ワーナー ブラザース ジャパン合同会社のプレスリリース
J.R.R.トールキンによる伝説の小説を基にした『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』が世界的な大ヒットとなってから20年。革新的な3部作を生み出したスタジオが再び原点に立ち返り、新たな冒険をファンに届ける。
カリフォルニア州バーバンク、2021年6月10日 − J.R.R.トールキンによる伝説の小説シリーズを基に映画化され、数々の賞に輝いた『ロード・オブ・ザ・リング』3部作から20年。ニュー・ライン・シネマはワーナー・ブラザース・アニメーションと組み、著名なアニメーション監督神山健治を迎え、オリジナル長編アニメを制作する。アニメは中つ国を形成し、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で映像化された壮大な冒険へとつながる伝説の戦いを描く。
『The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim』(原題)では、ヘルム峡谷の要塞にまつわる知られざる物語が展開され、中つ国伝説の人物にしてローハン国の強大な王、ヘルム・ハンマーハンドの人生とその血塗られた時代が描かれる。
本作は神山健治(「Blade Runner: Black Lotus」シリーズ、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」シリーズ)を監督に迎え、独立した新作として制作される。プロデューサーはジョセフ・チョウ(「Blade Runner: Black Lotus」シリーズ)、脚本はジェフリー・アディスとウィル・マシューズ(「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」シリーズ)が務める。また、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作と『ホビット』3部作の脚本家の一人でアカデミー賞受賞者のフィリッパ・ボウエンがコンサルタントとして本作に参加する。
本作は独立した作品ではあるが、ニューラインによる『ロード・オブ・ザ・リング』の姉妹編として制作される。『ロード・オブ・ザ・リング』のストーリーやビジュアルが織り込まれ、中つ国の素晴らしさと映像美を再びファンに届けることとなる。
このほどワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・グループのチーフ・オペレーティング・オフィサーのキャロリン・ブラックウッドとニューライン・シネマのプレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのリチャード・ブレナーが共同声明を発表した:「ニューラインは、J.R.R.トールキンが創造した素晴らしい世界に深い愛着があります。ですので、ワーナー・ブラザース・アニメーションの皆様と一緒に再び中つ国の世界へ戻るチャンスを得られたのは夢のような話です。ヘルム峡谷は、映画史上最大級の戦いの舞台となったことでファンに知られていますが、これを手がけた多くのクレイティブ・スタッフと素晴らしい監督である神山健治氏の指揮のもと、新しい視点から切り取ったその歴史をお届けできることに大変興奮しています。世界中の観客が、一大叙事詩である中つ国の歴史の豊かさを新たな方法で堪能できるに違いありません。」
「この作品は、J.R.R.トールキンの語られざる世界を壮大な形で描くものです。『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』の三部作を手がけた才能豊かなスタッフに加え、今回初めてタッグを組むこととなる優れた映像作家と仕事できることを光栄に思います。さあ、はじまりです。」とワーナー・ブラザース・アニメーションのプレジデント、サム・レジスターは言う。
アニメーション制作はSola Entertainmentが手がける。現在ボイス・キャスティングが行われており、映画化に向けて急ピッチで制作が進められているところである。本作は、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズが全世界で配給する予定である。
ニュー・ライン・シネマによる『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』3部作は、史上最も成功し、高く評価された映画シリーズのうちに入る。6作品を合わせると、映画賞受賞数及びアカデミー賞ノミネート数史上最多を誇る。これには『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』のアカデミー賞11部門受賞が含まれており、単一の映画作品としてはアカデミー賞受賞数タイ記録を達している。
日本公開は未定。