そしてアジアの優れた俳優、舞踊家の才能と技術を絶妙に調和させ 、奇妙な、美しいタペストリーを織りあげるのです。今後、遠い未来まで、この「マハーバーラタ」を超える作品は生まれないかも知れません。稀にみる傑作だと思います。

【プロフィール】
1952 年アメリカ生まれ。イェール大学で日本学を専攻。東洋文化研究家。作家。
日本各地をまわり、昔の美しさが残る日本各地の景観を観光に役立てるためのプロデュースを行っている。著書『美しき日本の残像』(新潮社刊)が外国人初の新潮学芸賞を受賞。また、『観光亡国論』(2019年、中央公論新社刊)ではオーバーツーリズムの弊害を説く。著書多数。
 

  • スタッフ・出演者

出演:リー スイキョン(マレーシア/舞踏)、小谷野哲郎(バリ舞踊)、パムンカス ダナン(インドネシア/ジャワ舞踊)、カンパ ロンナロオン(タイ/タイ舞踊)、川満香多(琉球舞踊)、プルノモ スルヨ(インドネシア/ジャワ舞踊・エアリアル) 、土屋悠太郎(タイ舞踊)、シヌンヌグロホ ヘルマワン(インドネシア/ジャワ古典)、ムーンムーン シン(インド/俳優・インド舞踊)、福島梓(コンテンポラリーダンス・俳優)、ウェオダオ シリスーク(タイ/タイ舞踊)、今井尋也(能役者)、川野誠一(俳優、狂言師)
演奏: 下町兄弟(パーカッション・ラップ)、今井尋也 (小鼓・掛声・能管・篠笛・鳴物)、Taku Hosokawa(唄三線・笛・胡弓)

美術:栗林隆、ティモテアス アンガワン クスノ(インドネシア)、フィロス カーン(インド)、ARS マネジメント(インドネシア)
衣装: 浜井弘治、アティンナ リズキアナ (インドネシア)
音楽:アリエンドラ イェヌ(インドネシア)、チャンドラン ベヤトゥンマル(インド)、藤井健介、下町兄弟
映像:飯名尚人
アニメーション:青山健一
仮面:イ ワヤン タングー(インドネシア)、イ マデ スティアルカ(インドネシア)
小道具:森聖一郎、五十嵐彩乃
宣伝美術:葛西薫、安藤隆、伊比由理恵、安達祐貴

■主催:文化庁、「完全版マハーバーラタ」実行委員会、株式会社サイ
■共催:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、
              公益財団法人セゾン文化財団、なかのZERO指定管理者
■助成 :公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、Asian Cultural Council、一般社団法人東京倶楽部、独立行政法人国際交流基金(特定助成)
■協力:Nyoba Kan、NPO法人ブリッジフォージアーツアンドエデュケーション
■応援:インド大使館
■後援:外務省、中野区、在日本カンボジア王国大使館、在日インドネシア共和国大使館、在京タイ王国大使館、公益財団法人日印協会、一般社団法人中野区観光協会、中野区国際交流協会、中野工業産業協会、東京商工会議所中野支部、中野区商店街連合会
■制作:株式会社サイ

【空間演出家、小池 博史(こいけ ひろし)プロフィール】
空間演出家・作家・振付家・映像作家、「舞台芸術の学校」代表 武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授、茨城県日立市生まれ。一橋大学卒業。
1982年パフォーミングアーツグループ「パパ・タラフマラ」設立。以降全55作品の作・演出・振付を手掛ける。2012年5月解散。すぐに「小池博史ブリッジプロジェクト(HKBP)※」を立ち上げ、空間芸術と名乗りつつ、創造性を核に教育・発信・創作を三本柱とした連携プロジェクトを展開。アジア各地で21作品を創作。現在までに演劇・舞踊・美術・音楽等のジャンルを超えた空間芸術作品を10カ国で創作、40カ国で公演。
2020年初の映画監督作品「壊れた時間のバラタ」を制作。
1997〜2004年つくば舞台芸術監督、アジア舞台芸術家フォーラム委員長、国際交流基金特定寄附金審議委員(2005年~2011年)等さまざまな審議員、審査員等を歴任。 

著書:「ロンググッドバイ~パパ・タラフマラとその時代」(2011年、青幻舎刊)、「からだのこえをきく」(2013年、新潮社刊)、「新・舞台芸術論−21世紀風姿花伝」(2017年、水声社刊)。「夜と言葉と世界の果てへの旅―小池博史作品集」(2018年、水声社刊)。

※小池博史ブリッジプロジェクト(HKBP)
空間演出家・元パパ・タラフマラ主宰の小池博史が立ち上げた舞台や動画作品の企画・制作を行う団体です。アジア各国の伝統舞踊や演劇・舞踊・美術を融合させた多様な演出に定評があり、アジア各国で21作品を創作し世界12カ国で公演(パパ・タラフマラ時代を加えると10カ国で創作、40カ国で公演)の実績があります。各国の文化や芸術を融合した作風で、最近ではコロナ禍で「異」なるものに対して不寛容になりつつある社会に空間芸術を通じて寛容の重要性を示し、共生社会の必要性を今一度訴えようと試みています。

【蓑田 秀策 「完全版マハーバーラタ」実行委員会 代表 プロフィール】
みずほコーポレート銀行執行役員、世界最大のプライベート・エクイティ・ファンド運営会社KKRジャパン社代表取締会長経て、2015年一般財団法人100万人のクラシックライブを立ち上げ、代表理事に就任。空間演出家小池の理念に共鳴し、「完全版マハーバーラタ」実行委員会代表となる。

■「完全版マハーバーラタ」実行委員会 概要
当委員会は2013年より演出家の小池博史を中心にアジア各地で制作を行ってきた作品群「マハーバーラタ」を、完全版の上演を行う企画に賛同したアーティストや知識人等により、2018年11月に設立しました。「完全版マハーバーラタ」として2019年にインドネシアにて前半部を制作、2021年には日本で後半部を制作して全編公演を行うにあたり、「完全版マハーバーラタ」または同作品の制作に必要な企画及び運営に関する事業を行うことになりました。

社名   :「完全版マハーバーラタ」実行委員会  設立   :2018年11月
代表者  :蓑田秀策
本社   :東京都中野区新井1-1-5 1階
事業内容 :「完全版マハーバーラタ」企画・制作・運営
 

 

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