「知って、肝炎プロジェクト」事務局のプレスリリース
この度、厚生労働省 肝炎総合対策推進国民運動「知って、肝炎プロジェクト」は、特別参与 杉 良太郎氏が2月8日(土)に和歌山県紀の川市で行われた「防犯対策・健康増進講習会 ~防犯と健康を意識して、素敵な毎日を送ろう~」に登壇をし、この中で肝炎に関する啓発活動を行いました。
講演の中で杉氏は、妻であり「知って、肝炎プロジェクト」肝炎対策特別大使を務める伍代夏子氏がC型肝炎
を患ったことから、自身も肝炎の恐ろしさを感じたことや、それをきっかけに肝炎対策に関わるようになったこ
とについて話されました。「当時はインターフェロン治療が中心だったことから、発熱や呼吸困難などの副作用
が多く辛い経験をしました。」と、伍代氏の闘病生活を振り返りながら、当時C型肝炎はつらく治りにくい時代
であったことを説明。続けて杉氏は、「ですが、現在は特にC型肝炎は飲み薬だけで治療できる時代となりまし
た。昔に比べて、副作用も少なくなっています。肝炎は早く検査をして治療すれば、肝硬変や肝がんを防ぐこと
ができます。」と現在の肝炎治療について述べました。
杉氏は、当プロジェクトの活動を続ける中で「未だに「肝炎」について知らない人や検査を受けていない人
が多いと感じます。肝臓は物言わぬ臓器です。症状が出てからでは、治療が難しくなる場合があります。だから
こそ、早く検査を受けて、もし陽性であれば治療してください。」と検査の重要性について触れました。
最後には来場者へ向けて「皆さん、これは自分の命に関わることです。ですから、(健康な生活を送り続ける
ためにも)自分の命は自分で守ってほしい。」と肝炎の早期発見・早期治療の大切さを強く訴えました。
- 和歌山県紀の川市 肝炎啓発活動 概要
厚生労働省では、肝炎総合対策推進国民運動「知って、肝炎プロジェクト」を立ち上げ、杉 良太郎氏を同運動の特別参与に任命し、芸能界・スポーツ界から大使・スペシャルサポーターを任命して、肝炎対策の普及啓発を行っております。
この度、厚生労働省 肝炎総合対策推進国民運動「知って、肝炎プロジェクト」は、特別参与 杉 良太郎氏が2月8日(土)に和歌山県紀の川市で行われた「防犯対策・健康増進講習会~防犯と健康を意識して、素敵な毎日を送ろう~」に登壇し、この中で健康や肝炎啓発について講演を行いました。
■日時
2020年2月8 日(土)12:15~12:45
■開催場所
紀の川市役所 南別館4階 ホール田園
■出席者
厚生労働省 肝炎対策国民運動 特別参与 杉 良太郎氏
- 知って、肝炎プロジェクトとは
このキャンペーンは、平成23年5月16日に策定された肝炎対策基本指針を受け、平成24年度に厚生労働省の普及啓発事業として開始されました。その後、平成25年度より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎への正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくこと目的とした「肝炎総合対策推進国民運動事業」として啓発活動を致しております。
肝炎とは何か、そしてどのように感染するのか、放置するとどうなるの、そして様々な予防方法と治療法を知ってもらうことを目指します。肝炎は放置すると肝硬変・肝がんという重篤な疾患に進行する可能性があります。世界保健機関(WHO)は、2010年に世界的レベルでのウイルス性肝炎のまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消や感染予防の推進を図ることを目的として、7月28日を”World Hepatitis Day”(世界肝炎デー)と定め、肝炎に関する啓発活動等の実施を提唱しました。日本でもこれに呼応した取組として、7月28日を日本肝炎デーと定め、国及び地方公共団体、医療団体や事業主団体等の協力を経て、肝炎の病態や知識、予防、治療に関わる正しい理解が進むよう普及啓発を行うとともに、受検勧奨を推進致します。
また、厚生労働省 肝炎総合対策推進国民運動 特別参与 杉良太郎氏をはじめとする、芸能界・スポーツ界から大使・スペシャルサポーターの方々に肝炎ウイルス検査の普及啓発などを目的とした広報活動をお手伝い頂いています。