『焼肉ドラゴン』監督・鄭義信、東京・浅草九劇をホームグラウンドに新劇団を結成

株式会社レプロエンタテインメントのプレスリリース

女優の真木よう子らが主演を務めた映画『焼肉ドラゴン』で初監督を務め、昨年同作で、日本映画批評家大賞 作品賞を受賞した、劇作家で演出家の鄭義信(チョン・ウィシン)が、来年3月、東京・浅草九劇をホームグラウンドとして活動する新劇団を結成することが明らかになった。

劇団名は「ヒトハダ」。「大好きな演劇を真正面から抱きしめたい」、「血が通った温もりのある芝居を届けたい」という想いから、劇団名がつけられた。

【鄭義信本人コメント】
「ヒトハダ」をつくってみました。
劇団なんて、もう無縁だと思っていた。ところが、酒場の与太話がとんとんとんと進んで、いつの間にか劇団をつくることになってしまった。自分でも驚いている。たぶん、大いなる熱意にほだされたんだと思う。僕は他人様の熱意に弱い。とても弱い。
「ヒトハダ」所属(?)の劇団員たちは、それぞれが老舗劇団やら事務所やらに、すでに所属している。それでも、「自分たちのやりたいことをやりたい!」という熱意がみなぎっている。彼らの熱意はとどまることをしらず、その熱意たるや、地球を三周半ぐらいはしていると思う。
僕は困っている。とても困っている。彼らの熱意に応えられるかどうか……だけど、彼らの熱意を追って、僕ももう少し走ってみようと思う。ぜいぜい息切れしながらも、走ってみようと思う。そこにどんな風景が見えるのか、今はわからない。彼らに追いつけるかどうかわからない。だけど、走ってみようと思う。三周半先で手招きする彼らに向かって、走っていこうと思う。僕の今の全力で、走っていこうと思う。
今はただ熱意の塊でしかすぎない僕たちに、温かい声援を送ってくださることを願っています。

劇団員の詳細は後日発表される予定。

また、東京・銀座九劇アカデミアでは今年の4月中旬から、新たな可能性のある役者との出会いを目的に、鄭義信によるワークショップも開催される。「ヒトハダ」劇団員のオーディションも含まれており、興味のある役者は是非参加してみてはいかがだろうか。詳細は「銀座九劇アカデミア」公式HPをチェック。

その他、鄭義信演出の舞台「泣くロミオと怒るジュリエット(https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/20_romeo-juliet/)」が、2月8日(土)より、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて上演中。

<公式HP>
銀座九劇アカデミア
https://asakusa-kokono.com/academia/
 

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【プロフィール】
鄭義信(チョン・ウィシン/WISHING CHONG)
1957年7月11日生まれ。姫路市出身。脚本家/演出家/映画監督。

1993年に『ザ・寺山』で第38回岸田國士戯曲賞を受賞。その一方、映画に進出して、同年、『月はどっちに出ている』の脚本で、毎日映画コンクール 脚本賞、キネマ旬報 脚本賞などを受賞。1998年には、『愛を乞うひと』でキネマ旬報 脚本賞、日本アカデミー賞 最優秀脚本賞、第一回菊島隆三賞、アジア太平洋映画祭 最優秀脚本賞など数々の賞を受賞した。『焼肉ドラゴン』では第8回朝日舞台芸術賞 グランプリ。第12回鶴屋南北戯曲賞。第16回読売演劇大賞 大賞・最優秀作品賞。第59回芸術選奨 文部科学大臣賞。韓国演劇評論家協会の選ぶ2008年、今年の演劇ベスト3。韓国演劇協会が選ぶ、今年の演劇ベスト7など数々の演劇賞を総なめにした。2018年には自ら監督を務めた、映画『焼肉ドラゴン』が公開された。近年では『パーマ屋スミレ』『赤道の下のマクベス』『すべての四月のために』と話題作を生み出している。2014年春の紫綬褒章受賞。

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