株式会社WOWOWのプレスリリース
WOWOWでは、大会前日に総勢8名の日本勢への独占インタビューを行った。
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■河本結
Q.オーストラリア2戦目、先週はちょっと残念でしたが、土日にかなり入念な練習をしていましたね?
「はい、先週でまた新しい課題が見つかったので、その課題克服のために。すぐにできることではないですが、継続してやっていければ良いかなと思ってたくさん練習しました。」
Q.特にアプローチを入念に、精度を高めたいとおっしゃっていましたが、この辺は今いかがですか?
「そうですね。アプローチもそうですし、パッティングもそうですし、やっぱり芝が違うのでそういう所で難しいところはあります。また、アメリカとオーストラリアでは芝が違うので、すごく良い経験になっていますし、対応力をつけていかなきゃいけないと、再認識しています。」
Q.すごくコースが良く仕上がっているという話ですが、印象はいかがですか?
「日本にはない感じですね。風が強くて、距離はそんなに無いですけど、なんていうか罠が仕掛けてあって。すごくマネジメントが大事になるような、でも攻めていきたいような。考えさせられるゴルフ場なので、すごく楽しいラウンドになるのかなって思います。」
Q.先週は強風の中でガマンも強いられましたがその辺はいかがですか?
「土日の風は(予選落ちしたため)パッティンググリーンの練習場でしか味わっていないですが、初日も2日目も風に対する球のイメージはできているので、あとは自分の調子、ショットの調子が良くなってくれば、風と仲良くゴルフ出来るんじゃないか、と考えています。」
Q.先週は自分を振り返ったというような話でした。
「はい。一週間しっかり振り返れましたし、こっちのコースに来てまた違う雰囲気で、気候もすごく暖かくなってゴルフしやすくなったので、あとは楽しんで、エンジョイしてゴルフができれば良いかなと思います。」
Q.今回、原英莉花選手と一緒に予選をラウンドすることになりましたが?
「日本から来た彼女の姿を見て、すごいトレーニングをしてきて、本当に良い身体に仕上がっていたので、すごく刺激を受けましたし、ずっと海外の選手とラウンドしていたので久しぶりに日本の選手とラウンドできるのが楽しみです。ゴルフのタイプというか気持ちの面でもすごく似ているというか、共通する部分があるなって感じているので、二人でいい感じに回って予選通過できれば最高かなっていう風に思います。」
Q.二人が似ているということはイケイケタイプということですか?
「そうですね。イケイケで!まぁ若いんで(笑)。若いっていうのもおかしいですけど、まぁガンガン攻めていけたら良いんじゃないかなって思います。」
Q.コースで終盤戦、特にポイントとなるホールについてはいかがですか?
「そうですね、やっぱりバック9、後半のホールは短いパー5があったり、長いパー3があったり。成功したショットにはご褒美が付いてくるのですが、やっぱりミスショットにはすごく優しくなくて。必ず難しい罠があるので、そういう気合いの必要な部分で、良いショットを打てるようにしていかなくてはいけないなって思います。やっぱりバック9が大事になってくると思いますし、上がりの3ホールはもっと大事になるんじゃないかなと思います。」
Q.今週の意気込みをお願いします。
「(この後は)当分は日本の試合に出るので、次のANAインスピレーション(4月)に気持ち良く試合に臨めるように、良い成績を残して帰れたら良いなって思いますが、楽しんで回りたいと思います!」
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■原英莉花
Q.一年ぶりのオーストラリアでの大会。現在の調子はいかがですか?
「暖かい気候にも慣れてきて、すごく良い感じではあるかなと思います。」
Q.現在のご自分のゴルフはどのような状態ですか?
「オフシーズンにクラブを変えたり色々調整して、(状態は)上向きなんですけど、初めてのクラブということで少し不安もあり、楽しみな試合だなと思っています。」
Q.このコースの印象について聞かせてください。
「距離は短いなという印象がありますが、すごく風が強くてショートホールなどはグリーンのアンジュレーションとかもあって、パーオンが本当に難しくなってくるかなと思います。なので、そこをしっかりとパーオンできるように攻めていけたらなと思います。」
Q.オーストラリアのコースの特徴としてすごく硬いフェアウェイ、グリーン周りになると思うのですが、その辺のアプローチとかはどうですか?
「ティショットは本当に転がって気持ち良いですが、グリーン周りは砲台で硬いとなると、転がしのアプローチだったり、上げるにもしっかりと球にフィットしなきゃいけないとか、すごく難しいなっていう印象はあります。」
Q.この中でポイントとなるホールは?
「ロングホールは風向きによって2オンを狙いたいと思いますが、終盤は本当に難しくなってくると思います。前半でいうと8番とか7番辺り、それと6番も長くなっていて難しいです。前半でしっかりと伸ばしていって、後半に繋げたら良いな、という感じですね。」
Q.後半の16~18番、この辺りはいかがですか?
「右側がダメで、難しいです(笑)! 本当にパーオンを出来るようにしたいのと、奥と右にだけは絶対に外したくないホールなので、そこをしっかりやって、次のロング(ホール)に繋がるパー3にしていきたいなと思います。」
Q.久しぶりの海外の試合ですが、海外の試合に出るにあたって色々と作戦というか自分の中で気持ちを引き締めてきている所とかありますか?
「日本の開幕までは、まだ1カ月ほど余裕がありましたが、それまでにしっかり調整するため、早めに身体を仕上げるトレーニングをしました。昨年よりもショット練習に力を入れたので、前回よりしっかり戦えたら良いなと思います。」
Q.昨年は本当に惜しい所で悔しい結果(昨年の同大会2日目で失速し予選落ち)
となってしまいましたが、その経験を活かせそうですか?
「昨年はちょっと焦りもあって冷静さを保てなかったので、今年はしっかりと冷静さを保ってこのコースと戦いたいと思います。」
Q.改めて、意気込みをお聞かせください。
「まずは予選を通過して、決勝ラウンド楽しく回りたいので、頑張りたいと思います! よろしくお願いします!」
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■横峯さくら
Q.3年前にこのコースで決勝ラウンドまでいきました。コースの印象はどうですか?
「まだ、(火曜日は)練習ラウンドができていないのですが、今日は風が強い印象です。3年前は予選を通って、4日間プレーできたのですが、今の状況だとちょっと時間がかかるかなというのが今の心境ではあるので、1日でも早くしっくりくるスイングができるようにしたいです。」
Q.先週は本当に風に悩ませられましたが、今日も吹いています。このコースの攻略方法は?
「ティショットをしっかりフェアウェイだったり、打てるところに打っていくというのが大事になっていくかなと思います。」
Q.今、スイングでひとつひとつ調整を重ねていますが、実際どうですか?
「実際はできたりできなかったりで、できたというパーセンテージを1パーセントでも上げる作業かなというところです。」
Q.目の前のことで取り組んでいることを何かひとつ教えてください。
「難しいですね。フェードにはこだわりたいというのもあるのですが、先週、谷原(秀人)さんにアドバイスいただいた時に、ボールの置く位置が左に置きすぎていて、身体も浮いていて、そういうところを指摘されました。私自身、10年前ぐらいのスイングを見ると、浮いてもいなければ、ボールの位置もちゃんと真ん中にあってとか、そういう基本的なところができていないので、ちょっとづつかなと思っています。」
Q.横峯選手は日本で23勝してますよね。
「そうですね。最後の優勝が6年前くらいになりますので、早く勝ちたいですし、その前のステップとしてはしっくりくるスイングというのが第1条件になってくると思うので、そこですね。」
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■野村敏京
Q.現在の調子はどうでしょう?
「オフシーズンに練習できなかった部分があったので、今はラウンド感覚を意識してプレーするつもりでやっていますが、どんどん良くなってきているという感じはしています。」
Q.ラウンド感覚というのは実際に回ることで感覚として身に着けるのですか?それとも自分の中で練習法みたいなものがあるのですか?
「風が右から来たら風に負けないように風を利用したショットなどですね。ただ、パッティングの感覚などの練習が出来なかったので、距離感を合わせるのが難しいというか……その部分ですね。」
Q.このコースの印象はいかがですか?
「前にこのコースで試合をやったときに良い成績で終わったので、その時よりコースのコンディションが良くなっていますね。フェアウェイもグリーンもきれいなので楽しみです。」
Q.野村選手にとってポイントになるホールとかありますか?
「やっぱり17番ホールですかね。パー5で。前ここで試合やったときも最終組で回っていて、ジャン・ハナ選手(韓国)がそこでイーグルを取って優勝を決めたのでやっぱり17番ホールが一番大事なホールじゃないかと思います。」
Q.今大会の意気込みをお願いします。
「ここは良い印象が残っているコースだし、TOP10(狙って)行きます。」
■上原彩子
Q.今週もオーストラリアで場所が変わりましたが、意外と風が吹いていますね?
「そうですね。昨日もプレーしたのですが、昨日より今日の方が涼しいという感じです。」
Q.先週は惜しいパッティングが沢山あって、それが予選通過できなかった原因と言っていましたが、今週はいかがですか?
「もちろん、パッティングがすごく大事になってくると思うので、そこを取り組んでいます。」
Q.具体的にパッティングはどのあたりを取り組んでいますか?
「ストロークも一応、スムーズにいくようにやってはいるのですけど、なかなか入ってくれていないので、もっと練習が必要かなと思います。」
Q.今週の目標をお願いします。
「風は毎日強いと思いますし、天気予報をみてもすごく良いので、明日もどんどん乾いてくると思うので、その辺をしっかり判断しながらプレーしたいなと思っています。」
Q.実際、先週のコースとどの辺りが違いますか?
「風は先週の方がもっと重たいですし、強い風だと思います。今週は昨日よりも今日の方がグリーンが硬く早くなっていたので、この調子でいくと、もっとスピードが上がってくる可能性がありますし、そうなるとオーストラリア独特の下が硬くて、セカンド、サードのアプローチショットも頭を使ってグリーンを攻めていかなくてはいけないと思います。」
■吉田優利
Q.1年ぶりに帰ってきたオーストラリアはいかがですか?
「そうですね、すごく縁があると思います。」
Q.オーストラリアは馴染みのある国ですが、昨年は惜しかったですね?
「そうですね、昨年は勘違いの1打に泣いた年だったので、今年は4日間プレーできれば良いなと思います。」
Q.このコースはラウンドしたことはありますか?
「はい。アマチュア時代にここで1、2回試合をしたことがあって、10ラウンドぐらいこなしています。」
Q.(コースの)印象は?
「このコースはフラットに見えるのですが、バンカーだったり、グリーン周りの傾斜だったりがすごく複雑で、目に見えないところが多いので、注意しながらライを読まないと、グリーンから出てしまうことがあるので、気をつけたいホールが多いです。」
Q.キーポイントはどのあたりになりますか?
「チャンスのパー5、耐えなくてはならないパー4などですね。メリハリがあるコースなので、守るところは守る、攻めるところは攻めるというのは大事にしたいです。」
Q.この大会に向けての意気込みをお願いします。
「私にとってプロデビュー戦なので、このオーストラリアで迎えられることは本当にうれしいですし、サポートしてくれる方たちのためにも頑張りたいと思います。」
Q.今年の目標は?
「日本のトーナメントではシード権を獲りたいです。この試合については自分の好きな試合ですし、好きなコースでできるということで、4日間プレーして、上位を狙っていけたら良いなと思います。」
Q.プロデビュー戦としての意気込みを。
「デビュー戦をUS(LPGA)ツアーで迎えられることは本当に珍しいことだと思うので、噛み締めてプレーしたいと思います。」
Q.それが繋がって、LPGAツアーに参戦するという目標はいかがですか?
「ナショナルチーム時代からアメリカツアーで戦いたいというのが目標であるので、この雰囲気を経験値として、プレーできたら良いなと思います。」
Q.今現在、LPGAツアーで目標としている選手はいますか?
「私の好きな選手は、ユ・ソヨンさんとか韓国の選手が好きなのですが、自分とあまり体格が変わらないのに、飛距離が出たり、正確性だったりといったものは本当に素晴らしいものを持っているので、そういったところは見習いたいですし、自分もそのようにならないとアメリカで戦えないというのは身にしみて感じています。」
■山口すず夏
Q.現在の調子はいかがですか?
「良いとは言えないですが、風も強いですし、しっかり狙ったところに打っていければと思っています。」
Q.先週課題としていたフェードボール、こちらに関してはいかがでしょうか?
「こっちに移動して月曜日にずっと練習していましたが、いざというときにちょっと左に行ってしまうことが多かったので、本当に必要な場面以外ではあまり使わないようにしています。」
Q.このコースの印象はいかがですか?
「すごくきれいで、フェアウェイも硬くて難しいですし、結構やりがいのあるコースだなって思います。」
Q.山口選手にとってキーポイントとなるホールはどこかありますか?
「最後の16番のパー3とかは一番やっていて難しいという印象はあります。距離もありますし、グリーンも真ん中が高くなっていて、あと左右に落ちていく形なので結構難しいかなって思います。」
Q.今大会に対する意気込みをお願いします。
「出られる試合でしっかり上位にいくことが大事だと思うので、自分のできることを精いっぱいやって上位にいきたいと思います。」
■笹生優花
Q.今ご自身のゴルフの調子はいかがですか?
「まぁまぁだと思います。ちょっと緊張はしています。」
Q.具体的に、先週は自分のゴルフができましたか?
「できたところもありましたが、できなかったところもあるので、今週は楽しんでやりたいです。」
Q.コースはラウンドしてみていかがですか?
「先週よりやっぱりグリーンは柔らかくて、でも風が強いのは変わらないのでそこは気を付けてプレーしたいと思います。」
Q.よく海外に来ると皆さんアプローチの難しさをおっしゃいますけど、その辺はどうですか?
「そうですね、やっぱりグリーン周りが硬いので、アプローチが難しくてパターを使うことになるんじゃないかなと思います。」
Q.飛距離が武器だとおっしゃっていましたが、その辺はいかがですか?
「コースが長くて400ヤードのパー4とかも結構多いので、しっかり飛距離を活かしていきたいなと思います。」
Q.ポイントになるホールは?攻略法は?
「パー3が全部難しいのでパー3がポイントになるかなと思います。」
Q.パー3の難しさは具体的にどの辺りですか?
「グリーンが小さくてグリーン周りに結構バンカーも多いです。風が出てきたら狙えるところが狭くなっていくので、そこが難しい所です。」
Q.オリンピックに向けて、現在フィリピンの選手として大会出場を目指していると思いますが、それについて何かありますか?
「オリンピックはまだ半年もあるので、出たいとは思いますが、そこにまだあまり集中していなくて。プロになったばっかりなので、日本の試合とかに向けてもまだ準備できていないというのもあるので、そこにもっと集中したいなって思っています。」
Q.フィリピンの代表選手として出ることの意味は?
「ずっとフィリピンでやってきているので、フィリピン(代表)として出ようかなと思っています。」
◆◆◆WOWOW LPGA2020放送スケジュール◆◆◆
<第4戦/オーストラリア>ISPSハンダ・オーストラリア女子オープン
第1日 2/13(木)午後2:00[WOWOWライブ]
第2日 2/14(金)午後2:00[WOWOWライブ]
第3日 2/15(土)午後0:00[WOWOWライブ]
最終日 2/16(日)午前0:00[WOWOWライブ]
★連日生中継★WOWOWメンバーズオンデマンドにて連日同時配信!
■開催コース:オーストラリア ロイヤル・アデレードGC
■出場注目選手
河本結、原英莉花、横峯さくら、上原彩子、野村敏京、吉田優利、山口すず夏、笹生優花、ネリー・コルダ、イ・ジョンウン6、ミンジ・リー、ハナ・グリーン、カリー・ウェブ、申ジエ
■出演者
解説:田中泰二郎
実況:吉本靖
WOWOWオンライン(https://www.wowow.co.jp/sports/lpga/)「LPGA女子ゴルフツアー公式サイト」、新情報は「WOWOWゴルフ 公式ツイッターアカウント」 @wowowgolfでチェック!
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