市民とプロが共に演劇を創るプロジェクト 可児市ala Collection シリーズ vol.12『紙屋悦子の青春』上演決定 カンフェティでチケット発売

ロングランプランニング株式会社のプレスリリース

ala Collection シリーズ vol.12『紙屋悦子の青春』が可児市文化創造センターala・小劇場(岐阜県可児市)にて2021年9月29日(水)~10月4日(月)、吉祥寺シアター(東京都武蔵野市)にて2021年10月20日(水)~10月28日(木)に上演されます。東京公演のチケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて9月17日(金)より発売開始予定です。

カンフェティで9月17日(金)チケット発売予定(※東京公演のみ)
https://www.confetti-web.com/

公式ホームページ
https://www.kpac.or.jp/ala/event_event/210929ala-collectionvol-12/

戦争で引き裂かれる恋と、庶民の日常を淡々と描き、 のちに映画化もされ話題となった松田正隆による 90年代の名作が再び舞台に蘇ります。

 

  • ala Collection シリーズとは? 

アーチスト・イン・レジデンスを基軸として、第一線で活躍する俳優・スタッフが可児市に滞在しながら作品を制作します。創作活動が東京に一極集中する日本演劇界に対して、地域での演劇活動に力を注ぐ公共ホールが連携を組み、創作ノウハウを共有しながら、新しい演劇の波を地方から起こしていくプロジェクトです。

【ala Collection シリーズの特徴】
プロの演劇創作に市民が携わる全国的にも珍しい創作現場-市民サポーターの役割
alaCollectionシリーズでは、アーティスト・イン・レジデンスの特色を活かし、毎回公募で集まった20名程度の市民が市民サポーターとしてプロの創作現場を様々な形で支えています。キャストやスタッフに対して、ビュッフェでのおもてなしや自宅で採れた野菜や米などの差し入れ、関連企画での広報活動など、キャストやスタッフへの徹底したホスピタリティで現場を支えています。
 

  • 作品について

【作品解説】
劇作家・松田正隆の90年代“静かな演劇”の金字塔がいよいよalaCollectionシリーズに登場します。松田氏が故郷の長崎らしき町を舞台に描いた「坂の上の家」、「海と日傘」と並ぶ「長崎三部作」の第一作目にあたり、のちに映画化もされ、その名を全国に知らしめた傑作戯曲。庶民のささやかな日常から戦争の不条理をじわりと炙り出す、本作を「人の心」に焦点を当てる演出家・藤井ごうと実力派の俳優陣によって舞台化します。戦争に翻弄されながらも真っ直ぐに生きる若者たち。愛とは、友情とは――。あの頃の彼らが現代へと綴る<つながりの物語>。私たちにとって本当に大切なものとは・・・

【あらすじ】
庶民たちの戦争史、「その時」人々は何を想い、誰と出逢ったのか。
昭和20年春の九州。東京大空襲で両親を失い、兄夫婦の家で慎ましく暮らす悦子の元に、とある縁談話が持ちかかる。相手は整備工の永与少尉で、彼を紹介したのは、悦子が密かに想いを寄せる飛行兵の明石少尉だった。ぎこちない見合いながらも、お茶やおはぎの話題を通じて、次第に心を通わせていく悦子と永与。一方の明石は特攻隊に志願し、出立を前に紙屋家を訪れる。短くも二人きりの時間を持った悦子と明石は、想いを胸に押し込めて対面するのだった――。
 

  • 作家・演出家プロフィール

作:松田正隆(劇作家・演出家)
1962年、長崎県生まれ。東京都在住。マレビトの会代表。1993年『坂の上の家』で第一回OMS戯曲賞大賞受賞、1996年『海と日傘』で岸田國士戯曲賞、1997年『月の岬』で読売演劇大賞作品賞、1998年『夏の砂の上』で読売文学賞受賞。2003年より演劇の可能性を模索する集団「マレビトの会」を結成。
主な作品に「cryptograph」(2007年)̶父への手紙」(2009年)、写真家笹岡啓子との共同作品「PARKCITY」(2009年)、「HIROSHIMA-HAPCHEON:二つの都市をめぐる展覧会」(2010年)、「アンティゴネーへの旅の記録とその上演」(2012年)、「長崎を上演する」(2015年)などがある。

演出:藤井ごう(演出家・劇作家。R-vive 主宰。)
「人の心」に焦点をあてる繊細で緻密な側面を持ちながらも、奔放さと大胆さを兼ね備えた演出には定評があり、小劇場から新劇、ミュージカルとジャンルを選ばない。また俳優養成やプロレッスン、ワークショップコーチなど、その活動は多岐に渡る。高瀬久男(文学座)に師事。桜美林大学非常勤講師。
燐光群「カムアウト2016←→1989」(坂手洋二作)・青年劇場「郡上の立百姓」(こばやしひろし作)・椿組+親八会「海ゆかば水浸く屍」(別役実作)の三作の演出で毎日芸術賞第19回千田是也賞。メメントC「ダム」で文化庁芸術祭優秀賞など受賞。

  • 公演概要

【キャスト】
平体まひろ / 紙屋悦子役
長谷川敦央 / 永与少尉役
藤原章寛 / 明石少尉役
枝元 萌 / 紙屋ふさ役
岸槌隆至 / 紙屋安忠役

<可児公演>
可児市文化創造センターala・小劇場
2021年9月29日(水)~10月4日(月)※6回公演
全席指定4,000円/18才以下2,000円(税込)

<東京公演>
吉祥寺シアター
2021年10月20日(水)~10月28日(木)※8回公演
一般5,000円/U25 2,500円(税込)

 

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。