国内最大級のピアノコンクール 史上最年少15歳のグランプリが誕生

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)のプレスリリース

ピティナ(一般社団法人全日本ピアノ指導者協会)が開催する国内最大規模のピアノコンクール「ピティナ・ピアノコンペティション」の最難関部門「特級(とっきゅう)」ファイナルが8/19(木)サントリーホールで開催され、野村友里愛(のむら・ゆりあ)さん(15)がグランプリに輝きました。15歳のグランプリ受賞は史上最年少タイの快挙となります。二次予選からファイナルまでのライブ配信動画の再生回数は、20日時点で既にのべ30万回を突破。ライブ配信視聴者の投票で順位が決まる新設の「オンライン聴衆賞」には、クラウドファンディングを通じて目標金額の190%・340万円の支援が集まり、未来のピアニストを支える応援の輪が広がった大会となりました。

  • 史上最年少タイ15歳のグランプリ誕生

 例年のべ4万5千人が参加する、夏の「ピアノの祭典」ピティナ・ピアノコンペティション。最難関のソロ部門「特級」の最終審査となるコンサート「特級ファイナル」が8月19日(木)に音楽の殿堂サントリーホール(東京)で開催され、4名の若手ピアニストが新日本フィルハーモニー交響楽団・指揮者の大井剛史氏とピアノ協奏曲で共演しました。

 今年グランプリに輝いたのは、特級85人の全コンテスタントの中で最年少となる、15歳の野村友里愛さん(角川ドワンゴ学園N高等学校1年/愛知県名古屋市出身)。まだ幼さの残る面立ちからは想像できないほど、パワフルで迫力のあるチャイコフスキーのピアノ協奏曲1番を全力で演奏し、観客を魅了しました。史上最年少タイでのグランプリ受賞にとどまらず、ライブ配信視聴者の投票で順位が決まる新設の「オンライン聴衆賞」でも圧巻の1位を獲得。ホールのみならず、画面越しの観客をも魅了する、期待の新星の誕生です。

  • ライブ配信動画再生回数30万回超・クラウドファンディング達成率190%に

 特級では2020年から、コロナ禍で観客が会場に集まりにくい状況を鑑み、二次予選からすべての審査をライブ配信。コロナ2年目となる今年も、多くの観客が画面越しに若きピアニストたちへエールを送りました。二次予選以降のライブ配信動画の再生回数は、8月20日(金)時点で既にのべ30万回を突破しています。
 新設の「オンライン聴衆賞」では、入賞者たちの活動支援金となる賞金をクラウドファンディングを通じて募集。8月1日(日)に目標金額の180万円を達成して以降も支援を募集したところ、特に16日セミファイナル以降怒涛の勢いで支援が集まり、最終的に目標金額の190%となる約340万円もの支援が集まりました。若きピアニストの一夏の挑戦が観客の応援の熱を高め、支援の輪の広がりを感じる大会となりました。
 ピティナ・ピアノコンペティションでは2年ぶりに全部門での開催が実現し、全国各地の予選を通過したピアニストの卵たちがそれぞれの部門で賞を受賞。ピティナでは、他部門に挑戦している子どもたちの憧れのステージでもある特級に応援を集めることを通じて、ピアノ学習者・指導者のサポートの充実と、豊かな芸術教育の土壌づくりを進めています。

  • ファイナリストプロフィール

 

◆グランプリ・オンライン聴衆賞:野村 友里愛(のむら・ゆりあ)

5歳よりピアノを始める。ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会において、2015年B級金賞、2016年C級ベスト賞、2018年Jr.G級ベスト賞、2019年F級金賞及び聖徳大学川並弘昭賞を受賞。これまでに服部浩美氏、本村久子氏に師事。現在は関本昌平氏に師事。今回は、史上最年少タイの15歳でのグランプリ受賞。今年創設された、ライブ配信視聴者の投票で順位が決まる「オンライン聴衆賞」の1位と共に、ダブル受賞となった。
 

​◆銀賞・聴衆賞:進藤 実優(しんどう・みゆ)

第21回浜松国際ピアノアカデミーコンクール第1位及び中村紘子賞受賞。2019年、北京青少年ショパン国際ピアノコンクール(中国)シニア部門第3位。現在、モスクワ音楽院付属中央音楽学校11年生。ヴァレリー・ピアセツキー、アリエ・ヴァルディの各氏に師事。これまでに杉浦日出夫、二宮裕子、関本昌平の各氏にも指導を受ける。7月にショパン国際ピアノコンクール予備予選を通過し、10月に本大会出場を控えている。
 

◆銅賞:今泉 響平(いまいずみ・きょうへい)

チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院及び大学院課程を修了。大学院課程には最高得点で入学。ラザール・ベルマン国際ピアノコンクール(イタリア)第1位ほか国内外のコンクールにて多数受賞。これまでに中島京子、田中やすゑ、田中正也、V.オフチニコフの各氏に師事。現在はソロ・アンサンブルほか後進の指導も行い、本大会では生徒がソロ部門C級で本選に進出。優秀な成績の生徒を輩出したピアノ指導者に贈られる「新人指導者賞」とのダブル受賞という快挙を達成した。

◆4位:五条 玲緒(ごじょう・れお)

ピティナ・ピアノコンペティションF級全国大会入選。ポッツォリーノ国際コンクールカテゴリーD、オレッジョピアノコンクール(共にイタリア)第1位。これまでにピアノを今野尚美、本田聖嗣、角野裕の各氏に師事。現在、東誠三、黒田亜樹の両氏に師事。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、現在、東京藝術大学器楽科3年在学中。特級では2回三次予選に進出歴があり、今回、3度目の挑戦でサントリーホールの舞台に立った。

 

  • 主催団体について

ピアノ学習者に、ステージとモチベーションを。
ピアノ指導者に、自己研鑽の場を。
これからピアノに出会う人に、ピアノを好きなるきっかけを。

3つの事業の軸で、ピアノコンクール以外にも様々なステージやセミナー、コンサート、生徒とピアノの先生の無料マッチングサービス、無料の音楽データベース制作などの事業を展開しています。
ピアノ教育の普及を通じて、音楽で培われる「人間力」を社会の力に還元していくことを志に活動している音楽教育団体です。
ピアノ指導者を中心とした17,000名の会員が所属。地域のピアノ指導者や楽器店が運営する全国600以上の事務局で様々な音楽イベントを展開し、地域の音楽教育・音楽文化振興を支えています。

◆代表:専務理事 福田 成康(ふくだ・せいこう)
◆本部事務局所在地:〒170-8458 東京都豊島区巣鴨1-15-1 宮田ビル3F
◆コーポレートサイト:https://corporate.piano.or.jp/
◆YouTube:https://www.youtube.com/user/ptna
◆Twitter:https://twitter.com/ptna_tokkyu※以下、メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での
 

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