尾崎世界観(クリープハイプ)推薦! 芥川賞作家・金原ひとみ初の新聞連載小説『クラウドガール』が文庫化

株式会社朝日新聞出版のプレスリリース

金原ひとみさんが初めて新聞連載に挑み、デビュー作以来の熱量で執筆された『クラウドガール』が文庫化され、2020年2月7日(金)に発売されます。推薦文はロックバンド・クリープハイプの尾崎世界観さんです。

ロックバンド・クリープハイプのヴォーカル・ギターであり、作家として半自伝的小説『祐介』の著作などがある尾崎世界観さんと、『蛇にピアス』で芥川賞を受賞して以来、濃密な世界観と疾走感のあふれる文体で、いくつもの作品を発表してきた金原ひとみさん。文芸誌上での対談をきっかけに、互いの作品世界を認め合う仲になったお二人ですが、先日も金原さんから、尾崎さんの新曲「愛す」(ブス)への作品評を送ったばかり。そして今回は、最新の文庫作品に尾崎さんが推薦文を送ってくださいました。

【推薦文】
尾崎世界観(クリープハイプ)さん推薦!
精肉売り場に並んだ肉だ。不健康な明かりに照らされた冷たい肉。なかなか消えない血の生臭さと強さ。それをどうにか誤魔化して食べる人間の滑稽さ。読んだら悲しくて腹が減ってきた。

【内容紹介】
刹那にリアルを感じる美しい妹・杏と、規律正しく行動する聡明な姉の理有。容姿も性格も対照的な二人は、小説家の母に対しても、まったく異なる感情と記憶を持っていた。姉妹にしか分かりえない濃密な共感と狂おしいほどの反感が招く衝撃のラストとは?《解説:綿矢りさ》

<金原ひとみプロフィール>
1983年生まれ。2003年『蛇にピアス』ですばる文学賞しデビュー、同作により芥川賞を受賞する。10年『TRIP TRAP』(角川書店)で織田作之助賞、12年『マザーズ』(新潮社)でドゥマゴ文学賞を受賞。主な著書に『持たざる者』(集英社)『軽薄』(新潮社)ほか。最新刊は『アタラクシア』(集英社)。

<尾崎世界観プロフィール>
1984年、東京生まれ。2001年結成のロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル、ギター。12年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。16年に刊行された初小説『祐介』(文藝春秋)は、「アメトーーク!」で読書芸人大賞の一つに選ばれるなど、大きな話題となった。著書に『苦汁100%』『苦汁200%』(ともに文藝春秋)。

『クラウドガール』
著者:金原ひとみ
発売日:2020年2月7日(金曜日)
定価:640円+税
ISBN:978-4-02-264950-8
ページ数:224P
カバー装幀:田中久子
カバー絵:山城えりか
https://www.amazon.co.jp/dp/402264950X

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。