奇才”柿本ケンサク”によって、革命の歌を聞いた写真たちが動き出す。 Kensaku Kakimoto Exhibition『時をかける』開催のご案内

株式会社パルコのプレスリリース

株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区、以下パルコ)は、 演出家・映像作家・撮影監督として、映画やコマー シャルフィルム、ミュージックビデオ、広告の世界で 幅広く活躍しているアーティスト「柿本ケンサク」に よる展覧会を9月17日(金)から9月26日(日)まで渋谷パ ルコB1F 「GALLERY X」にて開催します。

本展覧会は「時をかける」と題し、音楽現像によって 生まれ変わる写真の変化を独自のアルゴリズムで表現 した新作「Trance Music」をインスタレーションとし てメインに展示し、過去に発表した「Trimming」シリーズ、「TRANSLATOR」シリーズも新たな方法で展示されます。展示作品の販売に加え、今回の展覧会を記念して制作 されたZineなども販売されます。

さらに、昨年世界同時配信され、細野晴臣、半野喜弘、 大橋トリオが賛同し参加し話題となった、柿本ケンサ クによるリモート映像プロジェクト「+81FILM」の新 作『DROP BY DROP』が完成。本新作は、ハンガリーを舞台に柿本ケンサク自らが監督となり、ケンモチヒデフミが楽曲提供として参加し制作され、渋谷パルコ 8F 「ホワイトシネクイント」にて新作を含む4編が一夜限りで一挙上映されます。

  • Kensaku Kakimoto Exhibition 時をかける Collaboration with Luke Bubb, Piotr Stopniak

●会期:2021年9月17日(金)―9月26日(日)
●会場:渋谷パルコB1F 「GALLERY X」 (東京都渋谷区宇田川町15­1)
●時間:11:00―20:00 ※入場は閉場時間の30分前まで ※最終日は18:00閉場
●入場:500円税込
●楽曲提供:細野晴臣・半野喜弘・大橋トリオ・ケンモチヒデフミ
●主催:パルコ 協力:一般社団法人オンザヒル・Alt.VFX・堀内カラー
●WEB:https://art.parco.jp/galleryx/detail/?id=720
 

  • 【「+81FILM」特別上映会情報】

●日程:2021年9月25日(土) 時間:17:00〜 上映時間:約40分予定
●会場:渋谷パルコ8F「ホワイトシネクイント」
●料金:1,200円 ※チケット情報などは後日発表させていただきます。

※営業時間は変更となる場合がございます。詳細は渋谷パルコHPにてご確認ください。
※開催内容は予告なく変更される可能性があります。予めご了承ください。
※感染症対策や天災等の諸事情、混雑状況により、整理券配布・入場規制させていただく場合がございます。
 

  • 【展示作品について】

※画像はイメージです。実際の展示と異なる場合がございます。
●「Trance Music」シリーズ

音楽現像によって生まれ変わる写真たち。コロナ前に撮影した風景写真を10の性格に分類した。分類は難しいものではなく、海とか山、植物、ミクロとマクロなど、自分の性格がなるべくわかりやすく分かれるもの。分類した写真を機械学習させ、現像し浮かびあがってきた像に革命の音楽を聴かせた。 現像に使用したのは時代を、社会を変えようとしてきたアーティストたちの音楽。 革命の歌を聞いた写真たちが動き出した。今、世の中は良くも悪くも大きく変わろうとしている。時間をかけて写真という一枚の風景が変わっていく。時をかける具体を映し出し、変わりゆく写真たち。 高解像度で捉えた世界をあえて解像度を下げることで、具体を抽象へ、世界の本質を削り出す。

―柿本ケンサク―
 

  • 【展示作品について】

※画像はイメージです。実際の展示と異なる場合がございます 

●「Trimming」シリーズ

●「TRANSLATOR」シリーズ

【「+81FILM」詳細】 始まりは日本から【+81】の一本の電話――。

これまでに出会った“ご縁”を頼りに世界中のクリエイター達とリモートで制作された短編。

柿本ケンサクが、これまで写真家として世界各国 を旅した際に、新型コロナウイルスの自主隔離中に各地で知り合った映像作家に安否確認の連絡を とったことがきっかけとなりスタートし、2020 年夏に世界同時配信されその美しい映像と音楽が 話題となった “世界を繋ぐ”映像プロジェクト「+81FILM」。

チリ、モンゴル、ロンドンの3都市を舞台に柿本 ケンサクが脚本・共同監督という形ですべての作品の制作に参加し、現地監督と各地のコロナウイルス流行状況を確認し、幾度もの話し合いを重ねた後に撮影が敢行され、リモートで制作された3つの短編は、いずれも新型コロナウイルスが蔓延した世界が舞台となっており、“WITH(ウィズ)コロナ時代”の各地のリアルな生活や現状が映し出され ている。 また、各話の音楽も柿本ケンサク自ら交渉し、チリ編には細野晴臣、モンゴル編には半野喜弘、ロンドン編には大橋トリオと日本を代表する音楽家たちが参加した。 今回、「+81FILM」の新作として、柿本ケンサク自らが監督となりハンガリーを舞台に新たな ショートフィルムを撮り下ろした。音楽はケンモチヒデフミが参加。

●「+81FILM」公式サイト:http://plus81film.com/
・監督:柿本ケンサク、ガブリエル・ディアス、バット・アムグラン、ティージェー・オーグラディー・ペイトン
・音楽:細野晴臣、半野喜弘、大橋トリオ、ケンモチヒデフミ
・プロデューサー:中村友香 馬詰 正

  • <ストーリー>

●『Gravity』(チリ) 監督:ガブリエル・ディアス(Gabriel Díaz)
咳に苦しむ息子を病院へ連れていくため、猛スピードで車をとばす夫婦。その時、車は数十匹の家畜の群れに思い切り突っ込む。危機一髪でなんとか無事だった夫婦の目に飛び込んできたのは――。

●『Snowdrop Flower』(モンゴル) 監督:バット・アムグラン(Bat-Amgalan Lkhagvajav)
モンゴルの平野で幸せに暮らす一家。ある日、母がひどい咳と高熱に倒れるも、村には携帯の電波も届かず医者を呼ぶことすらできない。「スノードロップという花を食べた羊の肉を食べれば病が治る」と祖母に教えられた少年は家畜の羊を殺すことを決意するが――。

●『Silence』(ロンドン) 監督:ティージェー・オーグラディー・ペイトン(TJ O’Grady Peyton)
マスクをつけた人々が行き交う街をふらふらと歩く⻘年。ある日、⻘年は廃墟でバレエを踊る少女を見つける。彼女の踊る姿が忘れられない⻘年は、密かにバレエの練習をはじめる――。

●新作『DROP BY DROP』(ハンガリー)監督:柿本ケンサク
年の離れた姉弟のゾーイとベニ。体調を崩した弟のベニのために安全ではないかもしれないワクチンを入 手するために、仲間のレジスタンスに連絡するゾーイ。ゾーイは政府が管理する施設に侵入し、ワクチンを輸送するために車両を標的になんとかワクチンを手に入れるが、彼女はすぐに警備員に発見され、脱出ドラマが始まる。
 

  • 【プロフィール・コメント】

『柿本ケンサク / Kensaku Kakimoto』

柿本ケンサク柿本ケンサク

映像作品の多くは、言語化して表現することが不可 能だと思われる被写体の熱量、周辺に漂う空気や時 間が凝縮されている。虚像と実像の境界を現実のも ののように表し視覚化している。被写体の人生の断片と繊細な感情が揺らぎを産みだし、圧倒的な美と 力強さを感じさせる。写真作品は、対照的に演出することを放棄し、無意識に目の前にある世界の断片 を撮り続け、さらに具体を抽象化させる表現に努めている。
2005年に、⻑編映画『COLORS』を制作し、 劇場公開として活動をスタート。2012年、⻑編映画 『UGLY』『LIGHT UP NIPPON』を公開。2021年、 大河ドラマ「⻘天を衝け」メインビジュアル、タイ トルバックを演出。同年7月、ドラマ「上下関係」が 公開。映画「恋する寄生虫」11月に公開。

2016年、代官山ヒルサイドフォーラムにて写真展『TRANSLATOR』展を開催。同年11月、ART PHOTO TOKYOに参加。2017年ニューヨークでの個展「HYOMEN」を、Taka Ishii Gallery New Yorkにて開催。同年、写真集「TRANSLATOR」を発表。 2021年「TRANSFORMATION」展を開催。同年、国際美術展「水の波紋」に選出される。 映像、写真という境界を越えた活動を広げている。

2021年トライベッカ映画祭 – アート&ソウル部門、及びシャイニングスター部門選出。
2020年Global Shorts 最優秀作品賞、ロンドン国際フィルムフェスティバル優秀作品賞。 2019年SPACE SHOWER MUSIC AWARDS – VIDEO OF THE YEAR 2016年ACCグランプリ他、Cannes Lions International Festival of Creativity、One Show Design、 London International Awards 、New York Festivals、AD STARS、Spikes Asia、 ADFEST、THE Adobe WW Sales Conference Film Festivalなどで数々のAWARDを受賞。
 

  • 【コラボレーター プロフィール】

ルーク・バブルーク・バブ

『ルーク・バブ / Luke Bubb』
コンセプトデザイナー/アートディレクター/ワールド・ビルダー

南アフリカ出身のアーティスト、現在はオーストラリアのバイロン・ベイ を拠点に活動。アートと自然と新たなテクノロジーとが融合する最先端の 領域を探求しており、キャンバス上で絵画制作を行なっていない時には ワールド・ビルディング(世界観の構築)や、⻑編映画のコンセプトデザ イン、そしてVR媒体を用いた没入型体験プログラムのディレクションを手 掛ける。過去14年間の間に、業界の最先端で活躍するディレクターや科 学者、経営者とコラボレーションを行い、受賞歴のあるスタジオを設計す るなど、実験的な表現方法で作品を発表してきた。中でも、映画「プロメ テウス」(監督:リドリー・スコット)のためにFuelVFXチームと共に作

り上げた「Orrery」の星図は世界的に話題となり、Cinefex誌で特集が組まれたほど。近年では、デトロイ トモーターショーで展示された日産のInfiniti Qのプロモーション映像で、フォトリアルでリアルタイムに 環境を映し出した作品を発表している。また、海洋環境危機にフォーカスを当てたリアルタイムアート 作品「Coral & I」は、手描きイラストレーションを用いたVR体験作品で、業界随一のショーケースであり プラットフォームでもあるKaleidoscope LA’s First Lookで2017年に世界初公開された後、カンヌ国際映画 祭、ウッドストック映画祭、そして2018年のシドニー映画祭で上映された。最近では社会への再生ソリューションにテーマをあてたドキュメンタリーフィルム「2040」に関わっている。 また、クリエイティブ・エージェンシーMoving Peaksの共同設立者でもある。ここには、ユニークで多 岐にわたる専門分野のクリエイターが所属し、今日の現実を意味のある方向へシフトするプロジェクト への参入を目指す。様々なメディアムとテクノロジーの間を往き来し、AR(拡張現実)、マシーン・ ラーニング、マテリアル・サイエンス、ネイチャー・マッピングからセンソリー・インスタレーション、 バイオ・プリンティングまで、あらゆる分野を掘り下げるという意味で、本人とMoving Peaksは同じマ ントラを共有している:Make Art That Moves People (人を動かすアートを)。
 

ピョートル・ストプニアックピョートル・ストプニアック

『ピョートル・ストプニアック/Piotr Stopniak』
マルチアーティスト兼デザイナー、スタジオ・ストプニアック創設者

3Dアーティストとして広告用のハイエンドな静止画を制作しキャリアをス タート。シドニーの一流スタジオElectric Arts で⻑年様々なアワードを受 賞したプロジェクトに携わった後、トビー・パイクと共にToby And Pete Studioを設立。ほどなくしてオーストラリアのデザイン 業界に多大な影響 を与えるスタジオに急成⻑した。その後、モーショングラフィックやイン スタレーション、パフォーマンス・ヴィジュアルやインタラクティブな作 品も手がけるようになり、世界的にも認知が高まった。約8年にわたって、 Flume やFlight Facilitiesなどの国際的なアーティストや、Coca Cola、Lexus、 SonyやNike等々錚々たるグローバルブランドのプロジェクトに携ったのち、

新たなスタートを決意。これまでの様々な経験を糧に、スタジオ・ストプニアックを設立し、既存のメ ディアの枠を取り払ったアイデアにフォーカスした、フィルム、インスタレーション、プロジェクショ ンやプリント制作を手がけている。新スタジオ設立後、OnePlusのNord SmartphoneのCMを監修し、1週 間足らずで240万回再生を記録した。またヨーロッパの金融工学会社の一つ、Klarnaの「K-Rated」キャ ンペーンの監修を務め高評価を得た。また、同社は一流のアーティストがフィーチャーされるARプ ラットフォームEyeJackにて短尺アニメーションなどの3Dコンテンツを提供している。クライアントは 企業から政府や文化機関などに及ぶ。現在シドニーを拠点に活動。

※イベント内容は予告なく変更となる場合がございます。

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。