JFNCのプレスリリース
全国の学生が、自身の学校をPRするラジオCMコピーを競う「JFNラジオCMコンテスト2021~ラジオに乗せて、学校アピール~」は10回目を迎え、明治薬科大学の岩﨑良太さんが最優秀賞を、目白大学の西沢美寿紀さん、群馬大学の鈴木史哉さんがそれぞれ優秀賞を受賞し、審査員特別賞を甲南大学の石川采璃小さんが受賞しました。
岩﨑 良太さん (明治薬科大学/「三毛猫」篇40秒)
■優秀賞
西沢 美寿紀 さん (目白大学/「ふたり坂」篇40秒)
■優秀賞
鈴木 史哉 さん (国立大学法人 群馬大学/「情報の選択」篇20秒)
■審査員特別賞
石川 采璃小 さん (甲南大学/「常に備えよ」篇40秒)
特別審査員長の弘兼憲史氏は、「今回の14作品は、どの作品が上位に入っても良いレベルで、審査も白熱した。最終的に決選投票となり、最優秀賞、優秀賞の上位3作品を選出したが、いずれも僅差であった。CMコピーが面白く高評価であった甲南大学は、審査員特別賞とした。最優秀賞となった明治薬科大学のCMには、『実は、薬を作る新薬開発の成功率もおよそ3万分の1』というコピーがあり、やりがいがあまりないようなところでも頑張りたいと、最後にマイナスをプラスに持っていく点を評価した。目白大学は、大学まで通う坂を上るのが大変しんどい、言い換えれば、しんどいから行きたくないというマイナス面を逆手にとった発想が面白く、上位作品として選んだ。群馬大学は、沢山の情報量を見極める視点を磨こうと訴求した点を評価した。今回は大変難しい審査であったが、上位に入れなかった大学も良い作品揃いであったと思う」と述べました。
特別審査員の谷山雅計氏は、「年々レベルが上がってきており、最終選考に残った作品の差は僅かだったと感じる。僕自身は、目白大学の『通学路のきつい坂道』をアピールポイントにした視点を特に評価した。学びの本質ではないかもしれないが、学生生活を振り返った時に、そうした特徴が何よりの財産になるという事は充分に有り得る。そこを敢えて推す事により、他とは違う大学のキャラクター・人格付けをする試みはユニークであった。一般的に大学生にラジオCMを考えて貰うと、表面的な部分(どんな音楽でどんな語り手で・・・)といったところばかりに興味がいってしまう傾向があるが、このコンテストでは『何を伝えるか』のコアを捉えようとしている人が多く、非常に頼もしいと感じた。この傾向が続けば、来年からも益々のレベルアップが期待できると思う」と述べました。
特別審査員の箭内道彦氏は、「全体的にレベルが上がったという印象を抱いた。背伸びをしたり誰かの真似をしたりするのではなく、自分の声や言葉でラジオCMを作れるようになっていると感じた。明治薬科大学の『でも、ゼロじゃないじゃん』という言葉や、大学へ登校途中の友人二人の会話で作られた目白大学のコピーは、今を生きるリアルな『実感』から生まれた言葉である。彼女達がコロナと向き合う現在も、そこにあるように思う。若い人達の瑞々しさと頼もしさ、それがきちんと作品になっていた」と述べました。
各賞の結果は次の通りです。
【最優秀賞】 岩﨑 良太さん (明治薬科大学/「三毛猫」篇40秒)
【優秀賞】 西沢 美寿紀さん(目白大学/「ふたり坂」篇40秒)
【優秀賞】 鈴木 史哉さん (群馬大学/「情報の選択」篇20秒)
【審査員特別賞】石川 采璃小さん(甲南大学/「常にに備えよ」篇40秒)
【ブロック賞】
●北海道・東北
・「第1ブロック賞」
本間 大雅さん (北海道芸術デザイン専門学校/「文字にも相性がある」篇40秒)
佐藤 一真さん (盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校/「分かりやすく伝えよう」篇20秒)
●関東・甲信越・静岡
・「第3ブロック賞」
神谷 真理子さん 與五澤なつきさん 丹羽 野々華さん
(常葉大学短期大学部/「休み時間の学生同士の会話」篇40秒)
●中部・北陸
・「第4ブロック賞」
杉浦 真実さん(名古屋文化短期大学/「折り紙」篇40秒)
髙塚 小雪さん(名古屋外国語大学/「剣道」篇40秒)
●近畿・中国・四国
・「第5ブロック賞」
阪口 魁星さん(HAL大阪/「音の意味」篇40秒)
・「第6ブロック賞」
加藤 鈴香さん(総合学園ヒューマンアカデミー広島校/「アクセント」篇40秒)
松本 花音さん (学校法人龍馬学園 国際デザイン・ビューティカレッジ/「3時間クッキング」篇40秒)
●九州・沖縄
・「第7ブロック賞」
小西 賢太郎さん (KCS福岡情報専門学校/「シンデレラ2021」篇40秒)
トレーニング研究同好会
末吉 征憲さん 光武 秀教さん 野田 喜央さん
(医療福祉専門学校緑生館/「三人の戦士」篇40秒)