日本コロムビア株式会社のプレスリリース
7月14日にリリースされる、作詞活動50周年を迎えた作詞家・松本隆のトリビュートアルバム「風街に連れてって!」にB’zが参加することが決定した。B’zがカバー曲を発表するのは実に16年ぶりとなる。
B’zがカバーする楽曲は、1979年にリリースされた桑名正博のロックナンバー「セクシャルバイオレットNo.1」に決定したが、B’zがこのトリビュートアルバム参加を決めた経緯には奇跡のようなめぐりあわせのストーリーがあった。本アルバムのプロデューサー亀田誠治は、松本隆の歴史を語る上で切っても切り離せない作曲家・筒美京平の楽曲であり、松本にとって初のヒットチャートナンバーワン作品でもある「セクシャルバイオレットNo.1」をどのアーティストにカバーしてもらおうか悩んでいた。そんな時に思い浮かんだアーティストがB’zだった。亀田はB’zのアルバムレコーディングにベーシストとして参加したことがあり、プライベートでも親交のある仲だ。そこで直接手紙を書きアルバムへの参加をオファーしたところ、なんと即OKの返事が届いた。実はB’zのギターの松本孝弘は、まだB’z結成前の20代前半に桑名のバックバンドに在籍し、当時「セクシャルバイオレットNo.1」を演奏していたというのだ。B’zにとってもまさかのオファーにギターの松本孝弘は「改めてまたこの様なチャンスが巡ってきたのはきっと縁ですね。兄貴もきっと天国で喜んでくれている事でしょう。」と語る。また、ボーカルの稲葉浩志は「まさか自分が「セクシャルバイオレットNo.1」という歌詞をこんなに歌いまくれる日がくるとは思いませんでした。」と驚きを隠せない。
B’zは2003年に松本孝弘の邦楽カバーアルバム『THE HIT PARADE』で、稲葉浩志をボーカルに迎え、沢田研二の「勝手にしやがれ」のカバーを収録し、2005年には「This Love」(米ロックバンド・Maroon5)のカバーを発表してきたが、今作はそれ以来16年ぶりとなるカバー曲を発表することとなった。またB’zは先月21日から880曲をサブスクリプションサービス(定額聴き放題)で解禁したが、「セクシャルバイオレットNo.1」も各サブスクで配信される予定だ。
完成したB’z版セクシャルバイオレットNo.1は、亀田誠治によるゴージャスなアレンジが施され、ギターの松本はアクセル全開でギターソロを弾き、ボーカルの稲葉はそのサウンドの上を縦横無尽にシャウトしている。オリジナルのリリースから42年後に、日本のトップアーティストによって最新のロックンロールナンバーに見事に生まれ変わった。まるでB’zの新曲かと聞き間違えるような骨太サウンドに仕上がっている。
B‘zの参加決定と同時に、アルバムのジャケット写真も公開され、いよいよその全貌が明らかになった松本隆トリビュートアルバム。世代を超えた日本を代表するアーティストたちが、レジェンド作詞家・松本隆の50周年を祝う超豪華なアルバムの発売が待たれる。
B’z コメント
<松本孝弘>
長きに渡り素晴らしい作品の数々を提供されている松本隆さんのトリビュートアルバムに参加させて頂いた事を誇りに思います。松本さんの作品が僕の音楽のルーツにある事は間違いありません。
そしてこの様な貴重な機会を与えて下さったプロデューサーの亀田さんに感謝しています。 20代前半から数年間、僕は桑名さんのバンドでギターを弾かせて頂きました。勿論この曲は何度も演奏しました。
改めてまたこの様なチャンスが巡ってきたのはきっと縁ですね。兄貴もきっと天国で喜んでくれている事でしょう。 今作は、リアルタイムで松本さんの歌詞の世界に触れられた世代のみならず、若い世代にも是非触れて頂きたいと思います。
<稲葉浩志>
個人的には松本隆さんの歌詞は「都会」「大人」のイメージがあり憧れの世界でした。 まさか自分が「セクシャルバイオレットNo.1」という歌詞をこんなに歌いまくれる日がくるとは思いませんでした。
今回は亀田さんのゴージャスなアレンジで楽しくやらせていただきました。
<B’z プロフィール>
数多くのアーティストのスタジオ・ワーク、ツアー・サポート等の活動をしていた松本孝弘が、自らの音楽を表現できるバンドを創るという構想のもと、稲葉浩志と出会い、1988年に結成。同年9月21日にシングル「だからその手を離して」とアルバム『B’z』の同時発売でデビュー。
様々な音楽性を追求したサウンドでミュージックシーンを席巻していくと同時に、“LIVE-GYM”と称したツアーを敢行。ホールからアリーナ、ドーム、スタジアムへとスケールアップし続けたその迫力のライブパフォーマンスとエンターテインメント満載のステージで多くの観客を魅了し、絶大な人気を得る。また、ロックンロール・音楽界に貢献したミュージシャンを讃える“Hollywood’s RockWalk”にアジア圏で初の殿堂入りを果たしている彼らは、デビューから30年以上にわたり、名実ともに国内ナンバーワンの実績を誇る。
松本 隆 作詞活動50周年トリビュートアルバム 「風街に連れてって!」
2021年7月14日リリース(日本コロムビア/びいだまレコーズ)
初回限定生産盤(CD+LP+特典本「100%松本隆」)COZP-1747-1748:¥11,000(税込)
通常盤(CDのみ) COCP-41453:¥3,300(税込) 全曲配信(ダウンロード&サブスク)
※初回限定生産盤CDとLP、および通常盤CDの収録内容は同一です。
【収録楽曲/アーティスト】
01.「夏色のおもいで」吉岡聖恵
(作曲:財津和夫 オリジナルアーティスト:チューリップ 1973年リリース)
02.「君は天然色」川崎鷹也
(作曲:大瀧詠一 オリジナルアーティスト:大滝詠一 1981年リリース)
03.「SWEET MEMORIES」幾田りら
(作曲:大村雅朗 オリジナルアーティスト:松田聖子 1983年リリース)
04.「SEPTEMBER」宮本浩次
(作曲:林 哲司 オリジナルアーティスト:竹内まりや 1979年リリース)
05.「Woman“Wの悲劇”より」池田エライザ
(作曲:呉田軽穂 オリジナルアーティスト:薬師丸ひろ子 1984年リリース)
06.「セクシャルバイオレットNo.1」B’z
(作曲:筒美京平 オリジナルアーティスト:桑名正博 1979年リリース)
07.「スローなブギにしてくれ(I want you)」GLIM SPANKY
(作曲:南 佳孝 オリジナルアーティスト:南 佳孝 1981年リリース)
08.「キャンディ」三浦大知
(作曲:原田真二 オリジナルアーティスト:原田真二 1977年リリース)
09.「風の谷のナウシカ」Daoko
(作曲:細野晴臣 オリジナルアーティスト:安田成美 1984年リリース)
10.「ルビーの指環」横山剣(クレイジーケンバンド)
(作曲:寺尾 聰 オリジナルアーティスト:寺尾 聰 1981年リリース)
11.「風をあつめて」 MAYU・manaka・アサヒ(Little Glee Monster)
(作曲:細野晴臣 オリジナルアーティスト:はっぴいえんど 1971年リリース)
ALL SONGS 作詞:松本 隆 プロデュース:亀田誠治
トリビュートアルバム特設サイト https://columbia.jp/matsumototakashi/
トリビュートアルバム公式ツイッター https://twitter.com/BEDAMARECORDS
オフィシャル・プロジェクト「風街ちゃんねる」 https://takashimatsumoto50.com/